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途中出場から人生初のハットトリック!流通経済大柏FW金子琉久が悔しさを晴らすゴール「プロになると決めている」

  • 2026.1.2

[第104回全国高等学校サッカー選手権大会3回戦、流通経済大学付属柏高等学校(千葉県代表) 5-1 大分県立大分鶴崎高等学校(大分県代表)、 2日、千葉・フクダ電子アリーナ]

2007年以来18年ぶりの優勝を目指す流通経済大柏高が、大分鶴崎高を5-1で破りベスト8に進出した。

先制点を許したが、前半のうちに追いついた流通経済大柏は、1-1で迎えた後半から出場したFW金子琉久(3年、FC多摩ジュニアユース)がハットトリックを達成。先発メンバー落ちの悔しさを味わった男が、自身の力を証明した。

画像: 後半から出場した金子(写真:浅野凜太郎)
後半から出場した金子(写真:浅野凜太郎)

先発落ちの悔しさをゴールにぶつけた

人生初のハットトリックで、チームを勝利に導いた。

「自分がボールを持ったら、一本目は必ずゴールに行くと決めていた。だからボールを持った瞬間にゴールを見たことで、ああやって落ち着いて決められました」と、ハーフタイムで投入された金子が後半2分に決勝点を奪った。

ボックス内でボールを受けた背番号18は、右足で打つと見せかけて相手を交わすと、そのまま左足一閃。ボールは勢い良くゴール右側に突き刺さった。

この逆転弾を機に、ストライカーが爆発。同24分には右足で2得点目を奪うと、試合終了間際の41分にはコーナーキックを頭で合わせて、ハットトリックを達成した。

スタメンとして臨んだ初戦の米子北高(鳥取県代表)戦の悔しさを晴らした。

画像: 決勝点を決めた金子(奥、写真:浅野凜太郎)
決勝点を決めた金子(奥、写真:浅野凜太郎)

「初戦は『点を取ろう、点を取ろう』というだけでシュートも打てず、コントロールも全部ミスってしまいました。力が入ってしまい、本当に悔しい思いをしました。

エノさん(榎本雅大監督)から、きょうはベンチスタートだと伝えられたときに、『次に控えるために』と言ってもらえました。それを聞いたからには、ベンチでも自分はやるべきことをやればいいと思えたので、それがこういう結果につながって良かったです」

一度頭を冷やして、チームのために何ができるかを考えた。攻撃では、得点だけではなく味方を生かしたポストプレーでも存在感を発揮。「まずは守備から」と最前線からプレッシングも続け、結果を出した。

その後、さらに1得点を追加した流通経済大柏は、5-1で大分鶴崎を撃破。準々決勝に駒を進めた。

画像: ボールをキープする金子(写真:浅野凜太郎)
ボールをキープする金子(写真:浅野凜太郎)

「最後の大会でハットトリックという結果を残せたのは本当に良かった」と安堵(あんど)とした金子だが、自身のポジションが安泰ではないとも理解している。

この日、金子と交代したJ1東京ヴェルディ加入が内定しているFW大藤颯太(3年、成田SC)らを筆頭に、強力なアタッカー陣が控える流通経済大柏イレブン。

金子は「自分はプロ内定とかを本当に気にしていなくて。どちらにせよ自分も将来的にはプロになると決めている。だから、ここで『プロがいるからどうだ』と言っていたら、プロになったときに通用しない」と、チーム内の競争にも打ち勝っていく。

準々決勝となる次戦は、4日午後2時10分に埼玉県の浦和駒場スタジアムで熊本県立大津高等学校(熊本県代表)と激突する。

画像: シュートを放つ金子(写真:浅野凜太郎)
シュートを放つ金子(写真:浅野凜太郎)

同じくJリーグ内定選手を擁する強豪だが、そんなの関係ない。流通経済大柏は次の大一番に勝利し、国立競技場への切符をつかんでみせる。

(取材・文・写真:浅野凜太郎)

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