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この季節だからこそ観たい!『クリスマス・キャロル』『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』…ハロウィンからクリスマスにぴったりな映画

  • 2026.10.18

映画界の異端児にしてビッグスターであるジョニー・デップ主演映画最新作『クリスマス・キャロル/3人のゴーストたち』が11月13日(金)より全世界同時公開となる。チャールズ・ディケンズの名作を、A24が生んだ新進気鋭タイ・ウェスト監督がエンタテインメント性あふれるゴシックファンタジーとして映画化した本作。その公開を記念し、ハロウィンからクリスマスシーズンに観たい、少しミステリアスで愛おしいホリデー・ファンタジー映画の傑作4選をご紹介。

【写真を見る】抱きしめたいのに抱きしめられない…切ない恋物語の代名詞として人気の『シザーハンズ』

不思議な生き物から、孤独な人造人間、ハロウィン・タウンの王様、そして時空を巡る嫌われ者の守銭奴などが登場する4作。幻想的な夜に巻き起こる、風変りだけど心温まるファンタジーな世界をめいっぱい堪能していただきたい。

可愛らしいペットが一変して大混乱!飼育難易度MAXのパニックファンタジー『グレムリン』

愛らしいルックスだが、ルールを破ると…?(『グレムリン』より) [c]Everett Collection/AFLO
愛らしいルックスだが、ルールを破ると…?(『グレムリン』より) [c]Everett Collection/AFLO

1本目は、スティーブン・スピルバーグ製作総指揮、ジョー・ダンテ監督が贈るモンスター・パニック『グレムリン』(84)。クリスマスイブの夜、発明家の父親から愛らしい謎の生物“モグワイ”をプレゼントされた少年ビリー。しかし「光に当てないこと」「水に濡らさないこと」「午前0時過ぎに食べ物を与えないこと」という3つのルールが破られた時、可愛らしいモグワイの体から凶悪で悪戯好きな怪物“グレムリン”が発生し、町を恐怖と混乱の渦に巻き込んでいく。マスコット的存在の「ギズモ」の愛くるしさと、怪物たちのドタバタ劇が融合した本作。コミカルでありながらも、時にゾッとするようなダークな展開とハラハラするスリルが魅力的で、世界中で愛され続けているホリデーシーズンの定番だ。

ハサミの手だから抱きしめられない。孤独な人造人間の切なくも美しいおとぎ話『シザーハンズ』

【写真を見る】抱きしめたいのに抱きしめられない…切ない恋物語の代名詞として人気の『シザーハンズ』 [c]Everett Collection/AFLO
【写真を見る】抱きしめたいのに抱きしめられない…切ない恋物語の代名詞として人気の『シザーハンズ』 [c]Everett Collection/AFLO

丘の上の不気味な屋敷で暮らす、両手がハサミのまま未完成で残された人造人間エドワード(デップ)と、彼を温かく受け入れた心優しい少女キム(ウィノナ・ライダー)の心の交流を描いたティム・バートン監督の最高傑作『シザーハンズ』(90)。鋭いハサミを持つがゆえに、愛する者を抱きしめることすらできないエドワードの葛藤と純粋な心が、見る者の胸を強く打つ。なぜ雪の降らない街に、いまも美しい雪が舞い降りるのか。その切なくも愛おしい真相が明かされるラストシーンは、映画史に残る屈指の名場面として語り継がれている。奇妙で怪しげな容姿をした異形のエドワードは作中ほとんど言葉を発しないが、デップは繊細な表情で見事に心の葛藤を表現。哀愁漂うゴシック調のビジュアルと美しくも切ない旋律が合わさり、冬の訪れと共に観る者の胸を焦がす至高のラブロマンス・ファンタジーだ。

不気味で愉快な住人たちが贈るダークファンタジー『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』

ハロウィンからクリスマスにかけて観たくなる!『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』 [c]Everett Collection/AFLO
ハロウィンからクリスマスにかけて観たくなる!『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』 [c]Everett Collection/AFLO

1コマずつ人形を動かして撮影されたストップモーション・アニメーションならではの独特な質感とダークでポップな音楽が見事に融合し、ハロウィンからクリスマスへと季節が移り変わる時期に観る映画として、唯一無二の傑作『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(93)。死者の町「ハロウィン・タウン」のパンプキン・キングであるジャック・スケリントンが、ある日偶然迷い込んだ「クリスマス・タウン」の陽気で華やかな世界に魅せられ、自分たちの手でクリスマスを作りだそうと試みる。しかし、ジャックたちが手掛けるクリスマスはどこかズレており、人間界に恐怖と大混乱をもたらしてしまう。原案・製作のバートンと巨匠ダニー・エルフマンのタッグが生みだした世界観は、カボチャ大王や怪物の面々が織りなす「歪んだクリスマス」でありながらも心が躍る遊び心が垣間見える。

すべてのしくじった人生に贈りたい、聖夜のゴシックファンタジー『クリスマス・キャロル/3人のゴーストたち』

深夜に鍋を構え、ゴーストに怯えるスクルージ [c] 2026 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
深夜に鍋を構え、ゴーストに怯えるスクルージ [c] 2026 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

最後に紹介するのは、デップ主演最新作の『クリスマス・キャロル/3人のゴーストたち』。町一番の嫌われ者で薄情な守銭奴エベネーザ・スクルージ(デップ)が、クリスマスイブの夜に過去・現在・未来を司る3人のゴーストたちに誘われる。そんな時空を超えた旅を通して、スクルージはこれまでの自身の“くだらない”人生を見つめなおす。

「ハリー・ポッター」シリーズのロン役でお馴染みのルパート・グリントが、スクルージの秘書ボブ・クラチット役! [c] 2026 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
「ハリー・ポッター」シリーズのロン役でお馴染みのルパート・グリントが、スクルージの秘書ボブ・クラチット役! [c] 2026 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

かつて『シザーハンズ』で異形の主人公を儚く演じたデップが本作で挑むのは、キャリア史上“もっとも醜い男”。深いシワを刻み、強欲で孤独なスクルージの不気味なたたずまいは、これまで誰も見たことがないデップの新境地を覗かせる。雪が舞うクリスマスイブのロンドンの街並み、ゴーストたちが誘うミステリアスな世界観、そしてルパート・グリント、イアン・マッケランをはじめとする豪華キャスト陣がもたらす人間ドラマが組み合わさり、ちょっと不気味で心に深く残るホリデー・ファンタジーが誕生した。

『クリスマス・キャロル/3人のゴーストたち』は11月13日(金)より全世界同時公開 [c] 2026 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
『クリスマス・キャロル/3人のゴーストたち』は11月13日(金)より全世界同時公開 [c] 2026 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

お金に執着し、他人に薄情だった“くだらない”人生を、果たして変えることができるのか。時空を超えた不思議な旅の先に待ち受ける、奇跡の結末とは?この冬、世界中を感動で包み込む至高のゴシックファンタジー、『クリスマス・キャロル/3人のゴーストたち』を、ぜひ大スクリーンでご覧いただきたい。

文/山崎伸子

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