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30代男性「10万円でバックを運んでほしいと」“闇バイト”に巻き込まれ…騙された【恐ろしい手口】とは「まさか自分が」

  • 2026.5.29

栃木県上三川町の住宅で、69歳の女性が殺害された強盗殺人事件。実行役として逮捕されたのは、16歳の高校生4人でした。いわゆる「闇バイト」に応募した1人が、友人たちを誘って犯行に及んだと見られています。

事件に対し、SNSでは「後悔するなら、最初から誘いを断れよ」「同級生の誘いなら大丈夫だと思ったのか」など、少年たちに厳しい声が寄せられているようです。

この状況を受け、平日よる9時~ABEMAで生放送をしている「#アベプラ」では、「なぜ少年は闇バイトの誘いを断れないのか」について議論。MCを務めるアレン様と共に内容を深堀りしていきます。

「まさか自分が」報酬10万円のはずが…当事者が明かす闇バイトのリアル

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(C)AbemaTV,Inc

「闇バイト」とは、SNSなどで「高収入」「簡単」とうたって人を集め、強盗や薬物の運搬といった犯罪に加担させるもの。今回の事件で警察が注目しているのも、こうした手口で実行犯を集める「トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)」です。

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では、人はどんなふうに闇バイトに巻き込まれていくのでしょうか。スタジオには、実際に巻き込まれた経験を持つティムさんが登場しました。

2年前、ティムさんは友人の紹介で「報酬10万円、渡航費も出す」という話を持ちかけられ、「バックを運んでほしい」とタイからイギリスへブランド品を運ぶ依頼を受けたといいます。当時は離婚や事業の失敗による借金で、精神的に追い詰められていました。さらに海外旅行が好きだったこともあり、判断が鈍ってしまったと振り返ります。ティムさんは、当時の心境をこのように語っています。

「まさか自分がそれに巻き込まれるはずがないとか、その周りの友人もいるんで大丈夫だっていうところも、正直、すごい浅はかな考えでありました」

「闇バイト」のこともよくわからず、自分がまさか危険なことに巻き込まれるわけがない…と思って依頼を引き受けてしまったわけですね。

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(C)AbemaTV,Inc

しかし、ティムさんが運ぶよう依頼された荷物の中身はブランドバッグではなく大麻。その結果、ティムさんはロンドンで逮捕されてしまいます。

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ティムさんの話やトクリュウ型事件の報道を聞いていると、「『これは重大な犯罪だ!』と気づいた時点で、逃げればよかったのでは?」と思いませんか?栃木の事件も、高校生が4人もいたわけです。誰か一人くらい「やめよう」と言い出せそうなものですよね。

MCのアレン様も、「まともな神経してる人はいないの?」「誰か一人でも『え、今から人を殺しに行くんだよ』っていうストッパーがいるはずでしょ?」と、まさに同じ思いを率直にぶつけます。

ところが、専門家によれば、そこには簡単には抜け出せない仕組みがあるのだそうです。

「割のいいバイト」だったはずなのに…気づいた時にはもう逃げられない

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(C)AbemaTV,Inc

闇バイトに詳しい弁護士の二宮英人さんによれば、最初から「◯円の報酬で人を襲ってください」と誘う手口は、ほとんどないのだそうです。「最初は『割のいいバイトがあります』っていうところから入って、徐々に、『実は最終的にこういうことをやります』ってなる」と、実態を語ってくれました。

つまり、「闇バイト」の入り口のハードルはとても低い。「楽して稼げそう」という軽い気持ちで、つい足を踏み入れてしまうわけですね。

そして、おかしいなと気づいた頃には、もう逃げられない状態になっているのだといいます。

なぜなら、その時点ですでに自分の身分証や個人情報を相手に渡してしまっているから。アルバイトに応募するつもりで振込先や身分証を提出する、あの感覚に近いのかもしれません。気づけば、それを弱みとして握られているわけですね。

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逃げ場をふさがれたうえで、もし重い犯罪に加担することを迫られたら?二宮さんは、実行役の少年たちが断れない心理をこう説明します。

「天秤にかけるわけですね。人を殺すようなことになるっていうことと、自分が殺される、もしくは自分の家族が殺されるっていうことを考えた時に、どっち取りますかってなったら、やっぱり自分が助かりたいのが勝っちゃって、事件を起こしてしまう」

つまり、絶対に手を出してはいけない犯罪だとわかっていても、「自分が殺されたらどうしよう」「家族が傷つくかも」という恐怖で頭がいっぱいになってしまうのです。被害者のことを考える余裕など、もう残っていないというわけですね。

外から見ていると「誰か一人くらい止めればいいのに」と思ってしまいますが、追い詰められた少年たちの見ている景色は、まったく違うようです。逃げ道をふさがれた状態で「自分が助かるか、相手か」を迫られたら…と想像すると、ぞっとしてしまいますね。

手口はSNSから"友達経由"に変わっていた

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(C)AbemaTV,Inc

ここで、もう一つ気をつけたいことがあります。闇バイトの誘い方が、変化してきているのです。

これまでは、SNSで知らない人から声をかけられ、現場で初めて顔を合わせる、というケースが多く語られてきました。ところが最近は、友人や知り合いを通じて誘われるパターンが増えているのだそうです。

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政治家の伊佐進一さんによれば、その比率は年代で大きく違うといいます。

「20代はまだSNSでトクリュウに組み込まれて…っていうのが4割ぐらいって聞いてますけど、10代に入ると、26%とか27%、つまり、SNSの比率が落ちていくんですよね。友人同士の比率がどんどん上がっていくと聞いています」

なんと、こうした犯罪に関わる10代の子どもたちの多くが、友人に誘われてこの世界に足を踏み入れてしまっていたのです!若い世代ほど、SNSよりも友人からの誘いで犯罪に巻き込まれている…これは「うちの子は大丈夫かな」と、思わず心配になる数字ですよね。

考えてみれば、知らない人からの誘いなら無視できても、仲のいい友達からだと「断ったら気まずいかな」とためらってしまう…そんな心理も働くのかもしれません。大麻の密輸に関わり逮捕されたティムさんも「友達だから大丈夫」と思ってしまったと話していました。

だからこそ、周りの大人が「こういう誘いは危ないんだよ」と、ふだんから伝えておくことが大切なのかもしれませんね。

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(C)AbemaTV,Inc

番組では夏野剛さんや川松真一朗さんを交えて、「追い込まれた少年からどうSOSを受け取るか」「被害者だけでなく"加害者"を減らすためにどうすべきか」などについても議論が続きます。


『#アベプラ【平日よる9時〜生放送】』
闇バイトをしてしまう背景は?なぜ低年齢化?アレン様の怒りは

[配信日時]2026年5月20日(水)
[出演者]MC : アレン様、ティム(闇バイトで大麻を運搬し逮捕 海外の刑務所に収容される SNSで啓発活動を行う)、二宮英人(渋谷青山刑事法律事務所の弁護士)、伊佐進一(中道改革連合 衆院議員(公明党出身))、川松真一朗(自民党 衆院議員 元テレビ朝日アナ)、夏野剛(近畿大学 情報学研究所 所長 iモードの父)、司会進行 : 平石直之(テレビ朝日アナウンサー)、ナレーター : 篠田みなみ
[番組URL]https://abema.tv/video/episode/89-66_s99_p7220


※記事内の情報は執筆時点の情報です

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