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豊作すぎて選べない…まさに“ヒット間違いなし”の『秋ドラマ』特に観てほしいおすすめ作品【4選】

  • 2025.10.8

10月から秋の新ドラマが続々とスタート。

今回もさまざまなジャンルが勢ぞろい。そんな中から特におすすめしたい作品をご紹介する。

『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(フジテレビ・水曜よる10時)

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【MUSIC AWARDS JAPAN 2025(MAJ)レッドカーペット】レッドカーペットに登場した菅田将暉 (C)SANKEI

脚本を務めるのは三谷幸喜。ゴールデンプライム帯の民放連続ドラマの脚本を手掛けるのは、なんと25年ぶりとなる。大河ドラマ『真田丸』や『鎌倉殿の13人』が記憶に新しいところだが、どのような新しい物語が紡がれるのかすでに楽しみである。

舞台となるのは1984年渋谷。三谷の半自伝的要素を含んだ青春群像劇になる。主演を務めるのは菅田将暉。三谷作品で言うと、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で演じた義経が印象的だが、昭和後期の若者がすでにしっくりきそうな予感。

メインキャストは二階堂ふみ、神木隆之介、浜辺美波。いずれも三谷作品には初参加だが、菅田とは共演があるのでここでどのような化学反応が観られるのかも楽しみなところ。

『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS・火曜よる10時)

竹内涼真と夏帆がW主演を務める本作。竹内演じる海老原勝男は「女の幸せは、家で料理を作って愛する人の帰りを待つこと」という価値観を持つ亭主関白男。同棲中で恋人の山岸鮎美(夏帆)が作る手の込んだ料理にはご丁寧に「アドバイス」を伝えており、鮎美もそれに納得していた。一見、うまくいっているように見えるふたりだったが、鮎美は勝男のプロポーズをあっさりと断り、破局を迎えてしまう。

令和の時代に凝り固まった価値観を持っていた勝男と、勝男を第一に考えるあまり、自分を見失っていた鮎美が別れをきっかけに新たな一歩を踏み出す物語となっている。

ラブストーリー観点からも気になるところだが、勝男と鮎美の価値観がどのように物語の中で変化していくのかが見どころ。特に勝男の言動はSNSでも波乱を呼びそうだ。

ちなみに、勝男の初めての女友達の柏倉椿を中条あやみが演じる。竹内涼真と中条あやみというと別のドラマを連想してしまうだけに、本作では楽しそうなふたりのやりとりが観られると嬉しい。

『終幕のロンド もう二度と、会えないあなたに』(カンテレ/フジテレビ・月曜よる10時)

主人公となるのは遺品整理人・鳥飼樹(草彅剛)。妻を亡くし、幼い息子を育てるシングルファザーでもある。そんな樹が遺品整理会社の仲間たちとともに孤独死した方の特殊清掃や遺品整理、生前整理までさまざま事情を抱えた家族に寄り添っていくヒューマンドラマ。

遺品整理にしろ、生前整理にしろ、そこには人ひとりの人生が詰まっている。そして、その人と関わりがある人たちの想いも詰まっている。それぞれの事情がある中で最期のわだかまりを解くきっかけになるかもしれないし、大切な人を見送るための準備になるかもしれないし、自分の人生を見直すきっかけにもなるかもしれない。そんな繊細な物語の主演が草彅剛とあれば安心感しかない。人間は愚かだけれど、優しい部分もある。そんな「優しさ」を感じられる作品であることを期待したい。

『良いこと悪いこと』(日本テレビ・土曜よる9時)

間宮祥太朗、新木優子がW主演を務める。物語は小学校の同窓会から始まる。タイムカプセルから出てきたのは6人の顔が塗りつぶされた卒業アルバム。そこから同級生の不審死が始まる……。

間宮はクラスのリーダー的存在で現在は実家の塗装屋を継いだ一児の父・高木将を演じる。新木が演じるのは「美人すぎる記者」として活躍する猿橋園子。高木と猿橋が手を組み、事件の真相に迫っていく。

しっかりと考察が楽しめそうであるということだけでなく、懐かしい平成の空気も感じられそうな予感だ。

今期のお気に入り作品は?

ゴールデンプライム帯はもちろんのこと、深夜ドラマ枠にも話題作が続々と登場する。

続編となる作品も多いので、いまのうちに振り返り視聴も良いだろう。秋の夜長、お気に入りのドラマを見つけるべく、まずは1話を鑑賞してみてはどうだろうか。


※記事は執筆時点の情報です