1. トップ
  2. レシピ
  3. 【50代の女子旅】生牡蠣や厳島神社だけじゃない!クラフトマンシップに感動!「新しい広島」をとことん味わい尽くす魅力発掘旅

【50代の女子旅】生牡蠣や厳島神社だけじゃない!クラフトマンシップに感動!「新しい広島」をとことん味わい尽くす魅力発掘旅

  • 2026.1.6

広島といえば、宮島・厳島神社や平和記念公園、お好み焼きに牡蠣、尾道ラーメン、もみじ饅頭と、一度は絶対に訪れたい観光スポットや絶品グルメのイメージが強いはず。でも実は「最近の広島はちょっと違う!」と聞きつけて、さっそく現地へ。地元愛やものづくりへの慈愛に満ちたクラフトマンシップをテーマに、これまでとはひと味違う新しい広島の姿を探してみました。

広島でアートを鑑賞する

広島県大竹市の海辺に浮かぶ下瀬美術館は、「アートの中でアートを観る。」美術館。建築家の坂 茂氏が設計した、世界でも類をみない個性的なアートスポットです。エントランスを入ると、大木が枝を広げているかのような、深呼吸したくなるほど美しい空間がお出迎え。ここから渡り廊下を進んで企画展示棟へと向かいます。

瀬戸内海に浮かぶ島々から着想を得た水盤の上に佇む8つの可動展示室は、広島の造船技術を活用。水の浮力によって“箱”自体を自在に動かすことができる建築作品です。世界でもっとも美しい美術館の一つにも選ばれた下瀬美術館は、広島だからこそ実現できた、人々の感性をくすぐってくれる場所。ここでのアートとの出会いはいつも以上に心に響くかもしれません。

アート鑑賞もさることながら、実は宿泊もできるという点も下瀬美術館の魅力の一つ。木立に囲まれた「森のヴィラ」と水盤に面した「水辺のヴィラ」の2つのエリアにはそれぞれ5棟の宿泊施設が点在しています。ここにはアール・ヌーヴォーを代表する工芸家で植物学者としても活動したエミール・ガレの作品に登場する草花を植えた「エミール・ガレの庭」や美しい海を一望できる「望洋テラス」などもあり、自然と芸術を同時に全身で感じることができます。お目当ての展示を楽しみながらアートな滞在を体験してみたい方はぜひ訪れてみて。
■下瀬美術館 広島県大竹市晴海2-10-50 電話:0827-94-4000 https://simose-museum.jp/

広島の新しい味を探す

広島県というと牡蠣やお好み焼きばかりに目が行きがちですが……ありました! 瀬戸内海に面した広島県は牡蠣のほかにも四季折々、豊富な海の幸と出会える海鮮県。江戸前ならぬ「瀬戸内前鮨」と銘打って、おいしい握りを提供する鮨店が実はかなり多いのだとか。なかでもおすすめは鮨ネタの熟成具合から米、酢、水まで広島県産にこだわってお料理を提供する「鮨 稲穂」。穴子のお刺身やフグの昆布締めなど、江戸前ではあまり見かけない珍しい素材とも出合えます。
■鮨 稲穂 広島県広島市中区胡町5-7 電話:082-545-5458 https://sushi-inaho.com/

鱧のしゃぶしゃぶ

宮島沖で獲れた旬の鱧をしゃぶしゃぶにした前菜は橙酢でさっぱりと。添えられたナスは軽く火入れをしているため香ばしく、半生の鱧や橙酢との相性も抜群。

おこぜの握り

大将おすすめのおこぜは一年を通して獲れる瀬戸内海のスタメン魚。塩で締め、軽くあぶったおこぜの握りはクセがなく、噛めば噛むほど旨みが広がります。

「それでもやっぱり広島の牡蠣が食べたい!」という方におすすめしたいのが、平和大通り沿いにある、築70年の木造建築をリノベーションしたビストロ「牡蠣と肉と酒 MURO」。フード、お酒のメニューともに豊富で、新鮮な生牡蠣や貴重な比婆牛など、ここでなら知る人ぞ知る広島ならではの地元食材と出合えます。
■牡蠣と肉と酒 MURO 広島県広島市中区三川町10-13 電話:080-9690-2262

絶対に外せない!広島県産の生牡蠣

広島に来たならどうしても食べたい、新鮮な生牡蠣。2025年、広島の牡蠣は不漁とも聞き及びますが、それでもやっぱり名産地! 味は絶品です。

幻の和牛、比婆牛と出合える!

