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Jリーグに『メグスタ』誕生へ…J3讃岐のホーム、ネーミングライツで「四国化成MEGRIOスタジアム」に!年額1100万円の5年契約

  • 2025.12.4

香川県は3日、県立丸亀競技場の新しい愛称について、「四国化成MEGLIOスタジアム」に決定したと発表した。

香川県立丸亀競技場はその名の通り、香川県丸亀市の丸亀市総合運動公園内にある陸上競技場兼球技場。1998年の全国高等学校総合体育大会(インターハイ)のメイン会場として使用することを目的に、1995年から2年をかけて整備された。

現在は、Jリーグのカマタマーレ讃岐のホームスタジアムとして広く知られている。

県立丸亀競技場は、2015年にSTNetが同スタジアム初のネーミングライツ(命名権)を取得。同年9月より「Pikaraスタジアム」(略称は「ピカスタ」)の名で親しまれてきた。

ただ、2度目の5年契約が満了する今年、STNetは契約を更新しない意向を示し、9月から再び「県立丸亀競技場」の名称へ。香川県が新たなネーミングライツスポンサーを募集していた中で今回、丸亀市に本社を置く四国化成ホールディングスとの契約に至った。

新たな愛称は「四国化成MEGRIO(メグリオ)スタジアム」。略称はまだ発表されていないがおそらく「メグスタ」になるとみられる。

四国化成ホールディングスも同日リリースを配信しており、その中で、ネーミングライツ取得の目的と背景について以下のように綴っている。

「当社は1947年に香川県丸亀市でレーヨンの原料である二硫化炭素の製造から事業をスタートし、地域の皆さまの支えのもと発展してまいりました。創業78年の今も丸亀市に本社を構え、多くの従業員が香川県内で暮らしております。香川県に根差す企業として、地域への貢献を一層強化したいという想いが今回のネーミングライツ取得の原動力となりました。

また、当社は毎年2月に開催される香川丸亀国際ハーフマラソン大会の特別協賛を通じて、様々な形で地域の皆様と共に大会を盛り上げてまいりました。ネーミングライツの取得は、本大会及び他の地域スポーツへの更なる支援となり、地域活性化の一助につながると考えています」

MEGLIOはイタリア語で「より良い(better)」を意味する単語。今年、同社が建材事業のパーパスブランドとして立ち上げた新ブランド名で、「人や自然の巡りを、よりよくすることで、いつもの場所を価値ある空間にしていきたい」という想いが込められている。

この名を冠することで、スタジアムがスポーツを通じた交流や活気、感動を生み出し、世代を超えて長く愛される“よりよい巡り”の場となることを願っているとのことだ。

ネーミングライツの契約期間は2026年1月1日から2030年12月31日までの5年間。契約金は年額1,100万円(税別)となっている。

筆者:奥崎覚(編集部)

試合だけでなくユニフォーム、スパイク、スタジアム、ファン・サポーター、カルチャー、ビジネス、テクノロジーなどなど、サッカーの様々な面白さを発信します。現場好き。週末フットボーラー。

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