1. トップ
  2. 『食費が高い人』に共通している…家にあるのに買ってしまう“食費の落とし穴”とは?【お金のプロが解説】

『食費が高い人』に共通している…家にあるのに買ってしまう“食費の落とし穴”とは?【お金のプロが解説】

  • 2025.9.29
undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

食費を節約したいのに、なぜか毎月の支出が減らない…。そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?実は、食費が高くなってしまう原因の一つに「家にまだたくさんあるのに、つい買ってしまうもの」があります。何気なくレジに持っていってしまうその食品が、実は大きな無駄遣いのもとになっていたのです。今回は、家計を圧迫しがちな食費の落とし穴を探りながら、共通して買いがちな“あるもの”について詳しく解説します。

家にあるのに買ってしまう…節約の盲点とは

日々の食事づくりに欠かせない調味料やストック食品。醤油や油、砂糖に缶詰や冷凍食品など、使い切るまでに時間がかかるものが多いため、つい買い足してしまうことがありませんか?実は、この知らず知らずの買い足しこそが、食費が高くなる大きな要因です。

たとえば、冷蔵庫の奥に前回買った調味料がまだ残っているにもかかわらず、使っている途中のボトルが見つからずに、新しく購入してしまうケース。このように「使い切っていないのに買い直す」ことが積み重なり、結果的に食品のムダが生まれています。また、特売のタイミングにつられて大量購入し、そのまま賞味期限が切れる食材も少なくありません。

さらに買い物の際に、家の在庫を把握していないのも無駄買いの原因です。多くの人は、今日必要な食品だけを考えて買い物に出かけがちですが、家に何があったかをしっかり把握しておくことで、重複買いや過剰注文を防げます。

買い物のクセは共通している?無自覚な食費増の実態と対策

undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

こうした「家にあるのに買ってしまう」という行動パターンは、多くの家庭に共通しています。原因の1つは「買い物時の習慣」や「使い切る前に買い足す癖」にあります。

また、食材の腐敗や使い忘れも影響しており、賞味期限や消費期限を過ぎて捨ててしまう食品も少なくありません。こうした無駄が積もりに積もって、食費が高くなってしまうのです。

具体的な対策としては、まず「冷蔵庫やストック棚の定期的な整理」が挙げられます。買い物前に必ずストックの中身をチェックし、使い残しがないか把握しましょう。次に「買い物リストを作成すること」も効果的です。計画的に必要なものだけを購入することで、重複や無駄を減らせます。

さらに、調味料や乾物類は、大容量パッケージよりも使いやすい小分け商品を選ぶ、使い切りながら買い足す形にするという工夫もおすすめです。これで家にあるものをフル活用でき、無駄買いの抑制にもつながります。

undefined
出典:マネーシップス 石坂貴史

食費節約のカギは「見える化」と「計画性」

まとめると、食費が高くなってしまう人に多い特徴は、家にまだ使い切れていない調味料や保存食品があるのにもかかわらず、つい買い足してしまうことにあります。これは誰にでも起こりうることですが、「見える化(在庫の把握)」と「計画性」があれば、無駄は大きく減らせます。

食材を無駄にしないためには、冷蔵庫やパントリーの整理整頓を定期的に行いましょう。必要なものだけを買い、賞味期限にも気をつけることが大切です。毎日の買い物がただの習慣になっている方は、一度ストックの状況を見直してみてはいかがでしょうか。


監修者:石坂貴史

undefined

証券会社IFA、2級FP技能士、AFP、マネーシップス運営代表者。累計1,100件以上のご相談、金融関連の記事制作、校正・監修を手掛けています。「金融・経済、不動産、保険、相続、税制、教育」の6つのFP分野が専門。お金の運用やライフプランの相談において、ポートフォリオ理論と行動経済学を基盤にサポートいたします。


【運営サイト】https://moneyships.biz/