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しょうが焼きを食べた息子が、なぜか涙!「実は、、、」倹約家の嫁との『思わぬすれ違い』が起きていた

  • 2025.12.16

倹約は美徳と捉えられることもありますが、やり過ぎると疲弊してしまうことも。
知人は、ある日発覚した嫁の節約方法に驚いてしまったそうです。知人から聞いたエピソードを紹介します。

画像: しょうが焼きを食べた息子が、なぜか涙!「実は、、、」倹約家の嫁との『思わぬすれ違い』が起きていて?

次男の嫁

私には、成人した息子が3人います。
その中でも次男は早くに結婚。孫も生まれました。

次男の嫁はしっかりした性格で、独身時代から給料の何割かを必ず貯金に回していたそう。妊娠に合わせて正社員は退職しましたが、息子の給料からも貯金を続けているようでした。

多くはない息子の給料でしたので、子どもを抱えながら貯金に回すのは大変だと思います。
それでも嫁は、「少ないですが、毎月投資にも回しています。資産形成は若いうちからって言うし!」と、なんと投資も行っている様子。

「子どもが大きくなったらまた正社員で働いて、もっと貯金を増やしたい」そう語る嫁に、私は心底感心していました。

息子の本音

ある日の夕方。我が家に息子が一人でやって来ました。
「肉が食いたい。豚肉か牛肉」と言う息子に、「お腹空いてるの? 帰って食べればいいじゃない」と答えた私。ですが息子は、「いや、母さんが作ってくれよ」と言い張ります。

冷蔵庫に豚肉があったので、しょうが焼きを作って出しました。
勢いよく食べ始めた息子の姿に、私は「よほどお腹が空いていたのかしら」と思ったのですが、驚いたことにすすり泣きを始めた息子。

「一体どうしたの?」と尋ねると、息子は「豚肉を久しぶりに食べたから、うまさに感動した」と言いました。
「妻が節約を頑張っていてね。家だと、食卓に鶏むね肉か豆腐しか出てこないし、小遣いもゼロにされたし……俺の少ない給料でやりくりしてくれているんだから感謝しなきゃいけないんだけど、でも、たまには豚肉や牛肉が食べたくなった」と語った息子は、何回もおかわりをした後、自分の家へと帰っていきました。

ほどほどに

たしかに、息子の給料から貯金や投資に回すには切り詰める必要はあると思います。
息子も「俺の給料が少ないからさ。ふがいないよなぁ」と自覚していました。

ただ私は、節約するにしても、家族がゆとりを持った心で過ごせる程度がいいのでは、とも思います。

その後も息子は、たびたび我が家にやって来ては豚肉や牛肉を食べて行く日々を送っています。
二人にとっての「ほどほどの節約」の落としどころを見つけられたらいいのですが。そのためには、資産形成の目標を達成するための具体的なプランと、日々の生活の幸福度とのバランスについて、じっくり話し合う必要がありそうですね。

【体験者:60代・女性主婦、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Junko.A
子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。

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