日本最古の蔓牛である岩倉蔓をルーツとする希少なブランド和牛「比婆牛」。市場に出回ることが少ない幻の和牛は絶対に味わって損なし!

広島駅の西側、通称「エキニシ」は、どこか懐かしい雰囲気が漂う地元の方にも人気のエリア。ここにも広島に来たならぜひ味わっておきたい数々のグルメが待ち構えています。新旧さまざまな店が軒を連ねる横丁で見つけた古民家居酒屋「BALTAN本店」は、お料理も日本酒のメニューも豊富。ガッツリ飲みたい人もしっかり食べたい人も満足させてくれる和モダン居酒屋です。
■バルタン本店 広島県広島市南区大須賀町13-21 電話:082-258-2337

お酒の肴におすすめしたいのはこの「コウネ」。コウネとは牛の肩バラ肉のことで、他県ではブリスケ、前バラなどと呼ばれている、1頭から2kgほどしかとれない希少部位です。赤身と脂のバランスが絶妙で肉質はしっかりめ。クセになるコリコリ食感で、噛めば噛むほど旨みがあふれ出す広島県民のソウルフードです。

本格イタリアン×広島の地元食材が融合した、おしゃれでおいしい料理を楽しみたい方におすすめなのが、自然と都会が交差するエリア・西区にある「gruta」。シェフのおまかせで提供されるお料理の数々は一皿一皿どれも彩り豊かで、素材の魅力を引き出すメニューばかりです。
■gruta 広島県広島市西区古江新町6-4 電話:082-275-6330 https://www.furue-gruta.com/ ※ディナーコースは完全予約制

採れたて野菜がとにかく旨い!

素材の味や魅力を生かす調理の技はさすが。鮮度がいいからみずみずしい、素材本来の味を感じられます。

もちろん魚介使いもおまかせ

本場で修業をしたシェフの技が光るシンプルな一皿。プリッとしたアサリとからすみをトッピングした絶品パスタ。

広島の自然を堪能する

広島中心部から車でおよそ45分。瀬戸内海と西中国山地など雄大な自然に恵まれた山間の町、広島県広島市湯来町。ここでは昭和16年創業、安心・健康・おいしさのために土づくりからこだわっているという牛乳メーカー「サゴタニ牧農」の自社牧場へちょっと寄り道。サゴタニさんの牛乳はおいしいと地元でも評判。穏やかな牛たちの表情を眺めているだけで、なぜおいしいのか、その理由がわかる気がします。

サゴタニ牧農が手がける牛乳「はるとなつ あきとふゆ牛乳」は広島県産の生乳を使用。栄養たっぷりの牧草を食べて育つ乳牛たちがくれる自然の恵みは、一般的なものよりも甘みが強くサラッとしていてとにかく飲みやすい! 牛乳が苦手な人にもトライしてみてほしいお味です。サゴタニ牧場の搾りたてのミルクで作った自家製ソフトクリームやジェラートも観光客には大人気!

こちらがイチオシのソフトクリーム。味は濃厚なのにしつこくなく、やさしい甘みが口いっぱいに広がります。広島の自然を愛し、牛やここで育てる動物たちを愛し、そして毎日牛乳を味わってくれる人々をも愛す。これも素晴らしいクラフトマンシップです。
■サゴタニ牧場 広島県広島市佐伯区湯来町大字白砂1207-2 電話:0829-86-0337
https://www.sagotani.net/

