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これどうやって計算するか覚えてる?「時速12kmで10分走った距離」→正しく計算できる?

  • 2025.10.30
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自転車に乗り慣れている人は、自転車が歩く速さに比べて結構早いことに気が付いているでしょう。

自転車は(種類と道の形状にもよりますが)時速12km以上の速さで走ることができるといわれています。

今回の問題では、自転車で10分走ったときの距離を計算していきます。

問題

自転車に乗り、時速12kmで10分間走りました。進んだ距離を求めなさい。

解答

正解は、「2km」です。

速さと時間の関係式は次の形になっています。

速さ×時間=距離

いわゆる「はじき」の法則で、この式の関係を覚えている人もいるかもしれませんね。

しかし、この式を使うときには注意しなければならない点があります。

次の「ポイント」で、この関係式の正しい使い方を確認してみましょう。

ポイント

この問題のポイントは、「速さと時間の単位をそろえること」です。

もし、速さと時間の関係式に問題の数字をそのまま入れて計算すると、この問題の答えは120kmになってしまいます。

速さ×時間=距離
時速12km×10分=120km?

時速12kmというのは、1時間あたり12km進むという意味です。1時間でやっと12km進むのに、たった10分で120kmも進むのはどう考えてもおかしいですよね。

このような矛盾が起こるのは、速さが時速、時間が分と、基準となる単位がバラバラなのが原因です。正しく計算するには、時速を分速にする、分を時間にするという二つの方法があります。

【方法1】時速を分速にする方法

一つ目は、時速を分速にする方法です。

時速は1時間に進む距離のことでした。1時間は60分なので、時速を分速に直すには60で割ればOKです。

時速12km÷60=分速0.2km

これで、10分という時間と合わせて「速さ×時間=距離」の関係式が使えるようになりました。

分速0.2km×10分=2km

分速0.2kmで10分間走ったときの距離は、2kmです。

【方法2】分を時間にする方法

二つ目は、分を時間にする方法です。

1時間は60分なので、10分は10/60=1/6時間といえます。

これで時速という速さと合わせて、「速さ×時間=距離」の関係式が使えるようになりました。

時速12km×1/6時間=2km

時速12kmで1/6時間走ったときの距離は、2kmです。

まとめ

今回のように、問題文で提示された速さと時間の基準単位が異なっている場合は、速さ・時間・距離の関係式をそのまま使うことができません。まずは、基準となる単位を統一しましょう。

このとき、速さを時間の単位に合わせてもよいですし、時間を速さの単位に合わせてもOKです。どちらの方法でも、計算の結果は同じになります。

このように速さの問題では、計算を始める前に、速さ・時間・距離の基準となる単位がそろっているかを確認することがとても大事ですよ。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


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