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「子供を洗脳するな!」「全文読めば…」SNS物議!初の女性総理誕生を伝えた“子ども向け新聞”に非難殺到!?問われる報道と教育の境界線

  • 2025.10.28

子ども向けなのになぜ?小学生新聞が炎上した理由

※新聞のイメージ
※新聞のイメージ

日本初の女性総理大臣・高市早苗氏の誕生を報じた毎日小学生新聞の記事が、ネット上で激しい論争を巻き起こしています。問題視されているのは、10月25日に電子版で公開された記事「新しい総理大臣が誕生 『初』の次は?」に掲載された、編集長によるコメントです。

小学生向けに政治を解説する記事でありながら、その内容が「政治的偏向」や「女性初の意義の否定」と受け取られ、SNS上での反響は7万件を超える事態に発展。炎上の背景には、「子ども向けメディアの報道姿勢」と「高市総理への批判的論調」をめぐる、根深いメディアへの不信感があります。

編集長が投げかけた「女性初のメリット」

炎上の中心となっているのは、以下の編集長による論考です。

「女性初の総理大臣が誕生したからといって、女性にいいことがあるとは言えません。高市さんは女性全体の代表ではありません。総理大臣は国民全体の代表です」

記事はさらに、「『初』の次は? たとえば『初の女性総理』が誕生したあとは、『女性の総理大臣が当たり前になる』ことが大事です。でも、女性だから特別に褒めたり、期待しすぎたりするのはよくないと思います」と続き、「ジェンダー平等」を強調するニュアンスで結ばれています。

このコメントに対し、ネット上では「高市氏の業績を無視している」「歴史的快挙を軽視している」といった批判が殺到しました。

保護者の怒り!「洗脳」批判と解約ボイコット運動

批判のなかでも、特に保護者層の反発が強いのが特徴です。その背景には、記事が子どもたちに「政治的評価」を植え付けることへの強い懸念があります。

最も多く見られたのは、「子供への悪影響」を懸念する声です。保護者からは、「子どもが混乱し、『女性にいいことがあるとは言えないってどういう意味?』と聞いてきた。判断力が未熟な子どもに偏った印象を植え付けるのは洗脳的だ」という懸念が噴出しました。

さらに、「全文を読めばジェンダー平等を言いたいのはわかるが、読解力が低い子供は最初の否定的な一文で記事全体の印象を決めてしまう。構成として失敗している」という、子ども向けメディアとしての責任放棄を問う声や、「大人の政治的プロパガンダに子どもを巻き込むべきではない」という強い批判も聞かれました。

メディアの論調と政治的立場

今回の炎上の背景には、毎日新聞社が一般にリベラル寄りの論調を持つという認識があるのではないでしょうか。同紙は憲法改正に慎重な姿勢など、リベラル的な価値観を重視する編集方針で知られているという「イメージ」も、今回の炎上の一因となったのかもしれません。

表現の是非をめぐる二つの見解

擁護派は、コメントの意図は「ジェンダー平等」を教えることにあると指摘します。「性別にかかわらず、総理大臣は国民全体の代表である」という主張は、特定の性別を特別視しないというリベラル・フェミニズムの基本的な考え方であり、子供たちに多様な価値観を教える上で「正論」であるという見方です。

一方、批判派は、記事のニュアンスと対象読者に焦点を当てています。保守派の政治家である高市氏の就任を報じる際に、「女性初でも女性にいいことはない」という否定的な切り口から入るのは、中立性を欠き、特定の政治的立場を反映していると指摘。この構図が、「高市叩き」の延長線上にあると見なされ、メディアへの不信感をさらに高める結果となりました。

報道と教育の境界線

SNS上のコメントからは、今回の炎上が単なる記事批判にとどまらず、メディアの政治的立場と購読者層の価値観が正面衝突した結果であることが見て取れます。

批判的な意見には、「毎日小学生新聞は偏向報道すぎておぞましい新聞。子供を洗脳するな」「メディアの質の低さは救いようがない。高市総裁の誕生と同時に批判一辺倒になった」という厳しい声が寄せられています。一方、擁護・中立的な意見も見られます。「毎日小学生新聞は当然の主張で批判にあたらないと思う」「高市推しの人でも、記事の内容はそこまでおかしなこと書いてないと思うが…」と、冷静な声も。

今回の炎上は、子ども向けメディアが政治的価値観をどこまで伝えるべきかという、報道と教育の境界線を問う大きな議論に発展しています。「女性初」という歴史的なニュースが、結果としてメディアの信頼性と子どもの教育をめぐる激しい論争の引き金となりました。新聞社の今後の対応と、購読者数の動向にも注目が集まりそうです。

(LASISA編集部)

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