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「もう1回やり直したい…」元プランナーが明かす、"お色直し地獄"に陥った花嫁の“悲痛な後悔”

  • 2025.10.15
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出典:photoAC(写真はイメージです)

こんにちは、元ウェディングプランナーのyukimaruです。

結婚式はほとんどの方にとって一生に一度。

経験がないため、過去の例を参考にしながら想像し、作り上げていくものです。

私たちプランナーは、見てきている分、新郎新婦の「初めて」に寄り添い、経験上のアドバイスをお手伝いしています。

しかし、時には、結婚式がずっと夢だった、理想の結婚式があるという壮大な夢を描いている新婦様にアドバイスが届かないこともありました。

「こんなはずじゃなかった…」そう感じさせるのは、プランナーにとっても辛いこと。私がそんな思いをさせてしまった、誤算と後悔のエピソードを紹介します。

夢の結婚式!「一日、お姫様になりたい」

新婦のあかりさん(仮名)には、小さなころから、結婚式に憧れがありました。

「たくさんのドレスを着て、この日だけは一日主人公のお姫様のようになりたい」

正直、衣装の着用数が多ければ多いほど費用もかさみます。費用面でのリスクをお話しすると、新郎様もご両親も協力的で、「着たいだけ、好きなものを着ていいよ」と新婦様に理解を示している様子でした。

プランナーとしては、費用面でのリスクはクリアしたものの、もう1つの懸念事項があります。それは時間…。

結婚式当日の時間と着用ドレスの関係

「ドレスや和装をたくさん着てみたい」その気持ちは非常によくわかります。

しかし、結婚式当日、衣装の着用数が多いと、着替えがその分あるため、披露宴会場にいる時間がほとんどないのです。約3時間ある披露宴の中で、30分いられなかった新婦様も見てきました。

ゲストとの交流も大切な結婚式、プランナーとしては、着用衣装が多い場合、前撮りをおすすめして、前撮りの写真を、結婚式当日の会場に飾る提案などをしてきました。

たいていの新婦様は納得されるのですが、今回のあかりさんは「着用したいだけでなく、みんなにその場で見てほしい」という思いが強かったのです。

どうしてもドレス2点と和装1点を着用するというあかりさんに、当日の進行の流れを書面でお渡しし、「会場にいられるのは20分です。ゲストとお話できるのは数分、あとはお着替え室にいることになりますが、良いですか?」と聞きましたが、「夢だったから」と言われてしまい、プランナーの私としてもそれ以上は言えませんでした…。

結婚式後の新婦の一言「もう1回やり直したい」

そして結婚式当日、ウェディングドレス1着、カラードレス2着、和装1着を着用することになり、結婚式は進んでいきます。

当初お伝えした通り、あかりさんはほとんどお着替え室にいることが多く、会場に入って数分で退場、新郎様が一人きりの場面が多くなりました。

とはいえ、お色直しで登場する際は、キレイな様子に拍手と「素敵!」などの声はゲストから聞こえています。もちろんその声はあかりさんにも届いているため、あかりさんも嬉しそう。

プランナーの私も嬉しそうな顔を見て「これでよかったのかな」と安心していました。

結婚式がお開きになり、あかりさんと話すと「夢が叶った、ありがとう」と非常に満足されており、その言葉を聞いて胸をなでおろしたのです。

しかし、後日、荷物を取りに来館されたあかりさんは、なぜか浮かない顔。どうしたのか尋ねると、ゲストの人たちに式の感想を聞くと、

「ドレス綺麗だったよ!でももう少し一緒に話したかったな」

「あかりちゃんが会場にいないから、一言もおめでとうと直接言えなかったから残念」

「あかりちゃんともっとたくさん写真撮りたかったのに」

というように、あかりさんともっと時間を共有したかったという声が多かったようです。

「プランナーさんが、打ち合わせで言っていた意味がわかりました…できることなら、もう1回やり直したい」

新婦あかりさんの悲痛な声。

私もプランナーとして、もう少し強く押して、当日の状況を伝えられれば良かったのかなと反省することになりました。

この出来事は、プランナーの私にとっても、大きな教訓となったのでした。

衣装をたくさん着たい!だけど、結婚式当日はゲストと楽しみたい方へ

もし、衣装をたくさん着たいけど、結婚式に時間が取れないのも嫌だというあなたには、以下の2点を提案します。

衣装を着るタイミングを考える

もし、結婚式当日に衣装をたくさん着たいなら、披露宴中ではなく、他の時間を活用する方法があります。

例えば、披露宴終了後のお見送りの時間に1着着替える方法があります。また、披露宴前の短いウェルカムパーティーでカラードレス姿を披露するのも素敵です。

前撮りの写真を活用する

一番のおすすめは、前撮りでたくさんの衣装を着て、たくさんの写真を撮影することです!そしてその時の写真を、結婚式当日の会場に、ポスターとして飾ると素敵ですよ。

前撮りであれば時間を有効に使うことが可能です。

さらに、ロケフォトなど、外での撮影や、愛車との撮影、ペットと撮影など、自由な撮影ができます。

形式的な写真だけでなく、遊び心のある写真をたくさんの衣装で撮影し、当日に飾るのも素敵でおすすめですよ。

後悔しない結婚式にするために、ぜひご検討ください。


ライター:yukimaru

ウェディングプランナー10年、ウェディング上場会社の支配人を5年経験し、年間100組以上の結婚式を担当してきました。私にとっては毎週の結婚式、でも、新郎新婦にとってのウェディングプランナーはひとり。一期一会の出会いを大切に、結婚式が終わった新郎新婦の人生も応援し続けています。