５年ぶりに草なぎ剛と再共演「本当に嬉しい」「思い出した」２人が揃った“号泣場面”に相次ぐ反響の声【新・月10ドラマ】

草彅剛が主演するカンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ『終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―』（毎週月曜よる10時）の第1話が10月13日に放送された。本作で草彅が演じるのは、妻を亡くし、小学1年生の息子を育てながら遺品整理会社で働く鳥飼樹。第1話では、樹の過去や仕事について描かれ、視聴者の心を揺さぶった。

※【ご注意下さい】本記事はネタバレを含みます。

「切ない」「苦しくて悲しくてつらい」“樹”の悲しい過去

鳥飼樹（草彅剛）は5年前、商社に勤め忙しい生活を送っていた。そんななか妻が突然倒れてしまうが、樹は仕事中のため妻からの電話に出られなかった。その後、病院に急ぐも、妻は帰らぬ人となってしまった。妻を失いうつ状態の鳥飼の姿に、視聴者も胸を痛めた。鳥飼家を訪れていた遺品整理会社『Heaven’s messenger』の社長・磯部豊春（中村雅俊）が優しく見守る中、妻の遺品を整理する場面では、愛が詰まったレシピ本を手に涙する樹が描かれた。「しんどいくらい切ない」「苦しくて悲しくてつらいね」「もらい泣き」と、その胸中に悲しみの声があふれた。

そんな辛い過去を経て、遺品整理会社で働くようになった樹。ふとしたことがきっかけで、妻のことを思い出され、想いがこみ上げてくる場面も…。仕事中や息子の前では、穏やかで優しい姿を見せていただけに、彼の心の傷の深さを思わざるをえなかった。

遺品から母の想いを知った息子が号泣 「母の愛に涙」

第1話では、孤独死した女性の遺品整理を行った樹たち。依頼人である息子（吉村界人）は、10歳のときに母に捨てられたといい、遺品もすべて処分してほしいと話す。しかし、樹はその部屋で故人の息子への思いが詰まった品々を見つけ…。母親の孤独死を自業自得だと冷たく言い放っていた息子が、遺品を通して自分を思う母の想いを知り号泣。「母の愛に涙」「これからに繋がってよかった」と視聴者からも感動の声が相次いだ。

そんな息子を演じた吉村界人は、草彅と映画『ミッドナイトスワン』（2020年）以来の再会だったことを自身のInstagramで報告。ドラマ公式XやInstagramにも「共演にワクワクしました」「素晴らしい演技」「本当に嬉しい」「思い出した」と反響が多数寄せられていた。

kaito_yoshimura
#ミッドナイトスワン
@eijiuchida_film
以来に再会しました。お世話になりました。

@tsuyoshikusanagi_official
#終幕のロンド
#草彅剛#吉村界人
@yukichiba_
引用：吉村界人Instagramより

樹と真琴が遭遇！ 今後が気になるさまざまな伏線が登場

樹は、“生前整理”の依頼を受け、清掃会社に勤める鮎川こはる（風吹ジュン）の自宅を見積もりのため、訪ねた。気丈に振る舞うこはるだが、余命3か月のようで…。そこへ、事情を知らないこはるの娘、御厨真琴（中村ゆり）がやってくる。

絵本作家である真琴は、大企業・御厨ホールディングスの次期社長である利人（要潤）と10年前に結婚。多忙な夫は家庭を顧みず、後継ぎを期待されるも子どもにも恵まれず、愛のない結婚生活に心はすり減らしていた。樹は以前、真琴が夜の公園で一人泣いているところを目撃している。

一方、Heaven’s messengerには、フリーライターの波多野（古川雄大）が訪ねてくる。波多野は、自殺した磯部の息子のことで、磯部に話を聞きにきたのだった。闇が深そうな御厨ホールディングスの描写も描かれた第1話。樹や真琴、Heaven’s messenger、御厨ホールディングスの物語がどう展開していくのか、気にならずにはいられない。放送後、「心も洗われる」「考えさせられる」「現実を捉えてる」と話題を集めている本作の今後の物語も見逃せない。

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カンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ『終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―』毎週月曜よる10時

ライター：小松加奈
ライター／編集者。音楽・映画・ドラマ・アニメなどのエンタメ系を中心にインタビュー／レビュー／コラム記事などを手掛ける。