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運動が苦手、ダンスが苦手…でも運動会はチャンス!成長賢さの土台「非認知能力」の伸ばし方とは

  • 2025.9.26

こんにちは。小学生を12年間教えていた元教員で、3歳の娘を知育でIQ130まで伸ばしたまーやです。「うちの子、運動が苦手だから運動会大丈夫かな…」「かけっこで一番になれなくても、落ち込まないかな…」秋風が心地よい季節になると、多くの園や学校で聞こえてくるのが運動会の練習の声。お子さんの一生懸命な姿を心待ちにする一方で、少しだけ複雑な気持ちを抱えているお母さん方もいらっしゃるのではないでしょうか。私は小学校教員経験の中で、何百人もの子どもたちの運動会を見てきましたが、その経験から断言できることがあります。それは、運動会は運動が得意な子だけが輝く場ではないということです。むしろ運動会は、学力テストなどでは測ることのできない、子どもたちの心の賢さの土台、「非認知能力」を育む絶好のチャンスだと思っています。非認知能力とは、目標に向かって頑張る力、人とうまく関わる力、失敗しても立ち直る力など、これからの社会を生き抜くために本当に必要とされる人間力のこと。今回は、運動会という特別な一日を通して、お子さんの非認知能力をぐんぐん伸ばすためのご家庭でできる関わり方を、私の教員時代のエピソードと共にお伝えしますね。

ダンスが苦手、運動会も嫌いなAさんの話

私が6年生の担任をしていた時のことです。小学校生活最後の運動会。子どもたちの「勝ちたい」という気持ちは最高潮に達していました。だからこそ私は、子どもたちにこう伝え続けていました。「誰かと比べるんじゃなくて、昨日の自分と比べて成長していくんだよ」と。そして「練習で100%の力を出し切ろうと努力するからこそ、本番で自分の納得いく結果が得られるんだよ」とも。当時、勤務していた小学校の運動会の見どころはダンスでした。誰もが楽しみにしている伝統的なプログラムの一つです。クラス全員で「見に来てくれた保護者の方や、全校のみんなを感動させたい」という大きな目標を立て、子どもたちは自分たちで朝練習を計画したり、昼休みにグループで集まって教え合ったりと、自主性を見せていました。その中でクラスにAさんという、少し内気で体を動かすことがあまり得意ではない女の子がいました。周りの友達が次々と振り付けを覚えていく中、Aさんはなかなか覚えられず、いつも輪の隅っこで自信なさげに、小さく踊っていた子です。「ダンス覚えるの難しいよね。この部分、一緒に頑張ろう」そんなAさんを気にかけていたのが、クラスのリーダー的存在のBさんやCさんでした。練習の時には自然とAさんのそばへ行き「ここは、こうするとカッコよく見えるよ」と優しく声をかけながら、何度も一緒に振り付けの確認をしていました。Aさんは、友達の温かい励ましに支えられ、何度も自分の踊りを鏡で確認し、時には悔し涙を浮かべながら、でも決して練習を投げ出すことはありませんでした。そのひたむきな姿は、クラス全体に「みんなで運動会を成功させたい」という一体感を生み出していったように思います。運動会当日。Aさんは、満面の笑みで、堂々と指先まで気持ちを込めて最後まで踊りきりました。ダンスが終わった後、友達とハイタッチをしながら、充実した表情で語り合う姿は、1カ月前の自信なさげだった彼女とはまるで別人のようでした。この経験は、Aさんにとって大きな自信となったようです。苦手なことに正面から向き合い、友達と協力して乗り越えた大きな達成感は、彼女の「やり抜く力(グリット)」や「協調性」、そして何より「私だって、やればできるんだ」という自己肯定感が大きく育った瞬間だったように思います。

