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朝ドラヒロインが文集で書いていた“好きな芸能人”「共演したのスゴイ」「運命だよ」小学生の頃の“夢が叶った”瞬間

  • 2026.3.18
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『ばけばけ』第23週(C)NHK

朝ドラ『ばけばけ』でヒロイン・トキを演じた髙石あかりが、3月13日放送の『あさイチ』プレミアムトークに出演。約3000人のオーディションを勝ち抜き、夢だった朝ドラヒロインの座を掴んだ瞬間、そして10ヶ月の撮影を終えたクランクアップの涙。髙石が語ったのは、“夢のままで終われた現場”だったという率直な思いだった。小学生の頃から憧れていた舞台に立ち、彼女は何を感じ、何を得たのか。

※以下本文には放送内容が含まれます。

夢だった朝ドラヒロイン

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『ばけばけ』第23週(C)NHK

髙石が出演した『あさイチ』プレミアムトークでは、10ヶ月にわたる撮影期間を振り返りながら、彼女が朝ドラヒロインとして過ごした日々を振り返った。

『ばけばけ』がクランクアップを迎えたのは2月7日。髙石は挨拶の場で涙を流しながら、“朝ドラヒロインになることが小さい頃からの夢だった”と語る。その言葉には、ようやく辿り着いた場所への深い感慨がにじんでいた。

彼女は怒涛の撮影期間について、“人生で一番早い一年だった”と語る。撮影が始まる前は、朝ドラの現場は大変だよと周囲からも聞かされていたことから、きっと人格が変わるほど大変な日々になるのだろうと覚悟していた。

しかし実際に終えてみると、浮かんできたのはシンプルな「楽しかった」という感情だったという。

髙石が語った言葉のなかでも印象的だったのが、「夢のままで終われた現場だった」という一言だ。夢が現実になった瞬間、それはしばしば苦しさや重圧を伴うもの。しかし彼女にとって『ばけばけ』の現場は、夢を壊す場所ではなく、夢のまま続いていく場所だったのだ。

小学校の文集に描かれた夢

その夢の始まりは、朝ドラヒロイン決定の瞬間に遡る。2024年9月、髙石はオーディションを勝ち抜き、ヒロインに選ばれたと知らされた。応募者は約3000人。彼女にとっては3度目の挑戦だった。

結果を知らされた瞬間、髙石は思わず「えーーーー!」と声を上げていた。信じられず、口元に手を当てたまま呆然とし、「朝ドラヒロイン!?」と驚いていた姿は、彼女に訪れた衝撃と喜びをよく物語っている。

しかもこの結果は、生放送で発表されるまで家族にも秘密にしていたのだとか。髙石は元々、家族に「オーディションには落ちた」と伝えていて、発表当日も「生放送だけ見ていて」とだけ言っていたという。発表後、彼女はすぐ母親に電話をかけた。母親もまた混乱した様子だったという。

このエピソードを聞くと、髙石の朝ドラヒロインへの思いがどれほど強かったのかがわかる。小学生の卒業文集には、15年後の自分についてこう書いていた。「エイベックスの髙石あかりと言われるような、マルチな女優になっている」。好きな芸能人の欄には北川景子の名前も。そしてその北川景子と『ばけばけ』で共演することになったのだから、人生の不思議を感じずにはいられない。SNS上でも「共演したのスゴイ」「運命だよ」という驚きの声のほか、「彼女がヒロインでよかった」「演技が好きすぎる」と、髙石の演じるトキを愛する声が多くみられる。

夢が叶ったその先へ

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『ばけばけ』第23週(C)NHK

共演者たちも、髙石の人柄について語っている。父・司之介を演じた俳優・岡部たかしは、彼女を漢字一文字で表すなら「家」だと答えた。

髙石は家族をとても大切にしている人で、その気持ちが松野家を演じるときにも表れていたという。髙石はこの言葉を聞いて、「これを見ている家族は全員泣いていると思います」と笑顔で語った。

そして撮影を終えた今、髙石の心には新たな目標が生まれている。朝ドラヒロインになることは長年の夢だった。しかしそれが叶った今、彼女は“その先に行きたい”と意思を見せた。『ばけばけ』で得た経験を、次の現場で生かしたい。トキとはまったく違う役で、新しい姿も見てもらえたら。そう語る彼女の言葉からは、女優としての決意が感じられた。

朝ドラヒロインという夢は、彼女にとって終着点ではなかった。むしろ、新しい旅の始まりだったのかもしれない。


連続テレビ小説『ばけばけ』毎週月曜〜土曜あさ8時放送
NHK ONE(新NHKプラス)同時見逃し配信中・過去回はNHKオンデマンドで配信

ライター:北村有(Kitamura Yuu)
主にドラマや映画のレビュー、役者や監督インタビュー、書評コラムなどを担当するライター。可処分時間はドラマや映画鑑賞、読書に割いている。X:@yuu_uu_