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「ワールドカップ予選で最も多くのゴールを決めた」選手TOP5

  • 2025.11.25

2026年ワールドカップの予選もほぼ終了し、あとは数チームによるプレーオフの結果を待つのみとなった。これまで活躍してきた選手を振り返るにはちょうどいいタイミングである。

今回は『Planet Football』から「ワールドカップ予選の歴史上最も多くのゴールを決めた選手ランキング」のトップ5をご紹介する。

5位:ロベルト・レヴァンドフスキ

画像1: (C)Getty Images
(C)Getty Images

代表:ポーランド

ワールドカップ予選の成績:44試合34ゴール

37歳になった今もバルセロナでプレーし、世界トップレベルのストライカーとして活躍を続けているロベルト・レヴァンドフスキ。

ポーランド代表にデビューしたのは2008年で、初出場は2010年ワールドカップ予選のサンマリノ戦。そこでいきなり初ゴールを決めており、それ以来エースとして163試合に出場して88得点を記録。ポーランド年間最優秀選手に12回も選ばれるという実績を残してきた。

6月にはキャプテンをジエリニスキに移されたことをキッカケに代表チームへの招集を拒否すると発表したが、その後監督の交代によって復帰。再びキャプテンに任命され、国のリーダーとしてワールドカップ予選を戦い、プレーオフ進出を成し遂げた。

4位:アリ・ダエイ

画像2: (C)Getty Images
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代表:イラン

ワールドカップ予選の成績:51試合35ゴール

日本代表にとっての宿敵でもあるアリ・ダエイ。イラン代表として152試合に出場した長身ストライカーで、そのフィジカルと高さで数多くのチームを恐怖に陥れた「ペルシアン・タワー」と呼ばれた点取り屋だ。

国際試合で110ゴール(※108~109という説も)という記録は当時世界最高の数字であり、2021年にクリスティアーノ・ロナウドに抜かれるまで前人未到のものであった。2004年にはラオス代表との1試合で4ゴールを決めるなど、その得点力は破壊的であった。

ただその力はなぜかワールドカップ本大会では発揮されず、5試合を戦ってノーゴールだった。

3位:リオネル・メッシ

画像3: (C)Getty Images
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代表:アルゼンチン

ワールドカップ予選での成績:72試合36ゴール

2022年のワールドカップで優勝のトロフィーを掲げたリオネル・メッシ。念願であった世界王者の座を手にして有終の美を飾るかと思いきや、彼はさらなる野望をもってアルゼンチン代表での戦いを続けている。その情熱は本当に尊敬すべきものだ。

バルセロナやパリ・サンジェルマンなどでは試合数と同じ程の得点数を記録するような選手であるが、アルゼンチン代表では意外にも2試合に1ゴールのペース。周囲の選手にアシストを提供しながら「司令塔」としての役割も担っている。

今回のワールドカップ予選ではボリビア戦でハットトリック+2アシストを決めるなど圧倒的なパフォーマンスを見せており、38歳になってもその能力は健在である。

2位:カルロス・ルイス

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代表:グアテマラ

ワールドカップ予選での成績:47試合39ゴール

カルロス・ルイスは、90年代から2010年代初頭にかけて活躍したグアテマラのスーパーストライカーだ。過小評価されがちであるが、彼が重ねてきた実績はまさに「一流」である。

1998年に19歳でグアテマラ代表デビューを果たしつつ、なんとフットサル代表でもプレーしていたという変わり種。ワールドカップ本大会出場には手が届かなかったものの、予選で積み重ねたゴールは39にまで達した。

これは当時の世界最高記録であり、2025年10月に更新されるまで6年間にわたってランキングのトップに立っていた。

セントヴィンセント・グレナディーン、アンティグア・バーブーダ、そしてコスタリカとの試合でそれぞれ5ゴールを決めたというエピソードもあり、いわゆる「固め取り」ができるストライカーでもあった。

1位:クリスティアーノ・ロナウド

画像5: (C)Getty Images
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代表:ポルトガル

ワールドカップ予選での成績:52試合41ゴール

2025年10月にカルロス・ルイスの記録を更新したのは、40歳を迎えてもなおゴールを決め続けているクリスティアーノ・ロナウドである。2004年に行われたラトビア戦で代表デビューし、そこでいきなりネットを揺らした彼は、信じられないようなスピードでそのキャリアを加速させていった。

若くして台頭した選手であるにもかかわらず、年齢を重ねてもパフォーマンスに決定的な衰えは見られない。出場した試合でできるだけのゴールを決めるという情熱については、いつ何時でも変化することはなかった。

ただ、クリスティアーノ・ロナウドについては面白いデータもある。予選では歴史上トップスコアラーであり、ワールドカップ本大会でも22試合で8得点を決めているにもかかわらず、そのすべてがグループステージでのもの。決勝トーナメントではまだ1回もゴールを決めていないのである。2026年大会はそのジンクスを破るものになるだろうか?

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

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