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「成功体験をしたクマ」は人に積極的に近づく 今の体制に足りていないもの【2025年注目の話題①】

  • 2025.12.19

2025年はどんな一年でしたか?
WEBマガジン「Sitakke」では、この一年で1800本ほどの記事を配信してきました。その中で最も読まれた記事TOP20を通して、ことし北海道のどんな話題が注目を集めていたのか、振り返ります。

ランキング形式で振り返りますが、今日は第20〜18位の発表です。

第20位

「あえて冬でも地上を歩く?札幌では1日8万人が利用の地下を使わない理由を聞いてみた」(2025年12月公開)

Sitakke

1日に平均約8万人が利用する、札幌駅前通・地下歩行空間「チ・カ・ホ」。札幌駅から大通公園までをつないでいます。

利用者からは「信号機がなくて早いし、暖かいし、天候に左右されないからすばらしい」などと好評ですが、冬でもあえて外を歩く人がいます。
その理由を調査した記事が、多くの方に読まれました。

「地下を歩くと汗をかいてしまうから」「気温や風、温度を体感するのを大事にしている」といった声が聞かれました。## 第19位

「運転しながらおにぎりを食べると…交通違反?「うっかりやりがち」なルールとは」(2025年7月公開)

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イメージ。停車して撮影しています

車の運転にまつわるルールを調査した記事がよく読まれました。

例えば、「運転しながらおにぎりを食べてもいいのか?」。
交通ジャーナリストの今井亮一さんは「程度にもよるが『安全運転義務違反』というのがある」と指摘します。

本来、ハンドルは安全のために両手で運転しなければいけません。
片手で別のことをすると違反になる可能性があるということです。

Sitakke
イメージ。停車して撮影しています

ほかにも、「合流地点でのウインカーはどっち?」「サンダルでの運転は違反?」「車内でペットが動くと?」「けが、病気、服薬の注意点は?」などの気になるポイントについてご紹介しました。

第18位

「「すべてのクマ事故は防げる」はずが「圧倒的に足りていないもの」 専門家が繰り返される事故に警鐘」(2025年7月公開)

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札幌市提供 南区簾舞で防犯カメラに映ったクマ(2025年6月18日午後9時半ごろ)

札幌市内で町内会が開いたヒグマ勉強会についての記事が多くの関心を集めました。
クマの専門家・間野勉さんが住民の質問に答え、気をつけるべき時間帯や対策について紹介しました。

ほとんどのクマは、「音を出す」などで人がいることを知らせると、人を避ける行動をとります。ただ例外として「人に近づいておいしいものを食べられたなど成功体験をしたクマ」は、人に積極的に近づくようになるといいます。

Sitakke
勉強会は満席。住民は真剣に耳を傾けていた

「人を見ても逃げない」、「住宅地でごみをあさっている」など危険な兆候のあるクマがいる場合には、すぐに気づいて対処する必要があると指摘し、「すべてのクマによる事故は防げるはずなのに、今の体制には、危険な兆候に気づいてすぐに対処するための手立てが圧倒的に足りていない。キーワードは『即応できる人と体制』」と、問題提起がされました。

***

クマ対策や交通ルールなど、暮らしに身近な話題が関心を集めました。どちらも正しい知識を持つことが、暮らしや命を守ることにつながります。
年末年始にゆっくりと見直してみてはいかがでしょうか。

文:Sitakke編集部IKU

※掲載の内容は各記事掲載時の情報に基づきます。

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