300キロのお引越し！家族の大きな決断のワケ…「娘をサポートしたい」

2025.10.23

HBC テレビで、毎週月～金曜ごご4:50～7:00に放送中の情報ワイド番組「今日ドキッ！」。
北海道のさまざまな話題をご紹介している「今日ドキッ！」から、選りすぐりの情報をお届けします。

1万円好きにお買い物していいので…お買い物について行ってイイですか？
買い物について行かせてもらい、その方の人生模様を探る“お買い物ドキュメンタリー” 。

今回、取材に協力してくれたのは、「イオンスーパーセンター石狩緑苑台店」。
一体、どんな人たちが買い物に来ているのでしょうか。

1人目：最近、気になるのは…ひとり息子と彼女の将来工藤郁美さん（59歳）

番組スタッフ：「きょうのお目当ては？」
工藤さん：「いい物があったら買おうかな」
番組スタッフ：「番組で1万円までお支払いしますので…」
工藤さん：「見たことあります」

番組スタッフ：「見たことあります？」
工藤さん：「1万円をお支払いするので買い物見せてくださいって、買い物してもイイの！」

快く取材に協力してくれたのは、石狩にお住まいの工藤郁美さん。
普段は、店内に並ぶ商品を見ながら献立を考えることが多いということで、鮮魚コーナーで手にしたのは…。

工藤さん：「見てください。すごく黄色いですよ。口先が黄色いのは鮮度が良いとテレビでやっていたので」
番組スタッフ：「今日ドキッ！で紹介していました？」
工藤さん：「何の番組で紹介していたのかわからないんですけど。せっかくサンマを買ったから大根が…」

工藤さん：「こないだテレビで“ヒゲがあまりない大根”っていっていたのでヒゲの点々が少ない方がよい大根というんだけど」
番組スタッフ：「うちの番組？今日ドキッ！？覚えてます？」
工藤さん：「覚えていないんですよ。いつも見ていますよ。6チャンネル？5チャンネル？1チャンネル！ごめんなさい！」

いつもテレビを見てくれているという工藤さんに、その日の晩ごはんの写真を送っていただきました！

脂がのったサンマの横には、しっかり選んだ“大根おろし”も添えてありました！
現在、会社員の夫と2人暮らしをしている工藤さんですが、2年前に、ある災難に見舞われます…

工藤さん：「私、病気になっちゃったので。即入院で1か月ぐらい」

本人の希望で病名は伏せますが、医師からのアドバイスもあり野菜や魚を中心に摂ることを心掛けているんだそうです。
そのかいあって現在は、元気に日常生活を過ごせています。
そんな工藤さんが最近、気にかけているのは、ひとり息子とその彼女の将来について。

番組スタッフ：「息子さんの職業は？」
工藤さん：「ボイラー技士。自分で独立してやっているので。温泉施設とか老人ホーム」

番組スタッフ：「結婚の予定は？」
工藤さん:「いつするのかはわからないですけど」
番組スタッフ：「彼女さんともよい関係？」
工藤さん：「よい関係ですね」
番組スタッフ：「嫉妬はしない？」
工藤さん「勝手にやって、2人で勝手にやっていて、という感じですね」

ここで、お買い物終了！

合計金額は…8134円でした。
最後に改めて、息子さんたちについて聞いてみると…

工藤さん「普通に結婚をして、普通に家庭をもって、普通に親になれば。普通が一番ですよ」

2人目：熱血家族！目指すは春高バレー! 麗花さん

番組スタッフ：「今日はどんな目的でお買い物に？」
麗花さん：「夕飯の買い物に」
番組スタッフ：「今日の夜ごはんはちなみに？」
麗花さん：「タラのバター焼きにしようかなと思って。娘が好きなので」

番組スタッフ：「番組で1万円までお支払いをするので、買い物について行ってイイですか」
麗花さん：「…なんか見たことありますそれ。わかりました」

続いて取材に協力してくれたのは、札幌市にお住まいの麗花さん。

夫と3人の子供の5人家族です。
この日は、愛犬ラテちゃんの散歩帰りにこちらのスーパーに立ち寄りました。

麗花さん：「ささみ。これはワンちゃんの。ワンちゃん、夜だけ手作りごはんなんですよ。朝は普通にカリカリで、夜だけ手作りで。カリカリだけだと食べなかったりするので」

家にいる時間が長いため、ラテちゃんは麗花さんに一番懐いているんだそう。
そんな麗花さんのお仕事は？

麗花さん：「今ちょっと自分で販売というか物を作って。デニムとかでバッグとかを作って。ハンドメイド」

番組スタッフ：「月に売り上げはどれくらい？」
麗花さん：「？？？？ぐらいかな」
番組スタッフ：「これ放送しちゃって…？」
麗花さん：「いや、ダメです！」

バッグ1つあたりの制作時間は約2時間。
多いときには月に60点ほどネット販売をしているんです。
バッグを作り始めたきっかけは？

麗花さん：「コロナでマスクが不足したときがあったじゃないですか。そのときに、縫って作っていたんですけど、それがもう面倒くさくて、ミシンが大嫌いだったんですけどミシンを思い切って買ったんですよね。そしたらそれがきっかけでハマってしまって」

そんな麗花さんですが、実は札幌に引っ越してきたばかりなんです。

麗花さん：「3月に引っ越してきたばっかりで。北見から。娘の進学の関係で。部活の特待生で入学が決まったので」
番組スタッフ：「ちなみにどのスポーツ？」
麗花さん：「バレーボールです」

高校1年生の長女・麗奈さんは、中学生時代から地区の選抜チームに選ばれるほどの実力者。
春高バレーの全国大会出場を目指し、札幌の強豪校に進学しました。

麗花さん：「今回の引越しに関していえば、家族がバラバラになっているので一番の選択のときだったかな」
番組スタッフ：「夫は転職した？」
麗花さん：「はい。資格を持っている人だったので、あまり苦労せず決まったと思います」
番組スタッフ：「職業は？」
麗花さん：「建設関係」

娘の麗奈さんを熱血指導するのが夫の朝則さん。
かつて、朝則さん自身も春高バレー全国大会出場を目指していました。
そのサポートぶりは、まさに”専属コーチ”です。

麗花さん：「ストーカーのようにくっついていく。練習でも練習試合でも。必ず毎回観に行っていたと思います。試合に行ったらビデオを撮って、家に帰ったらビデオでおさらい。『今のはこういう角度だからだめなんだ』とか言って。私が娘だったらウザいなって感じですけど」

しかし、娘の麗奈さんは真剣に父の指導を受け入れます。

麗花さん：「2人で研究をしています」
番組スタッフ：「お父さんの言うことを聞かない時期も？」
麗花さん：「バレーの事だけは聞いていました」

一方、バレーボール経験がない麗花さん対しては…

麗花さん：「何言ってるの？は？みたいな。会話に入れてもらえないので黙って聞いています」

麗花さんが1人、札幌の学生寮で生活をする選択肢もありましたが、家族3人での引越しを選んだ裏には、娘を想う深い親心がありました。

麗花さん：「中学校出たての子が誰も知らない札幌に1人で行って一番心配したのはメンタル。何かあったりしたときにサポートをすぐにできない環境になってしまうのと、大会とか試合があっても観たいので、親も。娘のサポートをしたい一心ですね」
番組スタッフ：「頑張っている娘さんを見て？」
麗花さん：「よくやっていると思います。誰も知らないところに1人で行って」