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新・火曜ドラマ、早くも“最有力候補”登場か「意外と考察要素ある」「まーくんは誰?」“未来の夫”の正体が急浮上

  • 2026.1.24

TBS系 火曜ドラマ『未来のムスコ』は、売れないアラサー劇団員・汐川未来(志田未来)のもとに、突然“未来のムスコ”を名乗る颯太(天野優)が登場する場面から始まる。未来の夫にあたる存在「まーくん」は誰なのか、それが物語を通底する最大の謎だ。第2話では、中学時代の同級生・松岡優太(小瀧望)が急浮上し、視聴者の考察熱も「まーくんは誰?」「意外と考察要素ある」と一気に加速した。まーくんの正体を追うことは、未来がどんな人生を選ぶのかを見つめ直すことでもある。

以下本文には放送内容が含まれます。

まーくんは誰? 物語が仕掛ける“未来の夫”という謎

まーくんは一体誰なのか。『未来のムスコ』というタイトルが示す通り、このドラマは、最初からひとつの問いを抱えて進んでいる。未来の前に現れた5歳の少年・颯太が語る“未来の夫・まーくん”の存在。その名前はわかっているようで、決定的な輪郭を持たない。視聴者は未来と同じ立場で、この不確かな言葉を信じるべきかどうか、常に試されている。

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火曜ドラマ『未来のムスコ』第2話より(C)TBSスパークル/TBS

颯太が語る“まーくん”は、血縁関係を示す父親であると同時に、未来がこれから選ぶ人生そのものを象徴している存在とも言える。恋人がいない歴10年の未来のもとに、いきなりその“結果”としての息子がやってくる構造は、人生における順序を大胆に逆転させている。これによってまず突きつけられるのは、未来が選んだ先ではなく、“選ばなかった可能性”なのだ。

松岡優太が最有力候補である理由

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火曜ドラマ『未来のムスコ』第2話より(C)TBSスパークル/TBS

第2話で、早くも“まーくん”探しの流れを大きく変えたのが、松岡優太である。

颯太を預かってくれる保育園探しと劇団の稽古、日々のアルバイトに追われ、八方塞がりに陥った未来。彼女の前に現れたかつての同級生が、松岡だった。しかも彼は、颯太が未来の世界で通っていたという『よしずみ保育園』の保育士でもあったのだ。

物語的にあまりにも出来すぎた再会だが、それゆえに“仕組まれた必然”としての説得力がある。

松岡の振る舞いは終始、押しつけがましくない。未来が困っているときにだけ、自然と手を差し伸べる。その距離感は、恋愛対象というよりも、人生の隣に自然と立てる存在として描かれている。

颯太が行方不明になったときも、誰よりも早く動き、彼を見つけ出したのが松岡だった。いたずらに父性を誇示するわけではないが、子どもと関わる姿に違和感がない。その佇まいが、未来の夫であり、颯太の父親という役割を違和感なく想像させる。

さらに決定打となったのが、2話ラストで明かされた“まー先生”という呼ばれ方。松岡の「ま」を取ってそう呼ばれているという説明は、視聴者にとってもわかりやすいヒントだったろう。名前、職業、行動、過去の関係性。ここまで条件が揃う人物は、現時点では松岡しかいない。制作側があえてこの段階で強めのサインを出してきたのは、彼を最有力候補として意識させるためだろう。

未来を問われている主人公

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火曜ドラマ『未来のムスコ』第2話より(C)TBSスパークル/TBS

しかし、劇団座長で演出家の吉沢将生(塩野瑛久)や、後輩で脚本家・矢野真(兵頭功海)といった他の“まーくん候補”が、物語から完全に排除されたわけではない。名前が違うため可能性は低いものの、未来たちの暮らすアパートの隣人で理系大学生・芥川圭(萩原護)も存在感がある。また、“まーくん”が男性とも限らない。未来の元バイト仲間で10年来の親友である今井沙織(西野七瀬)が、将来のパートナーとなる道もゼロではない。

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火曜ドラマ『未来のムスコ』第2話より(C)TBSスパークル/TBS

タイムスリップという設定そのものが、未来に通じる道は一本限りではない、そんな可能性を内包している。颯太が来た理由が、未来と“まーくん”を結びつけるためだけではないとしたら? 未来自身に、人生を選び直すための時間が与えられているとも考えられる。

つまり、この物語において“まーくんは誰か”という問いは、“未来はどんな人生を選ぶのか”という問いへと変換されていく、ということだ。誰と結ばれるかではなく、誰と生きることを選ぶのか。あるいは、誰とも選ばないという選択肢さえ含めて、未来は問われているのだ。

第2話時点では、松岡優太が最有力候補であることは間違いない。しかし『未来のムスコ』は、その答えを急がない。颯太が未来からやってきた本当の理由が明らかになるとき、“まーくん”の正体もまた、自然と輪郭を持つはずだ。それは“誰かの名前”ではなく、未来が自分の人生を引き受けた先に現れるものなのかもしれない。


TBS系 火曜ドラマ『未来のムスコ』毎週よる10時

ライター:北村有(Kitamura Yuu)
主にドラマや映画のレビュー、役者や監督インタビュー、書評コラムなどを担当するライター。可処分時間はドラマや映画鑑賞、読書に割いている。X:@yuu_uu_