次世代型コミュニティで美しい“地元愛”に出会う

原爆ドームと厳島神社という2つの世界遺産の間に位置する住宅街、広島市佐伯区皆賀地区は都市機能と自然が調和する場所。ここで発見したのが、半世紀以上にわたって営まれた園芸卸売業・真屋農園の跡地を活用した、地元の方々が共同運営する次世代型コミュニティ「ミナガルテン」。緑豊かな住宅群、カフェやシェアキッチンに農地と、さまざまなコミュニティ施設を有する、街を“一つの庭”ととらえた新しいまちづくりプロジェクト。

壁面緑化とシンボルツリーがある1Fはカフェ&ベーカリーにシェア型本屋、2Fはレンタルキッチンやパーソナルサロン、「屋根裏の猫」と命名された3Fはクリエイティブコミュニティ。別棟では民泊も行っているミナガルテン。ちょうど建物の向かい側のエリアにはメゾネット型の住宅が建ち並んでいます。「皆賀という地名にあやかり、未来に向けてみんなが喜びを分かち合える場所、また、さまざまなことに前向きに挑戦できる場所を目指している」という3代目、谷口さんの活動は広島でも注目の的。

3F「屋根裏の猫」にはセンスあふれるアンティーク家具やインテリア小物などがぎっしり!ショッピング目的でのぞいてみるもよし、ランチやコーヒーブレイクに立ち寄るもよし。もちろん、皆賀の庭での暮らしを体験してみたい方や、ユニークなアイデアのお披露目の場所として利活用したい方は、別棟の中長期滞在型のレジデンスでクリエイティブな数日を過ごしてみるのもおすすめです。
■ミナガルテン 広島県広島市佐伯区皆賀3-8-11 電話:082-922-7380 https://minagarten.jp/

広島県の自然が育む純国産のウイスキーやジンを嗜む

世界遺産、宮島の対岸にある「サクラオブルワリー」は1918年(大正7年)創業の酒造メーカー。こちらでは今、ジャパニーズウイスキーや純国産ジンの製造に注力。長い間培われてきた確かな技術と伝統を重んじつつも、新たな創造に挑戦する姿を見学することができます。

蒸留所見学では、こだわりの広島県産原料を用いた純国産ジンやシングルモルトウイスキーをつくる、美しい蒸留器を見学することができ、これまでの歴史や伝統にも触れることが可能。広島の豊かな自然の恵みによって磨かれたシングルモルトウイスキーや、広島県産のレモンや牡蠣殻、桜などの原料を使用した、イギリス伝統の製法で蒸留する純国産ジンの製造工程を見学した後はもちろん、気になるお味を試飲することができます。
■サクラオブルワリー 広島県廿日市市桜尾1-12-1 電話:0829-32-9122 https://www.sakuraobd.co.jp/

広島クラフトマンシップに触れる旅の拠点に

今回の宿泊は平和記念公園すぐそば、フットワークよく広島を見学できるライフスタイルホテル「THE KNOT HIROSHIMA」へ。ここは多文化に触れ、新しい広島の息吹を感じるホテルです。広島駅至近の中心部にあり、また、さまざまな国からの来訪者をもてなす賑わいのスポットでありながら、施設内はとても静かで居心地抜群。中でもイチオシは夜景を堪能できるルーフトップテラスと朝食のバイキング。訪れたらぜひ覗いてみてください。
■THE KNOT HIROSHIMA 広島県広島市中区大手町3-1-1 電話:0570-009-015 https://hotel-the-knot.jp/hiroshima/

さまざまなクラフトマンシップを探した今回の広島旅。印象的だったのは、出会ったすべての人が地元・広島への愛にあふれ、伝統と革新の融合を実現させていたこと。世界遺産や定番グルメだけじゃもう満足できない!そんな方はぜひ伝統と革新が交差する街・広島の新しい魅力を発掘する旅へ出かけてみてはいかがですか。

※本記事は広島県より提供を受けて取材したものです。

この記事を書いた人

エディター/ライター 久武ミキ

久武ミキ

出版社、広告会社勤務を経て独立。女性誌、専門誌などでビューティー&ウェルネス、アートを中心に、ライフスタイルにまつわる記事を多数執筆。東京と鎌倉で2拠点生活をおくる猫好き編集者。

元記事で読む
の記事をもっとみる