1. トップ
  2. 工夫して10秒で計算してみて!「9×9×9÷9÷9」→暗算できる?

工夫して10秒で計算してみて!「9×9×9÷9÷9」→暗算できる?

  • 2025.10.21
undefined

式の長い計算問題は、難しく感じるかもしれません。

しかし、式の特徴を活かすと、案外早く計算ができてしまうこともありますよ。

さて、今回の式はどのようにすれば簡単に暗算ができるでしょうか?

問題

次の計算を暗算でしなさい。
9×9×9÷9÷9

※制限時間は10秒です。

解答

正解は、「9」です。

10秒以内に答えが出せたでしょうか?

「途中で計算が難しくなってしまった」という人は、ぜひ次の「ポイント」をご覧ください。

ポイント

この問題のポイントは、「式に出てくるのは9のみ」という式の特徴を利用することです。

9×9×9÷9÷9

素直に9×9×9を計算してから二度9で割ると、数字が大きくなるので、少々計算が複雑になります。

そこで、計算をする前に今回の問題の式の意味を一度文章で表してみましょう。

「9を9倍して、さらに9倍した後、9で割って、さらに9で割る」

ここで、掛け算と割り算は逆の関係であったことを思い出してください。9倍してから9で割るということは、実は特に何の計算もしていないのと同じなのです。

■×9÷9=■←掛け算や割り算する前の数にもどる

今回は、9に二回9を掛けてから、二回9で割っているので、掛け算は割り算で相殺されたようになり、元の9にもどります。よって、最初の数9がこの問題の答えになります。

undefined
9×9×9÷9÷9
=9

「具体的な計算がなくて分かりにくい」という場合は、次のように式を分数の計算に直して考えるという方法もあります。

9×9×9÷9÷9
=9/1×9/1×9/1÷9/1÷9/1
=
9/1×9/1×9/1×1/9×1/9←分数の割り算では割る数の逆数(分子と分母を逆にした分数)を掛ける
=(9×9×9×1×1)/(1×1×1×9×9)←分数の掛け算では分子どうし、分母どうしを掛け合わせる
=(9×9×9)/(9×9)←9×9で分子と分母を割って約分
=9/1
=9

掛ける数が分子に、割る数が分母にくるため、分子と分母にある9×9が約分で消えてしまうのですね。

undefined

このように9を掛ける回数と9で割る回数が同じであることに注目すれば、この問題を暗算するのは簡単なのです。

まとめ

今回の問題はいかがでしたか?

暗算に苦戦していた人にとっては、「え、そんなに簡単に答えが出るの?」と驚く解法だったかもしれませんね。

「同じ数の掛け算と割り算が相殺しあう」という関係を覚えておくと、スピーディーに計算したいときにとても役に立つことがありますよ。

このシリーズでは、他にも様々な暗算方法について紹介しています。引き続き別の問題にもチャレンジしてみてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


もう一問挑戦!

工夫して5秒で計算してみて!「9+9−9×9÷9」→正しく計算できる?
工夫して5秒で計算してみて!「9+9−9×9÷9」→正しく計算できる?