【二重あご・ほうれい線・むくみ】全部“落ちベロ”が原因だった！舌トレで小顔に

教えてくれたのは…

エイジングデザイナー

村木宏衣さん

エステティシャンとして30年以上のキャリアを持つ、美のスペシャリスト。美と健康に関する悩みを根本的に解決する独自メソッドをまとめた著書の販売数は累計40万部を超える。

【キレイな人はやっている】舌で小顔！

二重あご、むくみ、ほうれい線etc……顔悩みの原因は「舌」だった！

舌を正しい位置にキープするだけで、美容医療顔負けの小顔＆若返り効果が期待できます。理想は、食事中も睡眠中も舌全体が上あごに密着していること。ですが、現代人の多くは舌が下がる「落ちベロ」になっています。

その原因は、舌の筋力低下。舌筋群は加齢で衰えますが、近年は若年化が進行しており、スマートフォン使用時の前かがみの姿勢も原因に。500mlのペットボトル2本分の重さのある下あごに、スマホ1個分の重さの舌がぶら下がっているので、中顔面がのびたような印象になり、顔を大きく見せる要因にも。

さらに、口元の筋肉にも負荷がかかることで、シワやくすみ、むくみなど、「落ちベロ」は多くのエイジングサインにもつながります。改善には、舌の筋肉を強化するトレーニングが効果的。メイク前やトイレタイムなどの隙間時間を活用してぜひ習慣に。

顔だけじゃない！ 実はコレも「舌」が原因だった!?

• 姿勢の悪さ
• ストレートネック
• 目の下のくま
• 骨盤のゆがみ
• いびき

「舌」の筋膜は足の裏までつながっているから……

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ボディラインや姿勢にも関係大！

「落ちベロ」は、全身の美容と健康に影響を及ぼします。これは、身体内部にあるディープフロントライン（DFL）という筋膜の最も深い層が、足裏から骨盤、舌、頭蓋骨へとつながっていることが医学的に証明されているためです。舌を正しい位置に保てば、DFLに関わる全身の不調までケアできますが、逆に舌の位置が悪いと、ほかのパーツをいくらケアしても根本的な解決が難しくなります。

「落ちベロ」改善！ 舌トレーニングセットポジションに戻せばすべて解決！

長年の施術経験から「落ちベロ率は95％以上」と村木さん。そんな状況を打破するために提案している独自の“舌トレ”を公開。

【STEP1】あなたの舌は大丈夫？ まずは「舌の正しい位置」を確認しよう

「舌の位置を確認してみましょう。上あごに舌全面がくっつく感覚がある人はかなり少ないと思いますが、舌の筋肉を鍛えれば必ず改善します。普段から、舌を上あごにくっつけておく意識を持つと◎。姿勢を正し、目線を上げながら行うと舌が上がりやすくなります」

＼落ちベロ診断／ひとつでもあてはまったら要注意

• やせているのに二重あご
• 食いしばりグセがある
• 口呼吸になりがち
• 寝ているときに口を開けている
• 舌をかみやすい
• “梅干しあご”が気になる

舌が上あごにべったりついている

「上あごに舌全面がべったりとくっついている状態が理想的なセットポジション。トレーニングをすれば、舌の根元までくっつくようになります。舌先が歯に当たっていると歯並びが悪くなる原因にも！」

舌先だけが上あごや歯の裏についている

舌が下がり、下あごの上に垂れている

【STEP2】コリをほぐして可動域アップ「舌ほぐしマッサージ」

「舌の筋肉を鍛える前に、周辺のコリをほぐして舌の動きをよくするマッサージから始めるとより高い効果が期待できます。痛気持ちいい程度の刺激は構いませんが無理は禁物。素手が気になる人は、使い捨てのニトリルゴム手袋などを装着してもOK。入浴時の習慣にするのもおすすめです」

人さし指の腹を歯茎の一番下に当て、顔のお肉側に向けて指を返すようにしながら、口内全体をほぐす。

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人さし指で舌の下の粘膜を掘るようにほぐした後、舌を裏から持ち上げるように撫でる。舌の根元まで全体を同様にほぐす。

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人さし指で舌の下の粘膜にグーッと圧をかけたら、歯茎側に指を返して歯の下あたりをほぐす。全体を同様に。

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舌を上げて真ん中にある筋状の部分を2本の指で挟んで上にストレッチした後、舌の側面全体を指の腹で押してほぐす。

【STEP3】一日1回で筋力アップ！ 舌筋トレ

「すべてのトレーニングは、姿勢を正し、あごを引いて行ってください。 さらに、口角が上がった状態を意識することが重要です。どれを一日何回やっても構いませんが種類と回数を増やすほど、落ちベロ改善への近道に。全種類を1ヵ月継続できたら、あなたの輪郭がギュッと引き締まるはず！」

膨らまし舌まわし

口輪筋にも圧をかけるために頰を軽く膨らまし、舌で口のまわりのお肉を押しながら10周する。このとき、あごを手で押さえて動かないようにすることが大切。内側からほうれい線を舌でなぞる動きもプラスするとより◎。

木べら押しトレ

正面に突き出した舌先に木べらや割りばしなどを当てて、“押し合いっこ”を3秒×30回。舌を細めて突き出せるようになったら、舌を突き出した状態で、細めて⇒広げて、を交互に繰り返すトレーニングで強度アップ！

フタで口輪筋トレ

「ヤッホー」の“ホ”の口の状態でペットボトルのフタを入れ、隙間ができないよう口をすぼめる。その状態のまま鼻下をのばし、5分間保つ。唇を巻き込まずあごは“梅干し”にならないように力を抜くことが大切。

舌トレグッズもオススメです

「メソッドを覚えるのが苦手」「もっと簡単に鍛えたい」という人には舌トレグッズが最適。はめるだけ、吸うだけという簡単さながら、本格的なトレーニングができるアイテムを村木さんが厳選。

あごの歪みも一緒にリセット

さつま骨格矯正 さつま式小顔マウスピース

黒

￥13200

有名小顔サロンが開発したマウスピース。歪みが生じていたあごをリセットすることで舌の位置を修整。装着するだけで「フェイスラインがスッキリする」と評判。

歯科医が開発！ 舌と口元の筋トレギア

ENTORE newエントレ 口腔機能トレーニング器具

￥4400（編集部調べ）

口に入れ、唇をしっかり閉じて吸うだけで、舌や唇、口輪筋に負荷をかけるトレーニングができる。ケース付きで携帯にも便利。口呼吸やドライマウス対策としても◎。

ゆがみ、ほうれい線、たるみはどこまで変わる!? “落ちベロ”のアラサー・アラフォーエディターが挑戦！

アラサーエディター 佐藤水梨

ながらトレでむくみ、二重あご撃退
フタを使った口輪筋トレは簡単そうに見えて意外ときついけれど、効果は抜群。朝がむくみやすく、鏡を見るたびモチベが下がるほどでしたが、調子いいかも？と思う日が増えました！

アラフォーエディター 渡辺瑛美子

どんどん下がる顔の“おばライン”にSTOPの兆し
年々悪化していたフェイスラインのもたつき、口元のたるみが、木べら押しトレと舌まわしを2週間続けただけでスッキリ！ 浅かった呼吸がしやすくなってきたのもうれしい。

イラスト／香川尚子 材・文／金子優子 構成／渡辺瑛美子