朝ドラ公式の投稿で“一人の男性”に視線集中「全然喋らないけど」NHKドラマ“常連俳優”も活躍中の『ばけばけ』【１週間解説】

2025.11.30

髙石あかりがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』は、第9週「スキップ、ト、ウグイス。」が放送された。知事（佐野史郎）の娘のリヨ（北香那）は、ヘブン（トミー・バストウ）に好意を抱く。協力を求められるトキ（髙石あかり）だったが、複雑な心境を抱えているのだった。この記事では、一週間の見どころを視聴者の反応とともに振り返る。

※以下本文には放送内容が含まれます。

恋のライバル登場？

ヘブンと錦織（吉沢亮）は知事の案内で月照寺へ向かう。その場に現れたのが、知事の娘・リヨ。東京の女学校で英語を学んだリヨは、堂々とヘブンに英語で話しかけ、錦織と知事は会話から外れてしまう。数日後、女中として励むトキの元にリヨが訪れ、「あなたは私のライバルなのかしら？」と問う。トキは英語がわからないなりに、その言葉の響きからおそらく違うだろうと説明する。

ウグイスかメジロか

トキとヘブンは、リヨから贈られたウグイスを花田旅館で披露するが、なかなか鳴かず別の鳥ではと疑い始める。後日、ヘブンはリヨに招かれ知事宅で夕食を共にすることに。彼女の積極さに、知事と錦織はリヨの恋心を感じ取り始める。当時は、外国人男性と結婚した日本人女性は日本国籍を失うことになっていたため、知事はリヨに釘をさす。しかし、リヨの想いは揺るがない。

リヨの一途な様子に、視聴者からは「固い決意に感心」という声や、「勉強になる」など当時の時代背景について言及するコメントが寄せられた。また、個性的なキャラクターを演じあげる北香那に対して「いい味出してる」「全てがおもしろい」「人気出そう」など注目が集まっている。

リヨの恋路に悩むトキ

錦織がトキの家を訪ね、知事に命じられたため、リヨとヘブンの仲が深まらないよう協力してほしいと頼む。しかしトキは、リヨ本人からは恋の応援を頼まれていた。どちらに味方すべきか迷う中、リヨがヘブンを訪ねて姿を現す。

この日に公式SNSでは、撮影のオフショットが投稿されて番組ファンに反響が起きている。その内容というのは以下の通りだ。

「町の人たちも一緒に！」と髙石さんが声をかけて、皆さんでオフショットを撮らせて頂きました。お店の人やご近所の人など、同じエキストラさんに演じて頂いている役もあり、トキにとってはいつものご近所さんです。
朝ドラ「ばけばけ」公式放送中（＠asadora_bk_nhk）2025年11月26日の投稿より

そこには、エキストラと共に笑顔で映る髙石と北、そしてリヨの付き人である瀧沢修の姿が映っていた。この投稿に「エキストラの演技も自然でいい」と称賛の声や、「セリフないのに存在感」「全然喋らないけど気になる」と瀧沢に注目が集まった。瀧沢は、連続テレビ小説では『カムカムエヴリバディ』『スカーレット』など計5作品に、付き人やご近所として出演している影の立役者である。

占いに念じた結果は

ヘブンとの距離を置かせるため、トキはリヨと共に外出する。2人が向かったのは八重垣神社・鏡の池。リヨは恋の成就を占いに託し意気込むが、トキは錦織の頼みから成功も失敗も同時に祈るという複雑な立場に。トキが帰宅するとヘブンの姿はなく、トキは不思議がっていると外からヘブンの声が。そこには錦織もおり、ヘブンは急にいなくなったトキが心配で探していたのだと説明する。加えて、執筆中に物音を立てたトキに怒鳴ったことで、嫌になって出ていったのではないかと案じていたという。ヘブンの必死な姿に驚きを隠せないトキだった。

SNSでは、「このシーン好き」「急な優しさにやられた」などヘブンの意外な姿への反響が起きている。

リヨとヘブンがランデブーへ

恋占いの好結果に背中を押されたリヨは、ヘブンとのランデブーを約束する。止められるのは錦織のみと、当日彼はこっそり2人を見張る。一方、花田旅館ではトキがツル（池谷のぶえ）、梶谷（岩崎う大）らと今後を案じていた。梶谷の持つ新情報により、リヨの恋が成就してしまうのではと不安が募り始める。

ヘブンへの想いに真っ直ぐなリヨと、それを阻止しようとする錦織によって、トキは板挟み状態になってしまった。まだトキもヘブンもお互いを意識している様子はないようだが、今後はどのような展開が待っているのか。次週も目が離せない。

NHK連続テレビ小説『ばけばけ』毎週月曜〜土曜あさ8時放送
NHK ONE（新NHKプラス）同時見逃し配信中・過去回はNHKオンデマンドで配信