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小学生でも分かる問題に挑戦!「5612−3998」→暗算できる?

  • 2025.12.25
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「引き算」は小学校の早い段階で学びますが、大きな数になると繰り下がりが増え、計算ミスが起きやすくなります。

そこで今回は、引き算をより簡単にするための工夫を紹介します。

少しのコツで計算がぐっと楽になるので、ぜひ試してみてください。

問題

次の計算をしなさい。
5612−3998

四桁どうしの引き算です。繰り下がりに気をつけながら、まずは自分で計算してみましょう。

解説

今回の問題の答えは「1614」です。

ここでは、計算をしやすくするために次のように工夫します。

(1)5612から4000を引く
5612−4000=1612
(2)1612に2を足す
1612+2=1614

元の問題は「3998を引く」という計算ですが、「4000を引く」「2を足す」という計算をしました。

3998は4000に非常に近い数なので、いったん4000を引いてから、引きすぎた2を戻すという仕組みです。

このように、引く数がキリのいい数に近いときは、そのキリのいい数で計算すると暗算がしやすくなりますね。

数学的な式変形

この工夫は、式の変形として次のように表せます。

5612−3998
=5612−(4000−2)
=5612−4000+2
=1612+2
=1614

「3998」を「4000−2」と置き換え、カッコを外すと符号が「−4000+2」と変わります。

この変形によって、より簡単な計算へ置き換えることができます。

まとめ

正しく計算できたでしょうか。

引く数が1000や200などのキリのいい数に近いときは、その数を使って計算を簡単にすることができます。

この方法を使うことで引き算のスピードと正確さが大きく向上します。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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