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「東京で年収1000万世帯」は負け組か?地方の「イオンで楽しそうな家族」がまぶしく見えるワケ

  • 2025.11.26

■東京暮らしと地方暮らし…どっちが幸せ?

東京暮らしと地方暮らし…どっちが幸せ?
東京暮らしと地方暮らし…どっちが幸せ?

「東京で必死に働いて高い家賃を払うのと、地方でまったり暮らすの、結局どっちが幸せなんだろう…?」

ふとした瞬間に、そんなことを考えたことはありませんか?2025年11月、この永遠のテーマに再び火をつけた、あるXユーザーの投稿が大きな波紋を呼んでいます。

「東京だと年収1000万円越えでも車も家も買えず、子供1人育てるだけでも死ぬほど大変。なのに、地方に行くと20代でマイホーム&マイカー持ちの世帯がイオンで楽しそうに買い物してる世界線が普通にある。果たして東京にいる意味ってあるのか…?」

この投稿に、多くの人が「ぐうの音も出ない」「わかる…」と反応。物価高騰が続く今だからこそ考えたい、それぞれの「幸せの形」について、ネット上の熱い議論をのぞいてみました。

■地方派の主張「QOLが段違い。イオンがあれば十分」

まず共感を集めたのが、投稿者が描いた「地方の豊かさ」です。

「地方転勤したら、お給料はほぼ同じなのに家賃4万で広い3LDKに住めました。満員電車からも解放されて、QOL(生活の質)が劇的に上がった気がします」「週末は海を眺めて釣り三昧。東京の友人が狭い部屋で消耗しているのを見ると、もう戻る気にはなれません」

また、象徴的なのが「イオン」の存在。「イオンで家族連れが楽しそう、という描写がリアル」との声が多く、地方では“巨大ショッピングモール”を中心とした生活圏が、高い満足度を生んでいる様子がうかがえます。

東京派の反論「お金で“自由”と“機会”を買っている」

一方で、東京で暮らす人々からは「それでも東京に住む意味はある」という反論も多く寄せられています。

「エンタメ、仕事、出会える人。選べる選択肢が地方とは桁違い。それだけで高い家賃を払う価値はあると思っています」「私は地方の閉塞感が苦手でした。東京は『人間関係の自由』をお金で買える場所。消防団や近所の監視がないだけで天国だと感じます」

また、子育て世代からは「教育や医療の選択肢が多い。『もしも』の時の安心感は東京が圧倒的」という声も。

生活コストの高さに悲鳴を上げつつも、それ以上に「未来の可能性」や「煩わしさからの解放」を手放したくない――そんな東京派の矜持も見えてきます。

■「東京」と一口に言っても…

もちろん、一概に「東京=高コストで住みにくい」と決めつけることはできません。

東京は広く、家賃相場が天井知らずの都心部もあれば、自然が豊かで物価も落ち着いている多摩エリアなどもあり、住む場所によって生活スタイルは大きく異なります。

それでもなお、多くの人がこの「東京(都心)vs地方」の対立構造に反応してしまうのは、私たちが抱く「都会への憧れ」と「現実の生きづらさ」のギャップが、都心部で最も顕著に現れるからかもしれません。

■正解はないけれど…大切なのは「優先順位」

議論を見ていると、結局のところ「どちらが正解」というものではないことがわかります。

「刺激とチャンス」にお金を払うのが東京。「広さと安定」にお金を払うのが地方。

あるユーザーのつぶやきが、とても印象的でした。

「若いうちは東京で揉まれて、疲れたら地方へ…なんて甘い考えだと、今はどっちでも詰んでしまう時代なのかも」

みなさんが今、一番手放したくないものは「自分だけの時間」でしょうか、それとも「無数の選択肢」でしょうか?

その優先順位がクリアになった時、自分にとっての「住むべき場所」が見えてくるのかもしれませんね。

(足立むさし)

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