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デビュー15周年“記念小説”の実写化「不謹慎だけど美しい」「もっと知ってほしい」人気小説家“原作”全5話の配信ドラマ

  • 2026.11.3
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西島秀俊(C)SANKEI

“美しいものを永遠に残したい。”その願いが、取り返しのつかない狂気へと変わったら――。湊かなえの小説を実写化したPrime Original『人間標本』は、全5話のミステリードラマ。重いテーマを扱いながら、見る人を引き込む映像と予想を裏切る展開に、視聴者から感想の投稿が寄せられている。

※以下、本文には配信内容が含まれます。

“美”に取り憑かれた教授の告白

物語の発端は、夏の山中で6人の美少年の遺体が見つかった事件だ。犯行を認めて自首したのは、蝶研究の権威である大学教授・榊史朗(西島秀俊)。幼いころから蝶の標本作りに魅了され、“美を永遠に留める”ことに執着してきた史朗は、最愛の息子・榊至(市川染五郎)までも標本にしたと語る。なぜ彼は、息子を含む少年たちを標本にしたのか。事件の背景をたどるなかで、関係者それぞれの思いや秘密が明らかになり、事件の見え方も変化していく。

原作は、“イヤミスの女王”と呼ばれる湊かなえが、デビュー15周年を記念して書き下ろした同名小説だ。湊かなえ作品の映像化といえば、2026年5月に黒島結菜主演で公開された映画『未来』が記憶に新しい。

本作では、10年来温めてきた“親の子殺し”というテーマに挑んだ衝撃作を『月の満ち欠け』で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した廣木隆一監督が映像化した。美術監修とアートディレクターを務めたのは、写真に刺繍を施す手法で知られるアーティストの清川あさみ。蝶の刺繍を施したキービジュアルなどで作品の世界観を作り上げている。

史朗たちを取り巻く人物にも、それぞれの個性がある。世界的画家の一之瀬留美(宮沢りえ)と娘の一之瀬杏奈(伊東蒼)、そして留美のもとに集まる才能豊かな少年たち。白と黒の水墨画を描く白瀬透(荒木飛羽)、赤いバラで思いを表現する赤羽輝(山中柔太朗)、壁画を得意とする石岡翔(黒崎煌代)、青を基調に作品を描く深沢蒼(松本怜生)、風刺画を描く黒岩大(秋谷郁甫)らが登場する。異なる感性を持つ彼らの存在が、作品に多彩な色彩と奥行きを与えている。

「ただただ、綺麗だった」の声が集まる

SNSでは、映像に見入った様子の投稿が目立つ。「不謹慎だけど美しいと思った」「ただただ、綺麗だった」など、題材の重さとは裏腹な感想が相次いだ。作品全体への評価も高く、「あまり知られていない良作」「完成度がすごい」といった称賛が寄せられている。物語やボリュームに触れる反応もあり、「ボロ泣きした」「全5話で見やすかった」との投稿も見られた。美しい映像だけでなく、親子の関係や人間の内面に踏み込むストーリーも、視聴者の印象に残っているようだ。

 

『人間標本』が描くのは、単純に美しいとは言い切れない世界だ。美を追い求める思いは、どこから狂気へと変わるのか。そして、親子の愛情は何を生み出すのか。メインキャストの西島と市川の演技に加え、蝶や標本を通じて表現される独特の世界観も見どころとなっている。


出典:Prime Originalドラマ『人間標本』Prime Videoより

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