季節の変わり目もおしゃれに！参考にしたいライトアウターのメンズコーデ【ファッジウィークエンド ファッションスナップ】

2025年10月25日（土）・26日（日）の2日間、東京・目黒の『EASE Village』で開催されたファッションイベント『FUDGE Weekend（ファッジウィークエンド）』。まるで週末のヨーロッパのような空間には、アパレルブランドやフードなどのショップが勢ぞろい。自分らしいスタイルでファッションを楽しむ人たちが、“ちょっと特別な週末”を思い思いに満喫。そんな会場に訪れたおしゃれガール＆ボーイたちの、とびきり素敵なスタイルをSNAP。

01 〈ミリタリーコート×黒〉でほどよく力の抜けた大人のバランス

大多和 亘さん（@wacchi___o）／31歳・デザイナー（173cm）

ゆったり落ち着いた空気感が、会場の雰囲気とマッチしていた亘さん&ますみさんご夫婦。聞くと、今日は英国音楽史上最強のロックンロール・バンド「Oasis」の来日公演に参戦するため、福岡からいらっしゃったのだそう。ライブ前に『FUDGE Weekend』へ遊びに来てくれました。

コーデのポイントは、亘さんが最近ゲットした《cableami》のコーデュロイハット。「Oasis」のリードボーカル リアム・ギャラガー氏とおそろいなのだそう！ 「今日はこのハットをかぶりたかったので、ハットをメインに全身をコーディネートしました」と、亘さん。ライブへの想いがファッションからも伝わってきます。

熱い想いまでのせた、そんなブラウンのハットには、たっぷりした《M-65 Fishtail》のミリタリーコートをチョイス。ちょっとワイドめな《catta》の黒いウールパンツでシルエットとテンションを合わせ、リラックスしつつもスマートに見せているのはさすが。《BIRKENSTOCK》のBostonも黒で統一することで、全体を引きしめて見せています。

コートの中のインナーにも、《adidas Originals x Oasis》のツアースリーストライプスTシャツをさらりと着用。本当は違うアイテムを着るつもりだったそうですが、「やっぱりライブで着たくなって」とファン心が溢れて止まらず。ライブアイテムをさりげなく着こなすのもおしゃれ技！

02 モノトーンでまとめたメンズコートのスタイルアップコーデ

そうまさん／26歳・会社員（173.5cm）

黒をトーン違いで重ねたグラデーションが印象的なコートコーデ。 シックなステンカラーコートをさりげなく着こなすそうまさんをスナップシュート！

Aラインシルエットで、エレガントなロングコートは古着で見つけた掘り出し物。袖のデザインがトレンチ風に見えるお気に入りの一着だそう。イベント当日は少し肌寒かったこともあり、インのシャツは見せずにボタンを留めて、ベルトをオン。「ウエストを絞ることでシルエットにメリハリを出しました」と、そうまさんのこだわりがチラリ。ドレスライクに見えますが、ボトムスに《GU》のワイドパンツを合わせることでメンズらしさをキープ。

お洋服は「モノトーンでまとめることが多い」と言うそうまさんらしく、足元もブラックで統一。ホワイトステッチがアクセントの《Dr. Martens》の定番・３ホールシューズが、シックな装いをさらにピリッと引き締めています。

※バッグは《Filer》

03 効かせ色で目を惹く秋のワンポイント戦略

流星さん／32歳・IT関連（163cm）

普段は映像制作に携わる流星さんは、友人のそうまさんも一目置くというおしゃれボーイ。今日は、差し色に選んだ《bayflow》のニットがコーデのポイント。一見、目立ちそうなイエローをコートのネイビーでなじませる色使いがナイスです。

高円寺で見つけたという古着ロングコートは、裏地がオーロラカラーになっているのもおもしろい！ 「ドラキュラ伯爵っぽいなと思ったのも、購入の決め手」と、流星さんお気に入りの一着。ボトムスにはフリース素材のストレートワイドパンツを合わせて、暖かさもオン。

「今日も一応動画が撮れる準備をしてきました」というだけあって、カバンは荷物がいっぱい入りそうな《vaschy》のメッセンジャーバッグをチョイス。無造作に持つだけで、どこかストーリーを感じさせるメッセンジャーバッグは、使い込むほどに味が出るレザーの質感が、ロングコートスタイルに落ち着きを添えています。

＊シューズは《Columbia》

シルエットも色使いも、少しのこだわりで印象は変わります！ 本格的な寒さを迎える前に、“らしさ”のあるコートスタイル”で街を歩いてみるのはいかがでしょうか。 会場に来てくれたおしゃれボーイたちを参考にしてみてくださいね。

 

photograph_Sara Hashimoto
text_ Kaoru Bansho