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扁桃炎は「性行為」でうつる可能性がある?→医師がズバリ回答。放置すると危険…喉の激痛に隠されていた“意外な病気”

  • 2026.3.4
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

季節の変わり目や体調を崩しやすい時期に多くみられる「扁桃炎」。

喉の強い痛みや高熱を伴うことから、周囲へうつるのか不安に感じる人も少なくありません。特に、家族間・パートナー間で感染する可能性について関心が高まっています。

本記事では、扁桃炎がどのように感染するのか、医師の知見をもとに解説します。

扁桃炎はうつる?2つの感染経路とは

扁桃炎は、喉の奥にある「扁桃腺」がウイルスや細菌によって炎症を起こすことで発症します。

原因となる病原体には、風邪ウイルス、アデノウイルス、溶連菌などが挙げられ、いずれも感染力を持っています。

感染経路は主に「飛沫感染」と「接触感染」の2つ。咳やくしゃみによって飛び散った飛沫を吸い込んだり、病原体が付着した手や食器を介してうつるケースがあります。

特に家庭内や学校、職場など、近距離で生活を共にする環境では広がりやすく、小児や若年層でも多くみられます。喉の痛みや発熱などの症状がある場合は、周囲にうつさないためのマスク着用や手洗いが重要です。

また、唾液を介した接触、つまりキスによる感染の可能性もあります。扁桃炎の病原体は唾液にも含まれるため、密接な接触では感染リスクが高まります。

性行為でうつることもある?

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

一般的な扁桃炎(ウイルス性・細菌性)は性行為によって直接うつる病気ではありません。扁桃炎そのものは、風邪などと同様の感染経路で広がるものです。

ただし、注意が必要なのは「咽頭炎」です。性行為を介して感染する性感染症(STD)、特に淋菌やクラミジア などは、喉に感染すると咽頭炎を引き起こすことがあり、扁桃炎に似た喉の痛みや発熱が出る場合があります。

そのため、

  • 性行為のあとに喉の痛みが強い
  • 扁桃炎の治療をしても改善しない

    といった場合は、性感染症による咽頭炎の可能性も考えられ、早めの検査・治療が求められます。

喉の痛みを感じたら…自己判断しないで病院へ

扁桃炎は、ウイルスや細菌によって起こる一般的な感染症であり、飛沫・接触によって人にうつる可能性があります。

特にキスなどの密接な接触では感染リスクが高まります。一方、性行為で直接扁桃炎がうつることはありませんが、性感染症が原因で咽頭炎を発症し、扁桃炎に似た症状が出る場合があるため注意が必要です。

喉の痛みや高熱が続く場合、自己判断は危険です。早めに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けましょう。


監修者:浅草橋西口クリニックMo 頴川 博芸

静岡県沼津市出身。日本大学医学部中退、東海大学医学部卒業、順天堂大学大学院医学研究科修了。順天堂大学医学部附属静岡病院で初期臨床研修修了後、順天堂大学医学部附属順天堂医院、越谷市立病院、順天堂大学医学部附属練馬病院などを経て現在は浅草橋西口クリニックMo院長、順天堂大学医学部附属順天堂医院食道・胃外科非常勤助手。資格は日本専門医機構外科専門医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本医師会認定産業医など。趣味は旅行。