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「ドーナツでも丸ごと食べた?」エゾシマリスの〝大食い王〟発見! 北海道のかわいい動物たち・写真まとめ

  • 2025.10.20

今週も インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2025年10月13日〜10月17日ピックアップ分)

〝秋生まれ〟の子リスちゃん…寒さは大丈夫?

Sitakke
Sitakke
撮影:yukirinn0510 さん

9月になってから初めて出会ったという、エゾリスの赤ちゃんたち。

それから1か月が過ぎて、ずいぶんと成長したものの、まだまだカラダの毛はパヤパヤです。
ここ最近の冷え込みで、さぞかし寒いのでは?と心配になってしまいますね。

春に生まれたエゾリスの子たちは、もう〝耳毛〟が伸び始めているくらいなのですから。
秋生まれの子たちが、これから訪れる厳しい冬を何とか乗り越えることが出来るように、祈るばかりです。

Sitakke
撮影:taiga0508 さん

ミミズを食べようとしているエゾナキウサギ?にも見えますが、食べようとしているのは、実は〝自分のウンチ〟のようです。
エゾナキウサギの通常のウンチは、ポロポロとした粒状のモノなのですが、より大きくて湿り気を帯びた〝盲腸糞〟と呼ばれるウンチも排出します。

消化する途中のコケなどの植物と、胃や腸の中にいる微生物が混ざって、発酵した〝ウンチ〟です。
このウンチの中には、健康維持に必要なビタミンB12などが多量に含まれていて、いわば〝自分の体の中で作った栄養満点の発酵食品〟です。

なので、もう一度食べて(食糞)、栄養を取り込みます。
通常は、自分の肛門に、口をつけて食べている姿を見ることが多い気がしますが、想像以上に立派な?〝盲腸糞〟が出ちゃった!のでしょうか?

暑さに弱く、高い山でしか生きていくことが出来ないエゾナキウサギが、乏しいエサしかない場所でも生きていくことができる、生命の神秘を感じます。

Sitakke
撮影:too_vov2020 さん

おそらく〝水浴び〟をして、そのあと、外敵に狙われにくい場所で、毛づくろいをしている途中なのではないでしょうか?
鳥たちが水浴びをするのは、カラダについたほこりや脂粉などの汚れや、ダニ・寄生虫などを落とすため、なのだそうです。

シマエナガは、小鳥たちの中でも水浴びが大好きです。
寒い冬の日でも、群れで水辺に集まってはパシャパシャとカラダをキレイにしているところを見かけます。

ご存じの通り、シマエナガは寒くなると、羽と羽の間に空気を取り込んで、モフモフにふくらんで、寒さをしのぎますね。
その時に羽毛が汚れていたり、油っぽくなっていたりすると、上手くふっかふかに空気を貯め込むことが出来ないので、いつも水浴びをして、羽毛をキレイにしているのでは?などと想像しているのですが、果たしてどうなのでしょう?

Sitakke
撮影:pikopiko2332 さん

今年の春に生まれた、キタキツネの子でしょうか?

エゾシカのように、胸をはって、高いところをジッと見つめています。
小さくしか写っていませんが、とってもひきつけられる、強くて美しい目をしていますね。

何を見つめているのか?それは木に隠れて見えないのか、それとも見つめる先はもっとはるか遠くにあるのかはわからないのですが、もしかしたら、ひとり立ちしたばかりの子ギツネが、何か〝大きな決心〟をしたかのようなトキメキを感じさせてくれる、とってもステキなお写真ですね。

厳しい冬を生き抜くことができた子ギツネだけが、冬の終わりに恋をして、春に新しい家族を作り、未来にいのちをつなぐことが出来るのです。

Sitakke
撮影:tekito_ezo さん

このお写真のキャプションに「ドーナツでも丸ごと食べた?ほっぺが重すぎて手で支えてるように見えるよ!」とありました。

本当ですねー、このサイトでも何度となく、ほっぺたパンパンのエゾシマリスを紹介させていただいてきましたが、今回の「きょうの1枚」が、ダントツの〝大食い王〟に違いありません。
もしも両手を離したら、ほっぺたがだらりと、たれ下がってしまいそうです。

片方に3個、全部で6個のドングリをつめ込んだエゾシマリスを見たことがありますが、ドングリ6個はおよそ10グラムくらいでしょうか。

エゾシマリスの体重はおよそ100グラムなので、人間で換算すると、体重50キロくらいの人が、5キロのお米(けっこう重いですよねー)を口の中に入れて、ピョンピョンとジャンプしながら森の中を走っている感じなのかな?

この子を超える〝大食い王〟は、果たして登場するのでしょうか?

冬の訪れは思いのほか早いのでは?

先週末のことです。岩見沢市のマチはずれの歩道の上で、オオカマキリを見つけました。

もともと北海道の南部では、かなり前からいることは知っていたのですが、今年は、苫小牧や千歳などでも目撃情報があり、「やはり、温暖化が進んでいるのだろう」と思っていたのですが、まさか岩見沢でオオカマキリと出会うとは!

歩道の上にいては危ないと思い、草むらに移動させましたが、今度そこにいたのは〝雪虫〟でした。
オオカマキリと〝雪虫〟を、いっぺんに目にすることがあるなんて、思いもよらない出来事でした。

Sitakke
撮影:ami_papa 2025年10月11日 岩見沢市・志文駅前 iphone16にて撮影

カマの付け根が黄色で、後翅(こうし)が黒かったので「オオカマキリ」と思われます。

気象変動によって、暑い夏のすぐ後であっても、厳しい寒波が押し寄せて、初雪が〝ドカ雪〟に…なんてことにもなりかねません。

動物たちの動きを見ていると、冬の訪れは思いのほか早いのでは?と感じることも…。
皆さま、冬への備えは、どうぞお早めに!

◆文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
1987年からカメラマンとして北海道の自然や野生生物の撮影を始める。アメリカのイエローストーン国立公園やカトマイ国立公園、デナリ国立公園での取材も経験。2020年から「北海道3大かわいい動物」プロジェクトを主催し、InstagramやSitakkeの記事で発信しています。

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