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「代役とは思えない」「絶対もっと売れる」NHK大河ドラマで“早くも退場”のブレイク女優、視聴者“釘づけ”の名演技

  • 2026.3.7

現在放送中のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』に第1話から登場していた、主人公・小一郎(豊臣秀長/仲野大賀)の想い人・直(白石聖)。快活な彼女は、視聴者から人気を呼んだ。そんな直には、2026年3月1日に放送された第8話のラストで、驚くべき展開が待ち受けていた。

※以下、本文には放送内容が含まれます。

次々と上がった白石聖の退場を惜しむ声

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『豊臣兄弟!』3月1日放送 (C)NHK

直は実在した人物ではないが、小一郎の幼なじみで、初恋の人として描かれた。両想いの2人は紆余曲折を経て、ようやく待ちに待った祝言を迎えようとしていた矢先、突然、直が亡くなってしまった。農民同士の争いに巻き込まれて、ケガをしそうだった幼い女の子を庇ったところ、傷を負い、息絶えた直……。
いやいや、こんなに急に直は亡くなるはずがない。きっと目を開けるはず。小一郎と同じ気持ちで、そう願いながら、第8話のラストを見守ったが、残念ながらその願いは叶わなかった。次回予告すら放送されず、やり切れない想いを抱えずにはいられなかった。

直を演じた白石聖は、2月27日放送のNHK『あさイチ』のトークコーナー“プレミアムトーク”に出演。このコーナーに登場したゲストはその後に、出演中の大河ドラマや、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)から退場することが多い。そのため、プレミアムトーク出演は、“退場フラグ”などと言われている。白石も、出演直後に『豊臣兄弟!』から退場し、直は人気キャラクターであったため、瞬く間に“直ロス”が巻き起こった。

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『豊臣兄弟!』1月11日放送 (C)NHK

白石は、『豊臣兄弟!』の撮影が始まる少し前に、直役から降板した俳優の代役として、出演が決定。準備期間があまりない中、見事に直を好演し、白石の演技は視聴者を釘付けにした。SNSには「代役とは思えないくらい存在感あった」「絶対もっと売れる」「大河きっかけで大ブレイクだ」「彼女でよかった」などの絶賛コメントが並んだ。第8話の放送後には「あさイチ出演はやっぱり退場フラグだったか」「すごく残念」「白石聖さんが演じる直がいなくなって悲しすぎる」といった声が次々と上がった。

筆者も“直ロス”に陥っている1人だが、『豊臣兄弟!』で白石を知った人に向けて、この機会に彼女の魅力をお伝えしたい。

12代目“ゼクシィ”CMガールに抜擢

1998年生まれの白石は、高校生の時にスカウトされ、芸能界入りを果たした。2016年から次々とTVドラマに出演するようになり、寺尾聰主演の『仰げば尊し』にはレギュラー出演。本作でも仲野と共演している。
2019年、結婚情報誌『ゼクシィ』(リクルート)の12代目CMガールに抜擢された白石。同年には、『福岡恋愛白書14 天神ラブソング』で地上波ドラマに初主演した。

筆者が彼女の出演作で気になったのは、その1年前の2018年に放送された『PRINCE OF LEGEND』。このドラマは映画化もされたが、白石は個性豊かな大勢の“王子”たちから想いを寄せられるヒロイン・成瀬果音を演じた。果音は根が強い性格の女子高生で、モテモテのキャラクターなのに嫌味がなく、男女問わず好感を持たれる印象だった。それは、白石の好演による賜物だったのだと思う。

この果音役で、一気に白石が気になる存在となった筆者は、バラエティ番組『スクール革命!』などでも、彼女の出演を見るのが楽しみになった。ドラマでもバラエティでも、白石からは芯の強さが感じられた。

NHKドラマに多数出演する“常連”俳優

大河ドラマは『豊臣兄弟!』が初出演だが、NHKのドラマには度々出演経験がある白石。山本耕史主演の“土曜ドラマ”『植木等とのぼせもん』。桜井ユキ主演の“よるドラ”『だから私は推しました』。週1回から帯放送となり、“夜ドラ”という名称に変わった後の第2弾、眞栄田郷敦主演の『カナカナ』。話題作の多い“ドラマ10”枠には、安田顕主演の『しもべえ』と、冨永愛と中島裕翔主演の『大奥「8代・徳川吉宗×水野祐之進 編」』に出演。

どの作品でも印象的な演技を見せている白石だが、特に森下佳子による脚本の『だから私は推しました』をピックアップして紹介したい。本作で白石は、桜井演じる主人公から全力で推される、“もう1人のヒロイン”と言える地下アイドルに扮し、視聴者を魅了した。SNSにも「このドラマで白石聖さんを好きになった」「大好きだったから再放送してほしい」というコメントが見られ、ファンを増やすきっかけの1つとなった模様。

ほかにも、NHK BSで放送された『シューカツ屋』と『やっぱりおしい刑事』にも出演した白石は、NHKドラマの“常連”と言えるだろう。

“悪女”を“怪演”した配信ドラマ

近年は、『フェルマーの料理』や『新空港占拠』などの民放ドラマで、レギュラーキャストとして活躍。『幽☆遊☆白書』や『私の夫と結婚して』といった配信ドラマにも出演し、後者では“悪女”を怪演して、視聴者を震え上がらせた白石。『私の夫と結婚して』での彼女は、俳優としての殻を破るような演技を披露しており、また1つ役の幅を広げたと感じた。

『豊臣兄弟!』には代役として起用され、出演期間も短かった白石だが、大河初出演で大きな爪痕を残したので、今後の大河ドラマや、朝ドラでも活躍してくれることを期待したい。


出典:2026年 大河ドラマ「豊臣兄弟!」出演者変更のお知らせ | NHK

NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』毎週日曜よる8時放送
NHK ONE(新NHKプラス)同時見逃し配信中・過去回はNHKオンデマンドで配信

ライター:清水久美子(Kumiko Shimizu)
海外ドラマ・映画・音楽について取材・執筆。日本のドラマ・韓国ドラマも守備範囲。朝ドラは長年見続けています。声優をリスペクトしており、吹替やアニメ作品もできる限りチェック。特撮出身俳優のその後を見守り、松坂桃李さんはデビュー時に取材して以来、応援し続けています。
X:@KumikoShimizuWP