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「噂で混乱させてはいけない」元ニューカッスルの快速ウィング、ハイチ代表でのW杯出場を否定

  • 2025.11.27

52年ぶり2度目のワールドカップ出場を決めたハイチ代表。

久しぶりのワールドカップに向けて、同国にルーツを持つ欧州出身の選手を“逆輸入”する形でチームの強化を計画している。

かつてプレミアリーグのニューカッスルで活躍したフランス人FWアラン・サン=マクシマンも有力候補の一人と報じられていたが、これらの噂を否定した。

サン=マクシマンは24日、自身のXを更新。

「ハイチの人々とナショナルチームの皆さん、歴史的なワールドカップ出場、おめでとうございます。本当に素晴らしい瞬間で、心から嬉しく思っています」と、ハイチ代表チームやハイチ国民へ敬意を示した。

同選手は続けて「僕がグアドループ、(フランス領)ギアナ出身ということで、いろいろ憶測が出ているようですが、はっきりさせておきます。ハイチ代表に関して、何らかの手続きを取ったり、何か計画があるわけではありません」と、ハイチ代表入りの噂をきっぱりと否定した。

現在28歳のサン=マクシマンは、2013年にフランスの古豪サンテティエンヌでプロデビューを果たし、バスティアやニースでプレーした後にプレミアリーグへ移籍。

同クラブでは、得意のドリブル突破を武器にウィングの主力選手として活躍し、公式戦124試合に出場して13得点21アシストを記録した。

その後はサウジアラビア、トルコでのプレーを経て、今年8月からメキシコの強豪クラブ・アメリカへ移籍した。

フランスメディア『レキップ』によると、ハイチ代表のセバスティアン・ミニェ監督は、多重国籍選手が今後代表入りする可能性をほのめかした上で、「この冒険の最初からチームにいた選手には確実性があるので、新たに招集する選手には慎重になります」と語ったという。

サン=マクシマンも「ワールドカップ出場を勝ち取ったハイチの選手たちには心から敬意を表します。彼らはその資格を得るために戦ってきたので、このような噂で混乱させてはいけません」と、ワールドカップ出場権を獲得のために戦った選手たちをリスペクトするコメントをつづっている。

なお、同メディアはサンダーランドFWウィルソン・イシドールやRCランスFWオドソンヌ・エドゥアールの代表入りの可能性を伝えている。

本大会で日本代表とも対戦する可能性があるだけに、今後のハイチ代表の動向に注目が集まる。

筆者:江島耕太郎(編集部)

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