【60代女子旅】湯河原の「いまと歴史」を味わう！猿と湯けむりと大人女子旅【後編】

2025.9.2

東京から電車で一本、約1時間半。海も山も近く、昔ながらの温泉街の風情と新しい感性が調和する町、それが湯河原です。渓流のせせらぎ、アート、美味しいごはん、そして温泉。日常からふっと離れて、心と体をゆるめてくれる「大人女子旅」にぴったりな1泊2日の湯河原時間を満喫した、にいみりささんのレポートです。今回は後編をお届けします！

朝6時、極上の露天風呂時間

まだ静かな早朝、露天風呂へ。目の前に広がるのは雄大な箱根連山です。お風呂で聞こえた「パ〜ン！」という鉄砲のような音にびっくり。実はこれ、野生の猿を敷地内に入れないように鳴らす“空砲”なんだとか。説明を受けている時にも、茂みの向こうで「ガサガサッ」と音がして…猿の存在感、朝から全開です。
（露天風呂の写真は特別に、メンテナンス時間に撮影させていただきました。）

露天風呂の入り口

選べる浴衣

遮るもののない景色を楽しめる露天風呂

立ち湯もあります

やさしく目覚める、旅の朝ごはん

お重に詰められた煮物や地元野菜のお惣菜。体にやさしい和定食で、清々しい朝をスタート。チェックアウト時間までは、また温泉に入ってゆったり。

朝食は和食で

湯河原の町を見渡せるレストラン

湯河原のパワースポット──五所神社と明神の楠木

チェックアウト後は、湯河原駅に荷物を預けて観光へ。まず訪れたのは、天照大神をはじめ八柱を祀る「五所神社」。樹齢850年の御神木・楠がそびえる五所神社は、健康・長寿のご利益があると伝えられる場所。向かいに立つ「明神の楠木」も町指定文化財で、幹まわりが1メートル以上包み込まれるような安心感に癒されます。

五所神社

五所神社の樹齢850年の楠木

明神の楠木

町立湯河原美術館でアートと庭園を楽しむ

日本画家の平松礼二氏や地元ゆかりの芸術家の作品に触れられます。印象派で有名なクロード・モネの財団から寄贈された睡蓮の花が玄関前に咲いていました！

平松礼二氏は、今もこのアトリエで制作しているそう。

見応えあるので是非立ち寄ってみて

モネの睡蓮が可憐に咲いていました

緑あふれる美術館外観

町立湯河原美術館

美術館併設の庭園

赤いパラソルが目印──Museum Cafe & Gardenでヘルシーランチ

湯河原美術館の敷地内に併設されたカフェ「Museum Cafe & Garden」は、赤いパラソルとレンガ造りの外観が目印。こちらは、豆腐・ゆば専門店「湯河原十二庵」が手がけるお店。豆乳スープランチがおすすめです。雑穀米と豆腐づくしのメニューは胃にも優しく、且つボリュームたっぷり。旅の途中にぴったり。