サンリオの「切り身」に共感殺到！会社員の”病み”を暴く、本音の代弁者だった件

気圧の不調まで代弁！最新投稿に「わかる」の声殺到

サンリオキャラクターでありながら、切り身というユニークな設定で人気の「KIRIMIちゃん.」。その公式X（旧ツイッター）が、かわいらしい見た目とは裏腹に、現代の会社員が抱えるリアルな「病み」や「ネガティブな本音」を代弁し、大きな共感を呼んでいます。

ポジティブな皮をかぶりつつも、心の奥底の疲労や、仕事への葛藤をちらつかせるその投稿は、「自分を見ているようだ」「心が救われる」と多くの大人たちから支持を集めています。なぜKIRIMIちゃん.の「病み」投稿は、これほどまでに会社員に深く刺さるのでしょうか。その共感性の高いメッセージと、寄せられた反響にフォーカスします。

直近のとある投稿では、シリアスな表情を浮かべるKIRIMIちゃん.とともに「コンシュウモ…オツカレサマ…！！！！！！！！！」（10月3日）、「ｱｼﾀｶﾗﾏﾀｼｺﾞﾄ？」（10月5日）といったように、会社員をねぎらう内容の投稿がアップされ多くの「いいね」やコメントが寄せられています。これらの投稿は、「常に明るく、前向きでなければならない」というプレッシャーにさらされている現代の会社員の姿と強く重なります。いつも前向きなサンリオキャラクターが「病み」を肯定してくれることで、ユーザーは「ネガティブな感情を持ってもいいんだ」という安心感を得ている様子……。

さらに、KIRIMIちゃん.が寄り添うのは、心の病みだけではありません。最新の投稿では、「たいふう…くるのかな…アタマ…イテテ…」（10月9日）と、具体的な体の不調を訴えました。これは、台風や低気圧の接近に伴う頭痛や体調不良（いわゆる気象病）という、多くの会社員が経験するリアルなつらさを代弁するものです。このように、心の葛藤だけでなく“気圧の変化に悩まされるキャラクター”という予想外の切り口で体調不良にまで言及する点が、「私生活の細かな不調までわかってくれている」という強い共感と親近感を呼び起こしているとも受け取れます。

KIRIMIちゃん.の公式Xは、単に愚痴をこぼすアカウントではありません。その最大の魅力は、愛らしいビジュアルと、内面の毒（ネガティブさ）のバランスが絶妙な点にあるのかもしれません。このギャップが、読む大人たちに癒しを提供しているといえるでしょう。「わかる」と共感し、心が軽くなったユーザーからは、「心が浄化される」「明日もがんばれそう」「私の代弁者」といった声が多数寄せられています。KIRIMIちゃん.は、一方的な励ましではなく“そっと隣で一緒に病んでくれる存在”として、現代社会で戦う会社員にとって欠かせない存在となっているようです。

（LASISA編集部）