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6年前、元天才子役・芦田愛菜が見せた“人生観” 日本中が驚いた“伝説の一言”を振り返る【あの日の名言を振り返る】

  • 2026.3.26
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芦田愛菜 (C)SANKEI

2020年9月3日、映画『星の子』の完成報告イベントにて、主演・芦田愛菜の言葉。

人は「裏切られた」とか、「期待していたのに」とか言うけれど、別にそれは「その人が裏切った」とかいうわけではなくて、「その人の見えなかった部分が見えただけ出典:2020年9月3日 映画『星の子』完成報告イベント 芦田愛菜のコメントより

当時16歳だった彼女の発言は、さまざまな人から驚きのコメントがあり「この年でこのセリフは達観している」「すごく頭がいいセリフ」等といった称賛が与えられた。

子役として社会現象にもなったドラマ『Mother』(日本テレビ)や『マルモのおきて』(フジテレビ)で注目を浴び、その後も学業と仕事を両立しながらキャリアを積み重ねてきた。

華やかな世界の裏で、多くの期待と評価にさらされてきた彼女だからこそ、「期待」と「裏切り」の構造がでたのかもしれない。

“裏切り”はあなたが作った一面でしかない

芦田は、“裏切り”を絶対的な事実ではなく、一側面でしかないと捉えている。

相手がこちらの期待を裏切ったとき、多くの人はこう考えるだろう。

「期待していたのに、自分の考えた通りに動かなかった」
「信じていたのに、約束を破られた」

しかし、芦田は裏切られたのではなく、相手の一面が見えただけだとしている。つまり「自分が知らなかった側面が見えただけ」というのは「自分の知らない相手の部分が、理解・更新された」と捉えているのである。

相手を責める気持ちを抑える「哲学的思考」

裏切られるとどうしても人間は感情的になるもので、相手を責める気持ちが湧いてくるだろう。たしかに、人間関係のトラブルというのは、お互いの思い通りにいかなかったことで発生する。

しかし、そのトラブルというものを冷静に見てみると、お互いに自分たちのことを知らなかったからこそ、起こりうるものだとわかる。だから、知らなかったことを知れたからこそ、お互いに「新しい理解が得られた」ため、新しく関係性を作るきっかけにもなる。

これは、非常に大人びた理性的な判断だと言える。現在、芦田は慶應義塾大学法学部政治学科で学びつつ、バラエティ番組『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』(テレビ朝日)等に出演している。

今もなお様々な視点から学び続けている姿勢は、この名言のように、「違った側面」を見つけて新しい発見をするために生かされているのだろう。

裏切りではなく、視点の違い

相手がこちらが期待していることと違ったことをすると、まるで相手が悪いことをしたかのように思ってしまいがちだ。

しかし、視点を変えればそれはあなたが相手のことを分かっていなかっただけなのかもしれない。異なる視線を持つことができたとき、 私たちは少しだけ大人になったと言えるのではないだろうか。


※記事は執筆時点の情報です