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少女たちが“罪人に変わる瞬間”を描いた衝撃の第一話「面白くなる予感」「ドキドキ」SNSでも話題の“秋の新ドラマ”

  • 2025.10.9
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(C)遠藤かたる/宝島社/ytv

2024年第22回『このミステリーがすごい!』大賞 文庫グランプリを受賞した遠藤かたるの小説『推しの殺人』が実写化。大阪で地下アイドル活動を行う3人の女の子が、罪を犯してしまうところからはじまる物語だ。

※以下本文には放送内容が含まれます。

三者三様のキャラクター設定が面白い

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(C)遠藤かたる/宝島社/ytv

主人公は、地下アイドル・ベイビー★スターライトとして活動する高宮ルイ(田辺桃子)、早川テルマ(横田真悠)、沢北イズミ(林芽亜里)の3人だ。イズミは、センターを担当する人気の高い新メンバー。テルマは、アイドル活動に人一倍やる気があるせいか、イズミを敵視している。ルイは、そんな2人に付かず離れずなクールな距離感を保っており、あんまりやる気が見られない。

物語の冒頭、この3人のメンバーは全く仲が良くなかった。テルマはイズミに嫌味を言い、イズミはやる気があるのに人気はないテルマをバカにしている様子。ルイは口では、テルマにもイズミにも寄り添っているが、心から気を許しているわけでない状態だった。三者三様のキャラクター設定、互いに踏み込みすぎない関係性にリアルさを感じる。

そんなとき、ルイの元にイズミから助けを求める電話が。会社に行ってみると、イズミが事務所の社長である羽浦悟(田村健太郎)から暴力を受けていた。イズミは羽浦と隠れて付き合っており、DVを受けていたのだ。イズミを救うべく、羽浦と取っ組み合いになるルイとテルマ。テルマは羽浦の頭にトロフィーを振り下ろし、羽浦は気絶した。そして、イズミがトドメの一発をふるい、羽浦は血を流して息を引き取ってしまう。3人は殺人事件の共犯者になってしまうのだ。

捕まりたくないというイズミの願い、アイドル活動を続けたいテルマの希望を受け止めたルイ。遺体の隠蔽のため積極的に動き、羽浦の遺体を山中に埋める。仲が悪かった3人は、事件の共犯者となったことで、奇しくも距離を縮めることになる。

また、ルイには隠された過去がある様子。ドラマの中では、暴力をふるう父親・谷村敏勝(猪塚健太)の姿が回想され、最後には「私は人を殺したことがあるから」という告白も。ルイには隠された過去があるようだ。

連続殺人事件が物語に絡む

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(C)遠藤かたる/宝島社/ytv

地下アイドルが罪を犯し、それを隠し通せるのか。それだけでも衝撃的な展開だが、この物語には、別の事件も描かれる。3人が罪を犯したのと同じ頃、東京と大阪で連続殺人事件が発生していた。道行く女性が狙われる殺人事件で、下腹部を斧で滅多刺しにされて命を奪われる事件だ。

第1話の最後には、新たな被害者が発生するシーンが描かれた。そして、何者かが羽浦の遺体を掘り返す場面も。その首元には連続殺人事件の犯人と同じエメラルドのネックレスが。犯人を示す重要な手がかりになりそうだ。第2話以降は、3人の罪がバレてしまうのか、3人の関係性はどのように変化するのか、連続殺人事件の犯人は誰なのかが物語の焦点となるだろう。

SNSでは、「面白くなる予感しかしない」「ハラハラドキドキ展開で今後が楽しみ」など、衝撃展開の行く末に期待を寄せている人が多いようだ。ベイビー★スターライトのメンバーを演じている田辺桃子や横田真悠、林芽亜里のほか、なえなのや曽田陵介など若手注目キャストがどんな芝居をみせてくれるのかも楽しみだ。


読売テレビ・日本テレビ系 木曜プラチナイト『推しの殺人』毎週木曜日よる11:59~0:54

ライター:古澤椋子
ドラマや映画コラム、インタビュー、イベントレポートなどを執筆するライター。ドラマ・映画・アニメ・漫画とともに育つ。
X(旧Twitter):@k_ar0202