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ガソリンは『定額』と『満タン』どっちがお得?判断基準をお金のプロが解説

  • 2025.10.1
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

ガソリンを入れるとき、「今日は定額で入れる?それとも満タンにする?」と迷ったこと、ありませんか?毎月の支出を節約したいけど、実際のところどちらを選ぶのが賢いのか、頭を悩ませる人も多いはずです。ガソリン価格は変動しやすく、給油の仕方次第で実際のコストが変わることも…。そこで今回は、お金のプロの視点から、ガソリンの「定額給油」と「満タン給油」、どちらがお得なのか本当のところを解説します!この記事を読めば、給油のたびに感じる悩みからスッキリ解放されますよ。

ガソリンの定額給油と満タン給油、それぞれのメリット・デメリットを知ろう!

まずは「定額給油」と「満タン給油」の違いをおさらいしましょう。定額給油は、たとえば3,000円分、といった金額を決めてその範囲内でガソリンを給油する方法です。一方、満タン給油は、その名の通り車のタンクをいっぱいにするまで給油することを指します。

それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。

  • 定額給油のメリット:給油額が一定のため、支出の管理がしやすく家計の計画が立てやすい。急激なガソリン価格の変動でも、月々のガソリン代がある程度安定する。
  • 定額給油のデメリット:給油量が一定でないため、走行距離が短いとガソリンを持て余す場合がある。満タンに比べて給油回数が増えることも。
  • 満タン給油のメリット:一度にタンクいっぱい入れるため、給油回数が少なく済む。長距離ドライブ前にまとめて給油できるので便利。
  • 満タン給油のデメリット:ガソリン価格が高いタイミングで満タンにすると、支出が大きくなる。また、ガソリン代の変動により毎回の支払い額が安定しない。

これらを踏まえ、どちらを選ぶほうが「お得」かは一概には言えません。車の使い方や価格動向、家計の状況によってベストな選択は変わってきます。

賢く選ぶポイントは?具体的なシチュエーション別に見るお得な給油方法

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

では、実際に支払い面でお得になるのはどんなケースでしょうか。ここからはもう少し具体的に考えてみましょう。

まず、頻繁に車を使う人であれば満タン給油が効率的です。例えば、毎日通勤や買い物で車を使い、月1,000km以上走る場合、頻繁に給油する手間や時間を省ける満タン給油は合理的。ただし、ガソリン価格が上昇傾向にあるなら、タイミングを見計らって給油することが大切です。

一方、車の利用頻度が低く月に数百km程度の走行なら、定額給油が便利です。毎回決まった金額だけ給油することで、無駄なくガソリンを使い切りやすく、家計管理もしやすくなります。

また、ガソリン価格の変動が激しいときは、こまめに定額給油することで価格のピークを避け、平均購入価格を抑えられることもあります。逆に価格が低迷しているなら満タン買いでストックするメリットもあります。

さらに、最近ではガソリンスタンドが提供するプリペイドカードや公式アプリでの割引クーポン、提携先のクレジットカードや各種ポイントカードなど活用することで、お得に利用できることも多いですので、給油前に少し調べておくのもおすすめです。

賢い給油選びで無理せずコスト管理!結局どっちがお得?

結局、ガソリンの定額給油と満タン給油、どちらがお得なのか?お金のプロの結論としては、「ライフスタイルや車の使い方、ガソリン価格の動向に合わせて使い分けることが一番賢い」ということです。

「毎回同じ金額だけ入れたい」「支出を一定に抑えたい」なら定額給油
「給油の手間を減らしたい」「まとまった距離を走るから満タンにしたい」なら満タン給油

また、ガソリン価格が安いときに満タンにしておく、価格が高いときは定額給油で様子を見るといった柔軟な対応もおすすめです。給油後に走行距離や燃費を記録しておくと、よりベストな選択が見えてきます。

状況に応じた給油の使いわけが長い目で見て経済的な節約につながるでしょう。


監修者:有限会社バード商会 代表取締役 鳥谷 威(https://financialplanertk2021.com/

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得意分野は、家計管理(とくに光熱費)と資産形成。福岡の大学を卒業後、大手ガス会社にて家庭の光熱費削減や新電力の業務に約4年間従事。クレカ請求業務も経験。
現役世代の人の家計が『今より豊かになるように』という想いのもと、約3年かけてCFP(R)資格を取得。
現在は、各種金融メディアでの執筆・監修・日本FP協会の支部相談員としても活動中。
20・30代の人に、早いうちから家計の見直しや資産形成の大切さを伝えたく日々奮闘中。