「最終回で収まるの？」「レベルがやばい」最終話直前なのに“逆転の兆しがない”展開に不安と期待の声【火ドラ・イレブン】

カンテレ・フジテレビ系 火ドラ★イレブン『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか？』（毎週火曜よる11時～）は、水野美紀と齊藤京子が同一人物を演じるリベンジサスペンスだ。ママ友グループによるイジメで娘・河井優奈（大友花恋）を失った母・篠原玲子（水野美紀）55歳が、25歳の姿に整形し、レイコ（齊藤京子）として潜入復讐を図る。

12月16日に放送された第11話では新堂沙織（新川優愛）がレイコの真実をママ友たちの前で曝露する。さらに、玲子も知らなかった優奈の秘密が沙織から明らかにされた。

※以下本文には放送内容が含まれます。

孫・圭太の回復

沙織と明彦（内藤秀一郎）の関係を知り、レイコは怒りのままに手にしていたナイフを振り下ろそうとする。そのときに聞こえたのが孫の圭太（日影琉叶）の声だった。直後に、明彦のスマホに圭太が入院している病院から電話がかかってくる。震える手で電話に出たレイコの耳に届いたのは、圭太の意識が戻ったという知らせだった。

その知らせに、レイコは明彦を拘束していたロープをほどき、早く病院に向かうように言う。絶望の連続の物語の中で、希望の光と言えるだろう。圭太に会いたいという思いもあるし、明彦からも会ってほしい旨のメッセージが届くが、それが玲子にはできない。なぜなら彼女はすでに“レイコ”であり、圭太にとっては知らない人になってしまっているからだ。

全身整形をするということは、以前の自分を殺すということ。それを理解した上で手術を受けたはずだったが、やはり、愛おしい孫の回復の事実を聞き、玲子も心が揺れずにはいられなかった。

沙織が勝ち誇った表情を浮かべている理由は？

一方、沙織は成瀬（白岩瑠姫）に接触したり、レイコを尾行したりすることで、玲子＝レイコであることを突き止めていた。

レイコの秘密を知り、いつ曝露しようかと考える沙織は楽しくてしかたがないと言った様子だ。沙織が選んだのはやはり幼稚園、ママ友たちの前だ。「あなた本当は55歳のおばさんなんでしょ？」「あなた本当は河井優奈ちゃんのお母さんなのよね？」と真実を口にし、レイコを追い詰めていく。

さらに「私たちを逆恨みするなんて、とんだモンスターね」と罵られたレイコは、沙織に対して「モンスターはあなたよ」と言い返す。しかし、「全身整形をして偽りの人生を歩んでいるあなたの言葉なんて誰が信じるのよ」と沙織は口角を上げる。そして「これでもうあなたにできることは何もない」と勝ち誇るような表情を見せた。事実、復讐をやりとげる前にすべてが明らかになってしまっては、打つ手がない。

これだけでは済まない。沙織は玲子に追い打ちをかける。彩（香音）に待ち伏せされ、レイコはしばし時間を共有する。そんな中、彩のもとに沙織から、「一緒にいるんでしょ？」とメッセージが届く。そのあとに続くメッセージの内容は誕生日会の弁償代を払わせるために、沙織は優奈に“バイト”を紹介していた、というもの。怪訝そうにするレイコだったが送られてきた動画に驚きの表情を浮かべる。そこには、優奈が男性に関係を迫られている様子が映っていたのだ。

ラストは「罪深いのはあなたの地獄のような苦しみに気づかなかったお母さん」と言い、海に向かって歩いていく玲子の姿が映し出された。その姿はまるで自らの命を絶とうとしているかのように見える。SNSでは「心が折れたの？」「逆転の兆しがない」「過去一、悲惨」「散々すぎてレベルがやばい」と絶望する玲子を心配する声が続々と上がった。

一方で、怒涛の第11話の展開に「最終回が早く観たい！」「最終回で収まるの？期待する」と次回の最終話を心待ちにする声も。ここから、レイコの大逆転はあるのか、勝ち誇った沙織の表情を歪ませることができるのか。また、空（佐藤大空）や、圭太と明彦の今後も気になるところだ。どのようなエンディングを迎えるのか、最終話を待ちたい。

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カンテレ・フジテレビ系 火ドラ★イレブン『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか？』毎週火曜よる11時

ライター：ふくだりょうこ（Fukuda Ryoko）
うさぎと暮らすライター。シナリオやインタビュー、コラム、エッセイなどを中心に執筆。小説とお酒と音楽とドラマがあればだいたいご機嫌。