「世界で最も優れた10代選手ランキング」TOP5

アーセナルやバルセロナ、チェルシー、レアル・マドリーなどのビッグクラブにも数多くの若手選手が所属しており、10代でも世界のトップクラスで活躍する者も少なくない。

それではそのなかで最も優れているティーンエイジャーは誰なのか？今回は『Planet Football』から「世界のサッカーの中で最も優秀な10代の選手たち」をご紹介する。

5位：ウォーレン・ザイール＝エメリ

所属クラブ：パリ・サンジェルマン

国籍：フランス

年齢：19歳

すでにパリ・サンジェルマンとフランス代表において主力の一人となっているザイール＝エメリ。2022年に16歳でトップチームへと合流し、主力が不在だったプレシーズンのアジアツアーで好プレーを見せてインパクトを与えた。

攻守に渡って幅広く貢献し、巧みにゲームをコントロールするボックス・トゥ・ボックス・ミッドフィルダーとして、若くして熟練したプレーを見せる。10代にしてベテランのような落ち着きを持った選手だ。

ルイス・エンリケ監督も昨年彼について「チームメイトの行動を理解して、それをサポートする。このような知性を持つ選手は見たことがないほどだ。とても価値があるものだよ」と語った。

所属クラブ：レアル・マドリー

国籍：アルゼンチン

年齢：18歳

夏に行われたクラブワールドカップを終え、リーベル・プレートからレアル・マドリーに加入した18歳。リザーブチームの登録であったが、加入当初からトップチームの一員として好調なスタートを切り、先発出場の機会も多い。

優れた1対1の技術とキック精度を備えている彼は、若くして渡ったスペインの地にも驚くべき速度で適応しており、世界でも最も優れた10代選手の1人という評価を確固たるものにした。

マスタントゥオーノは最近のインタビューにおいて「僕のベストはまだまだこれからだよ。リーベルで本当にいい時期を過ごして、ここに来ることができたけど、ピークには達していない。これまでの成果に満足するつもりはないし、頂点を目指すよ」と語っている。

所属クラブ：バルセロナ

国籍：スペイン

年齢：18歳

チャビ・エルナンデス監督にその能力を認められ、与えられたチャンスを存分に活かしたパウ・クバルシ。そしてハンシ・フリック監督の下でもますます力をつけているように見える。

守備能力に優れていながらも、パスセンスにも傑出したものを持っているセンターバック。昨季はバルセロナのリーガ＆カップの二冠達成に大きく貢献した。

現在世界でもっとも将来を嘱望されているディフェンダーの1人であることに疑いはない。学ぶべきことはまだたくさんあるかもしれないが、近い内に世界最高のセンターバックになる可能性を秘めたスターだ。

所属クラブ：チェルシー

国籍：ブラジル

年齢：18歳

この夏のマーケットで、パウメイラスから5200万ポンドもの移籍金でチェルシーに移籍した18歳。11月にはバルセロナを相手にゴールを決めて勝利を収め、チャンピオンズリーグの舞台で大きな輝きを見せた。

「言葉が出ないよ。完璧な夜だった。全てがあっという間に終わったようだよ。キャリアの中でも最も特別なゴールだったし、もっとたくさんこのようなシュートを決めたいね」と、試合後のエステヴァンは語っていた。

エステヴァンはハーランド、エムバペに続いて「チャンピオンズリーグでのデビュー戦から3試合連続でゴールを決めた10代選手」となり、まさに彼らに続くようなスター候補として認識されるようになった。

所属クラブ：バルセロナ

国籍：スペイン

年齢：18歳

インテルのシモーネ・インザーギ監督（当時）は、昨季のチャンピオンズリーグ準決勝でバルセロナと対戦したあと、「ラミンは50年に1度現れるような才能の持ち主であり、間近で見て本当に感銘を受けたよ」と語っていた。

敵チームの名将をも唸らせた彼は、18歳にしてすでに世界最高の選手の1人であり、クラブレベルでも代表レベルでも数え切れないほどのトロフィーが約束されたような存在だ。

リオネル・メッシがバルセロナを離れてから台頭したスターとあって、まさに「バルセロナの魂を引き継ぐ後継者」として大きな期待を受けている。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。