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「なるべく控えてください」医師が警告。実は『頻尿』を悪化させている…意外と知られてない“危険な食習慣”とは?

  • 2026.1.27
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「最近、トイレに行く回数が増えた気がする……」 そう感じている方は、年齢や寒さのせいにする前に、毎日の「食習慣」を見直してみませんか?

実は、私たちが何気なく口にしている飲み物や食べ物が、知らず知らずのうちに頻尿を引き起こしている可能性があります。 今回は、意外と見落としがちな「頻尿を悪化させる食習慣」と「正しい対策」について、専門医の監修のもと詳しく解説します。

カフェイン・アルコールの「利尿作用」に注意

まず見直したいのが、飲み物に含まれる成分です。以下の2つは強い「利尿作用(尿を出す働き)」を持っています。

  • カフェイン(コーヒー、紅茶、緑茶、エナジードリンクなど):眠気覚ましに欠かせないカフェインですが、摂取すると尿の生成が促され、トイレの回数が増えてしまいます。「お茶なら大丈夫」と思いがちですが、緑茶やウーロン茶にもカフェインは含まれているため、飲み過ぎはなるべく避けてください。
  • アルコール:お酒も利尿作用が強く、特に夜間の飲酒は睡眠の質を下げるだけでなく、夜中に何度もトイレに起きる「夜間頻尿」の原因になりがちです。

【対策】 完全に断つ必要はありませんが、「夕方以降はカフェインレスにする」「寝る前の飲酒は控える」など、時間帯と量をコントロールしましょう。

意外な落とし穴!「塩分の摂りすぎ」

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「塩分と頻尿」の関係は意外に知られていませんが、実は密接に関係しています。 塩分を多く摂ると、体は体内の塩分濃度を薄めようとして水分を欲しがり(喉が渇く)、水分摂取量が増えます。さらに、余分な塩分と水分を排出しようとする体の働きにより、尿の量が増えてしまうのです。

  • ラーメンやスープ類の完飲
  • スナック菓子、ファストフード
  • 加工食品の多用

これらを好む方は、知らず知らずのうちに頻尿を招いているかもしれません。塩分過多は高血圧のリスクも高めるため、健康のためにも「減塩」を心がけましょう。

水分は「量」ではなく「タイミング」で調整を

頻尿を気にして「水分を全くとらない」というのは危険な間違いです。脱水症状や尿路感染症のリスクを高めてしまいます。大切なのは「飲み方」です。

頻尿対策に効く、賢い水分の摂り方

  • 日中はしっかり、夜は控えめに:朝起きてから夕方まではしっかりと水分を摂り、夕食後から就寝前にかけては量を控えめにすることで、夜間のトイレを減らせます。
  • 冷たい水より「白湯(さゆ)」:冷たい飲み物は体を冷やし、膀胱を刺激して尿意を招きやすくします。温かい白湯やノンカフェインの麦茶・ハーブティーなどを選ぶのがおすすめです。

食習慣を見直しても続く場合は受診を

頻尿の悩みは、カフェインや塩分を控え、体を温めることで改善するケースが多くあります。まずは今日から、食事の内容や水分の摂り方を少しだけ意識してみましょう。

ただし、食習慣を見直しても症状が改善しない場合や、喉の渇きが異常に強い場合は、以下のような病気が隠れている可能性もあります。

  • 糖尿病
  • 膀胱炎
  • 前立腺疾患(肥大症やがん)
  • 尿崩症 など

自己判断せず、気になる症状がある場合は早めに泌尿器科や内科を受診してください。


監修者:澤口達也 / 豊洲内科・糖尿病 / 形成・美容外科クリニック

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医師、医学博士、糖尿病専門医。豊洲内科・糖尿病 / 形成・美容外科クリニック院長。
糖尿病専門医として、日々、糖尿病や肥満症、高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病の患者さんの診療に従事し、食事指導や運動指導で数多くの方の減量を成功させている。自身でも様々な食事療法やトレーニングを実践しており、過去にはアスリートフードマイスターや加圧トレーニングインストラクターの資格を取得。また現在、健康スポーツ医、格闘技イベントでのリングドクターとしても活動している。