1. トップ
  2. 500万の新型RAV4より、狙い目は「300万円台の旧型」。クルマ好きがあえて“指名買い”する意外なワケ

500万の新型RAV4より、狙い目は「300万円台の旧型」。クルマ好きがあえて“指名買い”する意外なワケ

  • 2026.1.20

 

undefined
出典元:PIXTA(画像はイメージです)

2025年12月、ついに待望の新型RAV4が登場しました。しかし、ラインアップはHEV(ハイブリッド)とPHEV(プラグインハイブリッド/2025年度内発売予定)のみとなり、ファンに親しまれたガソリン仕様は惜しまれつつも廃止となりました。

しかし、「もうガソリン車には乗れないのか…」と諦めるのはまだ早いかもしれません。実は今、市場には「登録済未使用車」と呼ばれる、新車同然の旧型モデルが流通しているのです。

価格的な魅力はもちろん、ガソリン車ならではの走りの楽しさまで兼ね備えた「最後のRAV4」。これを手に入れるラストチャンスについて、その価値を余すことなく解説します。

新型が登場した「今」こそ旧型に目を向ける

新型RAV4の先進的なデザインや機能の進化には、多くの好意的な声が寄せられています。しかしその一方で、発表された価格やラインアップを見て、少し戸惑いを感じた方もいるのではないでしょうか。

乗り出し価格は500万円に迫り、パワートレインはHEVおよびPHEVのみ。SNS上では、価格の上昇によって気軽に使い倒せる存在ではなくなってしまったことへの戸惑いや、ガソリン車を選べなくなったことを惜しむ声など、従来からのファンによる切実な意見も散見されます。

ただ、ここで少し視点を変えてみてください。新型が登場した「今」だからこそ、実はあえて旧型に目を向けることが、賢い選択になるかもしれないのです。

今回は、惜しまれつつも生産終了となった「旧型RAV4のガソリン車」にスポットを当て、なぜ今こそ狙うべきなのか、その理由を紐解いていきます。

300万円台から狙える!「新車同然」のRAV4という現実解

まず注目したいのが、予算を抑えつつ良質な車に乗るための「現実的」な選択肢です。皆さんは、中古車店などで「登録済未使用車」という言葉を見かけたことはないでしょうか。

これは、すでにナンバー登録は済ませてあるものの、実際の運行には使われていない車両のこと。走行距離はわずか数キロから数十キロ程度で、実質的には新車と変わらないコンディションが保たれています。

新型RAV4はHEV化などに伴い、どうしても乗り出し価格が高額になりがちです。一方で、旧型のガソリンモデルの登録済未使用車(2025年式など)であれば、300万円台後半から検討できる個体も存在します。

もちろん、パワートレインなどの仕様が異なるため単純な比較はできません。しかし、支払総額を現実に即した範囲に収められる点は大きな魅力です。車両購入の費用を抑え、その分を家族での旅行やキャンプギアの充実、あるいは好みのカスタムに回すなど、ライフスタイル全体を豊かにできる賢い選択といえるのではないでしょうか。

市場在庫は減る一方。「早い者勝ち」の争奪戦

「魅力的な選択肢であることは分かったけれど、もう少し様子を見てから考えようかな」

もしそう思われたのなら、少し注意が必要かもしれません。実は、これほど「極上のコンディション」を保ったガソリン車に出会えるチャンスは、刻一刻と減り続けているのです。

最大の理由は、ガソリンモデルの新車販売がすでに終了している点にあります。市場への新たな供給はストップしているため、今ある在庫が売れてしまえば、これほど条件の良い車を手に入れることは極めて難しくなります。

在庫状況は日々変動しており、まさに一期一会。迷っている間に良質な個体から姿を消してしまう可能性が高いため、気になる1台があれば早めに動くのが得策といえるでしょう。

ダイナミックフォースエンジン×トルクベクタリングAWDの「機械的な旨味」

価格や希少性といった条件面だけでなく、クルマとしての「中身」にも、あえて今、ガソリン車を選ぶべき大きな理由があります。それは、車好きの心をくすぐる独自のメカニズムです。

ボンネットの下に収まるのは、トヨタが熟成を重ねた「2.0L直列4気筒ガソリンエンジン(M20A-FKS)」。 最高出力126kW(171PS)、最大トルク207Nm(21.1kgf・m)というスペックは、決して派手なものではありません。しかし、実用域での扱いやすさは抜群。街乗りや高速道路といったオンロードでは、自然吸気ならではの素直なレスポンスで、非常に滑らかで快適なクルージングをもたらしてくれます。

その一方で、ひとたび未舗装路へ踏み入れれば、表情は一変します。ここで真価を発揮するのが、「Adventure」や「G“Z package”」といった上級グレードに搭載された4WDシステム、「ダイナミックトルクベクタリングAWD」です。

エンジンが生み出したパワーを、このシステムが最適に配分。リアのトルクを左右で独立して制御することで、オフロードでも地面を鷲掴みにするかのような、頼もしい走破性を披露します。

普段の街乗りは快適に、週末のアウトドアではタフに。この二面性を支えるエンジンと高度なAWDシステムの組み合わせこそが、多くの男性がSUVに求めていた「本物のギア」を感じさせてくれるはずです。

これがラストチャンス。後悔しないための決断

新車に近いコンディションでありながら、価格的なメリットも大きい。その上で、純ガソリンエンジンと機械式4WDによる「操る歓び」もしっかりと堪能できる。これだけの好条件が揃った選択肢には、そうそう巡り合えるものではありません。

しかし、この扉が開いている期間は残りわずかです。市場から「最後のガソリンRAV4」が完全になくなってしまう前に、ぜひ一度、実際の在庫情報をチェックしてみてください。

「あの時、買っておいて正解だった」

ガレージの愛車を眺めながらそう思える満足度の高い未来が、きっと待っているはずです。



ライター:根岸 昌輝
自動車メーカーおよび自動車サブスク系ITベンチャーで、エンジニアリング、マーケティング、商品導入に携わった経験を持つ。
現在は自動車関連のライターとして活動し、新車、技術解説、モデル比較、業界動向分析など、業界経験に基づいた視点での解説を行っている。


【エピソード募集】日常のちょっとした体験、TRILLでシェアしませんか?【2分で完了・匿名OK】