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「金庫を開けたら空っぽで8万5千円の損失…」落ち込む依頼者を救え!昭和のレトロ品が起こした奇跡と、30年越しの恩返し

  • 2026.1.12

遺品整理や実家の片付けには、予期せぬ出費や疲労がつきものです。「せっかくお金をかけたのに…」そんな悔しい経験をして、片付けそのものが嫌になってしまう人も少なくないようです。

今回はYouTubeチャンネル「遺品整理人横尾将臣(メモリーズ代表)」から、ある依頼者さんの「失敗談」を、プロの知識とスタッフの熱意で「ハッピーエンド」に変えたエピソードをご紹介します。

ただ物を捨てるだけではない、心の重荷も一緒に下ろしてくれるような、温かいリサイクルの物語です。

「金庫の中身は広辞苑だけ」衝撃の失敗談

今回の現場は、ある大きなお宅の整理。

和室の天袋や押し入れには、長年使われていなかった荷物がぎっしりと詰まっています。順調に作業が進む中、依頼者である娘さんから、思わず耳を疑うような、でも少し笑ってしまうような「悩み」が打ち明けられました。

それは、以前この家にあった「開かずの金庫」を開けるために、業者に依頼して8万5千円もの費用をかけたときのこと。「絶対に通帳が入っている!」と信じて開けたその金庫。しかし、中から出てきたのは…なんと「広辞苑」が一冊だけだったそうです。

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出典:『遺品整理人横尾将臣(メモリーズ代表)』(YouTube)

「金庫の中に辞書入れてると思いませんやん(笑)」

そう嘆く娘さん。

そこで立ち上がったのが、メモリーズのスタッフたちです。「今回の整理で出てきた不用品を売って、その8万5千円を取り返しましょう!」と、“リベンジ”企画が始動しました。

几帳面に保管された「お父さんのコレクション」

押し入れの奥から次々と発掘されるのは、昭和の子どもたちが憧れた懐かしいアイテムたち。おそらく、お父さんが大切にされていたものでしょう。

驚くべきは、その状態の良さです。未組立のラジコンや、企業の懸賞品など、その多くが当時のまま大切に保管されていました。これらは単なる不用品ではなく、お父さんが几帳面に集めていた、まさに「コレクション」と呼べる品々です。

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出典:『遺品整理人横尾将臣(メモリーズ代表)』(YouTube)

「これ見たことある!」

と、童心に帰って盛り上がるスタッフたち。コレクター市場において、こうした「デッドストック(売れ残りや未開封品)」は、驚くような価値を持つこともあり、期待が高まります。

30年前、「いい人やね」と家族を繋いだ声かけ

実は今回の作業には、スタッフたちがこれほどまでに熱を入れる、もう一つの理由がありました。それは、依頼者さんのご家族と当時の横尾さんの間にあった、30年越しの深い絆です。

まだ遺品整理業が世間に認知されておらず、横尾さんたちは周囲から冷たい目で見られることもあったそう。

そんな逆風の中でも、若き日の横尾さんはこのご家族に対し、「よかったら一緒に片付けますよ(ゴミを捨てますよ)」と、温かく声をかけていたそうです。

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出典:『遺品整理人横尾将臣(メモリーズ代表)』(YouTube)

「すごいいい人やね、って(家族で)話をしてて」

娘さんはそう懐かしそうに語ります。

周りが敬遠する中でも、困っている人に手を差し伸べた横尾さんの人柄。その優しさはご家族の心に深く残り、30年の時を経て、今回の依頼へと繋がっていたのです。

驚きの鑑定結果と「運」の正体

さて。たくさん出てきたお父さんのコレクションは、プロのバイヤーが集まる「古物市場(こぶついちば)」に持ち込まれました。リサイクルショップとは違い、業者が競り(オークション)を行って価格を決める場所です。ここで、リサイクルのシビアな現実が明らかになります。

まずスタッフが期待していた「懸賞品の時計」など。これらは、「実は市場に出回っている数が多いため」思ったほどの高値がつきませんでした。

一方で、映画『グレムリン』のキャラクター「ギズモ」のぬいぐるみと「スーパーファミコン」。「ギズモ」はぬいぐるみ単体としては異例の1万円。

そして、「スーパーファミコン」は、未使用で状態が良いことに加え、業者同士の“意地の張り合い”により、普段なら1万円前後のところ、なんと2万3,000円という高値がつきました。

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出典:『遺品整理人横尾将臣(メモリーズ代表)』(YouTube)

市場の社長も「メモリーズさん、持ってますね(運が良いですね)」と驚くほどの結果でした。

もちろん、オークションの価格はその時の参加者やタイミングに大きく左右される「水物」であり、同じ物でも常にこの価格になるわけではありません。しかし今回は、スタッフの「依頼者様のために」という熱意が、幸運を引き寄せたのかもしれません。

「悔しさ」が「思い出」に変わるとき

最終的な売り上げから手数料を引き、娘さんにお返しできたのは約4万6千円。メモリーズでは、こうしてリサイクルで得た利益を、そのまま作業費用から差し引く(還元する)システムをとっています。ただ物を減らすだけでなく、金銭的な負担も軽くしてくれる嬉しい仕組みです。

目標の8万5千円には届きませんでしたが、電話で報告を受けた娘さんの声は、とても晴れやかでした。

「希望には届きませんでしたが、十分です。ゴミになるはずだったものがこれだけになれば」

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出典:『遺品整理人横尾将臣(メモリーズ代表)』(YouTube)

金庫の一件は「高い勉強代」だったかもしれません。しかし、今回の整理を通じて、その悔しさは「懐かしいお宝探し」と「メモリーズとの温かい交流」という、新しい思い出に上書きされました。

ただ片付けるだけではない。依頼者の「心のモヤモヤ」に寄り添い、笑顔に変えることこそが、プロの成せる技なのかもしれません。



動画:「【一世一代の大勝負】少年時代を思い出す大量のレア物と懸賞品はいくらで売れる!?果たしてメモリーズは、お客様からのご要望「金庫開錠代85000円を取り返す!」ことは出来るのか!?【リサイクル企画】

取材協力:「遺品整理人横尾将臣(メモリーズ代表)」、「公式Webサイト

※本記事は動画の権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています


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