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『ストレンジャー・シングス』クリエイター、殺しかけたキャラクターを明かす

  • 2025.11.20
Netflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界 5』は11月27日10時より世界独占配信。
Stranger Things 3Netflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界 5』は11月27日10時より世界独占配信。

最終章を迎えるNetflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』。これまでボブ(ショーン・アスティン)やエディ(ジョセフ・クイン)ら、主要キャラクターが命を落としてきたが、企画・脚本・監督を務めるマット&ロス・ダファー兄弟が過去4シーズンで最も死に近かったキャラクターを明かした。「シーズン3最後のホッパー。死の淵にいたと思う。ラストで彼が死ぬバージョンもあった。話し合いをしてからずいぶん経つけれど、彼がいちばん死に近かったと思う」とマットが『Entertainment Weekly』のインタビューで振り返る。ロスも「彼を殺すのは簡単だったと思う」と続けた。

David Harbour as Jim Hopper in Stranger Things 3

デヴィッド・ハーバー演じるジム・ホッパーはシーズン3の終盤で、モールに隠されていたソ連の秘密基地を崩壊させる際、犠牲になったかにみえたが、数カ月後に公開されたシーズン4のティーザー映像で、ソ連の収容所で生きていることが発覚。シーズン4では、彼の救出劇が描かれた。生かされた理由について、ロスはこう説明する。「ハーパーには成長の余地があった。彼の物語を最後まで紹介していなかった。キャラクターの物語を語り切ることは、僕らにとって、ただ単に視聴者にショックを与えることより重要なんです」

マットによると、ジョー・キーリー演じるスティーブ・ハリントンも、「危ないところだった」ようだ。当初ステレオタイプな高校の人気者として、ヴィラン的な役回りで登場したスティーブは、シーズン1でデモゴルゴンとの戦闘に参加。次第に主人公の少年たちの兄貴分となり、人気キャラクターとなった。マットは続ける。「僕らはジョー・キーリーにすっかり惚れ込んでしまったんだ。ジョー・キーリーを好きじゃなかったら、スティーブは死んでいただろうね」

Joe Keery as Steve Harrington in STRANGER THINGS 4

なお、ダファー兄弟と脚本家たちは主要キャラクターの命運について、「常に話し合っている」そうだ。「(キャラクターの死を)ためらう理由は、その影響を検討しなくてはいけないからだ」とマットは語る。「完全に仮定の話だけれど、マイク(フィン・ヴォルフハルト)を殺したら、憂鬱で暗いばかりの作品になってしまう。エディやバーブ(シャノン・パーサー)といった脇役でさえ、ほかのキャラクターへの影響が長引く。キャラクターの死は大きな影響を招くので、慎重を期すよう努めています。だから、いつ、どれくらいの頻度で死を描くかについては、念を入れて検討したいのです」

Netflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン5は、VOL 1(第1~4話)が2025年11月27日、VOL 2(第5~7話)が12月26日、最終話となる第8話は2026年1月1日から配信される。

Text: Tae Terai

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