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新幹線で突然「この子、面倒見てください」と頼まれ…→30年前に起きた“不思議な出来事”に「今だったら考えられない」<新幹線エピソード2選>

  • 2025.11.16
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

旅の途中で出会うのは、景色や名物だけではありません。ほんの一瞬のふれあいの中にも、人の思いや、時代の空気が垣間見えることがあります。 それが「今では考えられない」と驚くべき出来事であれ、「なぜ私が?」と首をかしげるような理不尽な体験であれ…。

今回は、そんな“新幹線の中で起きた忘れられない出来事”を2つご紹介します。

1.新幹線停車中、見知らぬ年配者からの"一方的な"託児

最初にご紹介するのは、Aさん(仮名、60代男性)が体験した新幹線でのエピソードです。

30年くらい前に、新幹線に乗って大阪へ遊びに行く時の車内でのことです。

広島駅を出発して福山駅で通過待ちの停車をしていた時、小さな子ども(年長から小学校低学年くらいでしょうか)を連れた年配の方が車両に入ってきて、私の座席の近くにやってきたんです。

そして突然こう言われました。

「この子、倉敷で降りるので面倒見てください。ホームに迎えは来ていますのでよろしくお願いします。車掌には言っておきますのでよろしく」

説明が終わると、その年配の方は子どもに向かって「じゃあね」と声をかけ、さっさと車外へ出て行ってしまったんです。

見ず知らずの男によく預けるものだと、その時は本当に驚きました。今だったらまず考えられませんし、30年前でもかなり珍しいことだったと思います。思い返すたびに不思議な気持ちになるんですよね。

ちなみに私、第一印象は「怖そうな人」なんですけど、その年配の方からはそう見えなかったのでしょうか。周囲には女性もいたはずなんですけど、今でも不思議に思う経験です。

2.3列シート通路側、テーブルに荷物を広げスマホに夢中な女性

次に、Bさん(仮名、40代女性)が体験した新幹線でのエピソードです。

新幹線の指定席で3列シートの窓側の席を予約しました。

乗車して自分の席に行くと、3列シートの通路側に派手めのスーツを着た若い女性が座っていました。

彼女はテーブルを出し、テーブルの上には荷物をたくさん載せてスマホを見ていました。

私には一切見向きもしないでスマホに夢中だったので「すみません。奥に通してもらってもいいですか」と声をかけました。

そしたら、ムッとした表情でテーブル上の荷物をどけてテーブルをたたみました。私が着席するとすぐに勢いよくテーブルを再び出し、荷物をテーブルの上に叩きつけました。

一体私が何をしたというのでしょうか。停車駅で人の乗り降りはあるものですし、まして大きな駅でしたからこのように通路でもたもたすれば、他の乗客の流れも止めてしまいます。一体何なのでしょうか。

思いやりの形は、人の数だけある

今回ご紹介した2つのエピソードに共通していたのは、人との距離感の不思議さでした。

1つ目は、まるで昔話のような「知らない人に子どもを託された」出来事。いまの時代では考えられませんが、当時は“人を信じる力”がもう少し強かったのかもしれません。驚きながらも、その子を見守ったAさんの戸惑いの中には、どこか優しさがにじんでいます。

2つ目は、たったひと言「通してください」から生まれた小さな摩擦。相手に悪気はなくても、忙しさや苛立ちがそのまま表情に出てしまう。ほんの一瞬の対応で、旅の印象が変わってしまう…それもまた、人の心の繊細さを映しています。

見知らぬ同士が同じ空間を共有する新幹線だからこそ、そのささやかな心配りが、長く記憶に残るのかもしれません。


アンケート実施日:2025年9月5日・2025年10月1日
投稿方法:TRILL 募集フォームより
投稿者:60代男性・会社員 40代女性

※本記事では読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。
※本記事は自社で募集したエピソードの回答結果をもとにAIが本文を作成しておりますが、社内確認の後公開を行っています。


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