運動会は非認知能力の宝庫!具体的に育つ3つの力

では、運動会では具体的にどのような「非認知能力」が育まれるのでしょうか。ここでは3つの力をご紹介します。1. 目標に向かってやり抜く力(グリット)「リレーで勝ちたい」「ダンスを覚えたい」といった目標に向かい、苦手なことでも諦めずに努力を重ねる経験そのものが、この力を育てます。まさに先ほどのAさんや、クラスの子達は目標に向かって頑張り切ることができました。この粘り強さは、将来勉強や仕事で困難にぶつかった時に、困難を乗り越えるための原動力となります。2. 仲間と協力する力(協調性・社会性)大玉転がしや綱引きといった団体競技では「みんなのために頑張る」という経験をします。仲間と励まし合い、時には応援に徹することで、他者への思いやりや社会で不可欠な協調性が自然と身についていきます。行事を通して頑張っていく中で起こる、友達同士のトラブルも協調性を育むチャンスになりますよね。3. 失敗から立ち直る力(レジリエンス)徒競走で転んだり、ダンスをなかなか覚えられなかったり、なかなかうまくいかないことはよくあることです。しかし、その悔しさを味わい、仲間からの励ましで気持ちを切り替える過程が、心のしなやかさ、すなわち回復力を鍛えます。この力は、変化の激しい時代を生き抜く上で非常に重要だと言われているんです。大切なことは、それらの力は本番当日よりも、本番までの練習期間でより育ちやすいということ。そして私たち周りの大人が、子どもたちの行動を見て、どれだけ価値付けできるかも大切なポイントになってくると思っています。

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練習期間中にこそ実践したい、家庭での3つの心がけ

非認知能力を育む上で最も重要なのは、この「練習期間」の過ごし方と、それを見守るご家庭の関わり方です。お子さんのやる気と自信を育むために、意識したいことを3つご紹介しますね。一つ目は、 日々の「がんばり」そのものに注目してあげるということです。練習期間中は成果が見えにくいですが「できたこと」だけでなく努力の「過程」を認めてあげてください。「毎日ダンスの練習頑張っているね!」ママやパパがしっかりと自分のことを見てくれている。そして、日々の努力を具体的に言葉で伝えることで、子どもの安心感へとつながり「明日もやってみよう」という意欲、すなわち「やり抜く力(グリット)」の土台となります。二つ目は 、「うまくいかない」という気持ちをママやパパが一番の味方として受け止めてあげること。本番が近づくにつれて、もっと頑張ってほしい気持ちが湧いてくるのが親心ですが、そこはグッと堪えましょう。練習でうまくいかず落ち込んでいる時は、まずその気持ちに寄り添い、一番の理解者になってあげてください。「あのダンスの動き、難しいもんね。気持ちよく分かるよ」すぐに叱咤激励するのではなく、まずは感情を丸ごと受け止めること。その安心感が、失敗を恐れずに挑戦する心(レジリエンス)を育んでいきます。最後は、 「よその子」ではなく「わが子の成長」に目を向けること。練習期間中は、他の子どもと比較してしまいがちになります。比較されることで頑張れるお子さんもいますが、自分はどうせできないんだと落ち込んでしまうお子さんもいます。「毎日頑張って練習しているから、最初の頃よりどんどん振り付け覚えてきたね!」比べるのは「昨日のわが子」。お子さん自身の小さな成長を見つけ、心から喜ぶママやパパの笑顔が、お子さんの自己肯定感を育むことにつながります。

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1年1度の機会だからこそ

コロナ禍をきっかけに、運動会の規模が小さくなっている学校も多くなっています。それでも子どもたちにとっては、練習の成果を発揮する非日常の1日であることに変わりはありません。運動会は子どもたちの身体的な成長だけでなく、目には見えない心の力=非認知能力を育むための貴重な機会。目標に向かって努力する粘り強さ、仲間と協力する社会性、そして失敗から立ち直るしなやかさ。これらの力は、これからの長い人生を豊かに生き抜くための、何にも代えがたい「賢さの土台」となります。お子さんにとって、運動会は楽しいだけのイベントではないかもしれません。緊張や不安、悔しさを味わうこともあるでしょう。しかし、それら全ての経験がお子さんの心を大きく、強く育ててくれます。今年の運動会は、結果だけで評価するのではなく、本番に至るまでの努力や仲間との関わりという過程を大切に、お子さんの成長を喜ぶ言葉がけをたくさんプレゼントしてあげてくださいね。

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Instagram:まーや(@ma_ya.chiiku)

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