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東京23区在住・女性「もうダメでした」あえて息子を“公立中”へ……私立よりも質が低い?教育専門家が語る"実態"

  • 2026.5.29

今や5人に1人が挑戦しているといわれる中学受験。首都圏模試センターによると、この春の私立・国立中学校の受験率は推定で18.06%と、過去40年間で3番目の高さなのだそう。

こんな中、SNSで目立っているのが「あえて多様性がある公立に行かせるのもあり」「上流階級でも、子どもをあえて公立に入れる親がいるらしい」という”あえて公立”派の保護者の存在です。

この状況を受け、平日よる9時~ABEMAで生放送をしている「#アベプラ」では、「あえて公立を選ぶ」という選択について議論。MCを務める人気YouTuberグループ『午前0時のプリンセス(ぜろぷり)』の大内アイミさん&聖秋流さんと共に内容を深堀りしていきます。

「向いてないと判断した」息子をあえて公立中へ進ませた母の決断

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(C)AbemaTV,Inc

番組にゲストとして登場したのは、東京23区に住みながら、息子さんをあえて公立中学に通わせることを選んだハチ子さんです。なぜ「あえて」公立を選んだのでしょうか?

ハチ子さんはまず、「あえてと言いますか、子どもが向いてるか向いてないかで、(我が子には)『向いてない』と判断したっていうのが一番大きい」と切り出します。

中学受験をするか否かを決めるのは、だいたい小学校3~4年生頃。成長のスピードが子どもにとってまちまちであることも影響し、勉強への向き合い方に幼さが残る子にとっては難しい…と感じたそうです。

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(C)AbemaTV,Inc

たとえば宿題の丸付けひとつとっても、間違いを指摘されて「そうなんだ」とすぐ向き合える子もいれば、「間違ってない!」と癇癪を起こしてしまう子もいます。ハチ子さんの息子さんは後者だったのだとか。

「それが間違ってるんだって納得させるのが、まずそこから仕事が始まるみたいな」状況だったと、当時を振り返ります。

確かに、中学受験の勉強をする中で、「間違えない」「壁にぶつからない」ということはほとんどあり得ません。その度に癇癪を起こしてしまっては、子ども自身も教える側も疲れ切ってしまいます。受験勉強に向かう前の段階だった、というわけですね。

そんな息子さんが小学校4年生のとき、自分で夢中になれるものを見つけます。それが生き物の観察でした。

周りはみんな塾に入る入らないの話で持ちきりの時期。それでもハチ子さんは、息子さんを受験ではなく、好きな生物の観察調査の方へ進ませることを選びました。

一応、塾も1ヶ月だけ通わせてみたそうです。しかし結果は「もうダメでした」。学校の宿題に塾の宿題が重なり、「宿題宿題になって、うわーって感じだった」とのこと。これは向いていない…と判断し、1ヶ月でやめさせたといいます。無理に押し込まなかったということですね。

一方で、中学受験経験があり「塾推し」だった旦那さんは、当初、息子さんの成績低下を心配したそうです。周囲の友だちが塾に通い始めると、塾に行っていない子どもの成績はどうしても落ちてしまいやすいからです。

好きなことをさせたいハチ子さんと、「塾に通わせれば成績は上がるのに…」という思いがなかなか払拭できなかった旦那さんの間で、度々意見が食い違うこともあったのだとか。これは、中学受験を検討する家庭では”あるある”な光景かもしれませんね。

「公立の先生の質が低いは誤解」専門家が語る、知って安心する話

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(C)AbemaTV,Inc

ここで気になるのが、「あえて公立」と聞いて頭をよぎる不安。やっぱり私立の方が教育の質は高いんじゃないの?という疑問です。

これに答えてくれたのが、公立私立どちらの小学校でも教師を経験し、現在は日本未来教育研究機構の代表を務める熱海康太さんです。

熱海さんは「日本の教育って、すごくレベルが高いなっていうふうに思ってます」ときっぱり。北海道から沖縄まで均一の教育レベルを保てている国は本当に少ない、と語ります。つまり、日本の公教育は世界的に見ても高い水準にあるというわけですね。

逆に「私立もいろんな私立がある」とのこと。すべての私立校の指導力が公立校に比べて勝っているというわけでもないようです。「私立の方が上っていう議論じゃなくて、フラットに考えていった方がいいんじゃないかなっていうふうには思ってます」と語っていました。

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(C)AbemaTV,Inc

また、熱海さんは公立校の魅力として「多様性」を挙げました。

公立はいろんなバックグラウンドを持つ子が地域から集まるため、「社会の縮図」のような部分は間違いなくあるとのこと。より一般社会に近い自然な環境で育ち、学べるということの意義は大きいと語っていました。

私立にも、私立の良さがある

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(C)AbemaTV,Inc

もちろん、これは私立を否定する話ではありません。

タレントでエンジニアの池澤あやかさんは私立の中高一貫の女子校出身。「1番私立に行ってて良かったなって思ったのが」と挙げたのが、「カリキュラムの自由度の高さ」でした。学校が勉強の進め方を独自に決められるため、生徒のレベルに合わせてフレキシブルな対応をしてもらえることが魅力だと感じていたとのこと。

池澤さんの学校では、高校2年生までに受験で習う教科をすべて終え、残りの1年は復習にあてていたそうです。

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さらに、文部科学省の調査でも、トラブルの件数は私立校の方が少なめという結果が出ています。人間関係のトラブルに巻き込まれにくいという環境を魅力に感じて私立校を選ぶ親御さんも少なくなさそうですね。

「公立VS私立」ではない!子どもの個性を理解して進路選びをする大切さ

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最後に、ハチ子さんは「公立VS私立みたいになってますけれども、私、別に私立は否定しているわけではなく、子どもによって向き不向きっていうのは受験も学校もあるんですよね」と締めくくりました。

そして、その子にとって一番大切なものは何なのか。それを親が考えて選ぶことが大切なのだと語ります。「親御さんのエゴとか、親御さんがリベンジしたいとか、そういったものを何か言い訳にして選ぶ」ことはしないでほしい…そう話すハチ子さんの言葉は、すべての保護者の胸に響くものではないでしょうか?

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(C)AbemaTV,Inc

番組では、教育評論家やタレントなど多彩な出演者を交え、「学区による差」や「中学受験を選ぶ親世代の本音」、「これからの学校選びの形」などについても議論が続きます。


『#アベプラ【平日よる9時〜生放送】』
私立中受ブームに乗らない!選択的な公立進学!多様性を育む?

[配信日時]2026年4月27日(月)
[出演者]MC : ぜろぷり(大内&聖秋流)、ハチ子(息子は私立受験させず選択的に公立中へ)、熱海康太(日本未来教育研究機構 代表)、池澤あやか(タレント/エンジニア)、宇佐美典也(エネルギー事情にも詳しい餃子店オーナー/元経産官僚)、柴田阿弥(フリーアナウンサー)、ハヤカワ五味(生成AI系会社員)、司会進行 : 仁科健吾(テレビ朝日アナウンサー)、ナレーター : 田所あずさ[番組URL]https://abema.tv/video/episode/89-66_s99_p7181


※記事内の情報は執筆時点の情報です

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