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『食費が少ない人』はやっていない…スーパーで食費がかさむ“3つのNG行動”とは【お金のプロが解説】

  • 2025.9.30
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

毎日の買い物で、「気づいたらレジで意外と高くなってしまった…」と感じたことはありませんか?食費を抑える達人は、スーパーでの買い物においてある共通点があるものです。節約したいけれどなかなかうまくいかない、そんな方に向けて、ついやってしまいがちな「スーパーで食費が増えてしまうNG行動」を厳選してご紹介します。この記事を読めば、あなたの毎日の買い物が変わり、食費もグッとカットできるはずです!

NG行動1:買い物リストなしでの衝動買い

食費を抑えたいなら、まず大切なのが「買い物リスト」の作成。リストなしでスーパーに行くと、魅力的な特売品や目に付いた商品につい手が伸びてしまい、つい余計なものを買ってしまうことが多くなります。

加えて、空腹時に買い物するのも避けるべきです。お腹が空いていると、ついスナック菓子や甘いものを手に取りやすくなり、不要な買い物が増えます。この無計画な買い物は、いわゆる「ついで買い」と呼ばれていますが、たった数百円の買い物でも積み重なると大きな差につながります。

NG行動2:タイムセールや割引の誘惑に惑わされる

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

スーパーでよく見かけるタイムセールや「2つで〇〇円」などのセット割引は、一見お得に見えますが、実は食費が増えてしまうことが多いのです。理由は単純で、「必要ないものまで買ってしまう」から。特に大量に買うことで賞味期限内に使い切れず捨ててしまうケースが目立ちます。

また、割引されていることで「今買わないと損」と感じ、計画よりも多くの食品を購入してしまいます。食品ロスに繋がるだけでなく、余分な買い物は純粋な家計の負担増です。食費を節約するなら、割引に飛びつくのではなく、本当に必要な量を見極める目を持つことが大切です。

NG行動3:『まとめ買いがお得』という思い込み

「まとめ買いすればお得」というイメージで、大量に買い込み冷蔵庫や保存場所が食品でいっぱいになることも食費アップの一因です。確かに、まとめ買いは単価を下げる効果もありますが、使い切れずに余ってしまうと結局無駄になり、逆効果です。

特に肉や魚、野菜などの鮮度が命の食品は、まとめ買いによって鮮度が落ちてしまい、結果的に買い直すことになることも。これでは時間もお金も無駄になりやすいですよね。保存技術が向上しているとはいえ、量を増やせば食材の劣化リスクは必然的に上がり、食費の節約にはつながりにくいのが現実です。

食費を少なく抑える人は「必要な分だけ買う」、そして「鮮度を保ったまま使い切る」を意識しており、無理なまとめ買いは控えています。冷蔵庫の整理整頓をマメに行うことも、食品の無駄を減らすコツの1つといえます。

今日からできる食費の見直しポイント

ここまで紹介した3つのNG行動、あなたは心当たりがありませんか?買い物リストの用意、冷静な判断での割引利用、無理のないまとめ買い。これらを意識するだけで、毎月の食費は確実に節約できます。さらに、旬の食材をチェックしながら献立を組み立てると、より効率よく美味しい食事を楽しめるでしょう。

節約というと、ただ安いものを選ぶイメージがありますが、最終的には「無駄を減らす」という視点がポイント。計画的な買い物を心がけ、食品ロスを減らすことが、結果として家計に優しい買い物習慣につながりますよ。


監修者:有限会社バード商会 代表取締役 鳥谷 威(https://financialplanertk2021.com/

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得意分野は、家計管理(とくに光熱費)と資産形成。福岡の大学を卒業後、大手ガス会社にて家庭の光熱費削減や新電力の業務に約4年間従事。クレカ請求業務も経験。
現役世代の人の家計が『今より豊かになるように』という想いのもと、約3年かけてCFP(R)資格を取得。
現在は、各種金融メディアでの執筆・監修・日本FP協会の支部相談員としても活動中。
20・30代の人に、早いうちから家計の見直しや資産形成の大切さを伝えたく日々奮闘中。