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「踊ってる時とは違う顔」初めての連ドラ出演、元“てれび戦士”ダンサー兼俳優が“月10”で見せた芝居に好評の声

  • 2025.11.29

カンテレ・フジテレビ系ドラマ『終幕のロンドーもう二度と、会えないあなたにー』(月曜よる10時)の第7話が11月24日に放送された。本作品は、遺品整理会社『Heaven's messanger』に勤める鳥飼樹(草彅剛)が、遺品整理を通して、さまざまな事情を抱えた家族に寄り添い、遺品に込められた故人の最期のメッセージを解き明かすヒューマンドラマだ。また、切ない大人の恋や大企業を舞台とした不穏な事件も描かれる。

※【ご注意下さい】本記事はネタバレを含みます。

愛ある叱責!「無事でよかった」社長と碧の絆に視聴者感動!

前回、怪我をして病院に運び込まれた『Heaven's messanger』の社員・高橋碧(小澤竜心)。病院に駆けつけた社長・磯辺豊春(中村雅俊)と樹は、碧が磯辺の裁判費用のことを心配し、闇バイトに巻き込まれたことを知る。碧は闇バイトとは思っておらず、車に乗り込んだ後で気付き、走行中のバンから飛び降りたのだ。

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月10ドラマ『終幕のロンドーもう二度と会えないあなたにー』第4話より(C)カンテレ・フジテレビ系

碧は、1年前に元義理の父親に怪我を負わせており、現在は保護観察中。ただ、これはDVから母を守るために行ったことである。碧の怪我は、左腕の骨折で全治3週間程度で済んだ。しかし碧は、自分が“迷惑”だから会社を辞めると言い出す。

それを聞いた磯辺は「迷惑がかかるのが嫌だったら、最初から君を受け入れたりしないよ」「大体、君が私の心配をするなんてな、100年早いんだよ」と怒鳴りつけた。樹は「1人で抱えなくていいんですよ」と声を掛ける。

碧は泣きながら何度も謝った。磯辺も怒鳴ったことを謝り、碧の肩に手をかけ「無事でよかった」と優しく声を掛けた。磯辺の厳しくも愛のある言葉に、多くの視聴者が感動。「社長、優しい」「社長と碧の関係に胸を打たれた」といった声が上がっている。

碧を演じる小澤竜心は、これまで舞台やダンスを中心に活動しており、連ドラ出演は今回が初。SNSでは、「踊ってる時と違う顔」「すごく良い表情」と演技する姿が好評だ。幼少期は『天才てれびくん』シリーズのてれび戦士として出演し、現在は、ダンサー・俳優として芸能事務所CULENに所属している。CULENは稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人(新しい地図)が所属する事務所だ。2024年には草彅剛主演の舞台『ヴェニスの商人』にロレンゾー役で出演。今後が期待されている俳優のひとりで、これからの活躍に目が離せない。

御厨ホームズから14人目の新たな犠牲者が

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月10ドラマ『終幕のロンドーもう二度と会えないあなたにー』第7話より(C)カンテレ・フジテレビ系

『Heaven's messanger』に新たな遺品整理の依頼が持ち込まれた。故人は、『御厨ホームズ』の若きチームリーダー・小林太陽(未廣拓也)。自ら命を絶ち、これで14人目の犠牲者となった。同じように息子・文哉を亡くした磯辺は、10年経っても続く悲劇に絶句。樹には、他の現場メンバーにはこのことを告げずに、通常通りの遺品整理をするよう頼んだ。

太陽の弟・陽翔(山時聡真)はショックで、ほとんど話せない状態だった。太陽のルームメイトだった藤崎壮太(矢野聖人)によると、“兄のものは何も残したくないし、受け取りたくない”と言っている。遺品整理には藤崎が立ち会うことになった。樹は遺品整理をする中で、遺書がなく、スマホやパソコンもないことに気付く。藤崎に何か心当たりがないか尋ねたが、知らないようだ。

遺品確認中も、陽翔は途中で「いらない」と拒否。太陽が残していた陽翔名義の預金通帳を見せるが、陽翔は処分してほしいと言う。樹たちは、持ち帰れる遺品だけ一旦会社で保管することにした。帰り際、窓からこっそり樹たちを見ている藤崎が映され、SNSでは「同居人が怪しい」という声が上がった。

故人の遺品を目にした磯辺。新たな被害者を生まないためにも、御厨ホームズへの集団訴訟に加わることを決意した。ついに集団訴訟を通して、御厨との戦いが動き出すこととなる。

母・こはるとの突然のお別れ

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月10ドラマ『終幕のロンドーもう二度と会えないあなたにー』第7話より(C)カンテレ・フジテレビ系

第7話終盤、樹にかかってきた電話。電話に出た樹は思わず「えっ…」と声をあげる。その後、場面は母・こはるの遺影を抱えた真琴と骨壺を持つ樹が、遺灰を海に散骨するシーンへ。真琴は、こはるの意思を尊重し、御厨家の葬儀を断り、伊豆の海に散骨したのだった。

ネット上では「突然すぎる」「寂しい…」といった投稿が多く見られた。余命宣告を受けていたとはいえ、こはるの誕生日を真琴・樹・陸(永瀬矢紘)と一緒に祝ったばかりで、視聴者は突然の別れに衝撃を受けた。

第7話最終シーン、第6話でこはるが座って海を眺めていた流木に、樹と真琴が腰掛け話している。笑って話す真琴に、樹は「笑わなくていいです」「頑張らなくていいですから、私の前では」と伝える。それを聞くと真琴は涙を流し、樹の肩に寄りかかって泣き続けた。物語は終幕に向けて大きく動き始めた。この先の集団訴訟、御厨家との対決、樹と真琴の今後の展開、すべてが交錯しクライマックスに向け怒涛の展開が待ち受けている。


カンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ『終幕のロンドーもう二度と会えないあなたにー』毎週月曜よる10時