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現代のサッカーで「最も優れたディフェンダー」TOP5

  • 2025.11.27

ディフェンダーの役割は近年のサッカーにおいて変化しており、トップレベルの選手は守備力以外にも攻撃への参加を求められるようになった。そしてパスの技術だけでなく、近年はドリブルでの持ち上がり、ボールのないところでのオーバーラップまで必要になっている。

今回は『Sports Mole』から「いま、世界で最も優秀なディフェンダーのランキング」からTOP5をご紹介する。

5位:アレッサンドロ・バストーニ

画像1: (C)Getty Images
(C)Getty Images

国籍:イタリア

これまで所属したクラブ:アタランタ、パルマ、インテル

インテルでプレーしているアレッサンドロ・バストーニは、この数年間世界で最も優れたセンターバックの1人になっている。並外れた身体能力と高い技術力の組み合わせによって、モダンサッカーで求められるような「お手本」に近い存在である。

クラブは過去3シーズンのうち2回もチャンピオンズリーグ決勝に進出しているが、それは彼の素晴らしいロングパス、そして左サイドを駆け抜けていく猛烈なランニングによってもたらされたものでもある。

4位:ガブリエウ・マガリャンイス

画像2: (C)Getty Images
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国籍:ブラジル

これまで所属したクラブ:アヴァイー、リール、トロワ、ディナモ・ザグレブ、アーセナル

2024-25シーズンのプレミアリーグで最高の守備陣を形成したアーセナル。パートナーであるサリバが非常に優れた選手であるため目立たないが、ガブリエウ・マガリャンイスはそれ以上に重要な存在である。

空中戦のパワフルさだけでなく、地上戦での硬い守備、最終ラインをまとめるリーダーシップにも優れており、様々な状況に対応している。失点しそうな緊迫したタイミングでこそ力を発揮している選手だ。

彼にとって唯一の問題は怪我である。2024-25シーズンは数度の怪我によっていくつかの試合を欠場しなければならなくなり、特に終盤の離脱はチームにとって痛いものだった。

3位:アシュラフ・ハキミ

画像3: (C)Getty Images
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国籍:モロッコ

これまで所属したクラブ:レアル・マドリー、ボルシア・ドルトムント、インテル、PSG

レアル・マドリーでプロデビューした彼は、若くしてボルシア・ドルトムント、インテルと渡り歩き、最終的にパリ・サンジェルマンへとたどり着いた。その間に累積で150億円を超える移籍金が動いている事実は、彼の才能と実力の証明でもある。

右サイドバックの位置からアタッカーを凌駕するほどの攻撃能力を見せる彼は、2024-25シーズンを通して55試合に出場し、11ゴール16アシストを記録。しかも守備への貢献も怠ることがなかった。

チャンピオンズリーグ制覇という成果を残した昨季のパリ・サンジェルマンにおいて、彼の活躍は欠かせないものだった。

2位:ヌーノ・メンデス

画像4: (C)Getty Images
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国籍:ポルトガル

これまで所属したクラブ:スポルティングCP、PSG

2021年にスポルティングCPからパリ・サンジェルマンへとローン移籍したヌーノ・メンデス。その時にはまだ期待の若手に過ぎなかったものの、デビューシーズンにリーグアンの年間ベストイレブンに選ばれるなどすぐに台頭した。

豊かな攻撃力を持ちながらも、その身体能力とスピードに加えて守備のセンスも備えており、昨季のチャンピオンズリーグではモハメド・サラーを完封して話題を呼んだ。

しかも準々決勝のアストン・ヴィラとの2試合ではサイドバックながらゴールを決めた。攻守にわたって結果を残し、世界最高クラスの選手としての地位を完璧に確立した。

1位:フィルヒル・ファン・ダイク

画像5: (C)Getty Images
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国籍:オランダ

これまで所属したクラブ:フローニンゲン、セルティック、サウサンプトン、リヴァプール

リヴァプールの最終ラインに君臨し続けるファン・ダイク。一時期は負傷によってパフォーマンスを落としたものの、その状況から見事に復活を遂げてきた。

2018年1月にサウサンプトンからリヴァプールへとやってきた彼は、チームの課題であった守備を一気に改善させ、チャンピオンズリーグ制覇とプレミアリーグ優勝をもたらした。

そして2024年のリーグカップ決勝ではアカデミー出身の若い選手たちが中心となったチームを率いて、高額な移籍金で獲得された選手ばかりのチェルシーを1-0で撃破。その決勝点は、延長戦でのコーナーキックをゴールに押し込んだファン・ダイクのものであった。

34歳になった彼はリヴァプールと新たな契約を結んでおり、まだまだ勢いを緩める気配を見せていない。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

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