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新郎新婦「料理が一口も食べられない…」長年クレームが殺到も…最終的に“ゼロ”にまで激減したワケ

  • 2025.12.6
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

披露宴のコース料理は、なかなか食べる機会のない贅沢なものですよね。

お料理は披露宴の楽しみのひとつです。

とはいえ、新郎新婦は披露宴中、ゲストの方々への対応で実質召し上がれる時間はほぼ無いでしょう。

そんなことから「お金を払ったのに食べられないなんて」「料理食べたかった」というクレームは非常に多いのです。

今回は、新郎新婦からの「結婚式で料理を食べられなかった」というクレームから生まれた、満足度をアップさせる新しい仕組みを紹介します。

料理は結婚式の満足度と比例する

結婚式のお料理は、参列されるゲストの楽しみのひとつです。

結婚式の満足度=お料理の質といわれるほどで、様々なウエディング関連の口コミや、SNSではお料理のコメントが多くみられます。

コース料理は、約2時間強の披露宴でおもてなしの気持ちを表す最大のツールであり、結婚式の費用においても大きな割合を占めるものです。

費用で言えば、コース料理×人数+サービス料のため、60名の披露宴で15,000円のコースを選択すると、90万円+サービス料(約10%)となります。

最高のおもてなしをするために、新郎新婦は事前に試食をしたり、シェフと打ち合わせをしたりして、吟味を重ねて選ぶのです!

新郎新婦からの料理に対するクレームの数々…

披露宴のコース料理は、普段生活していてなかなか食べることができないだけに楽しみですよね!

ゲストはもちろん、新郎新婦も楽しみにしています。

しかし!実際のところ、披露宴最中の新郎新婦は、たいへん忙しいのです!

入場して、祝辞やスピーチ、余興、そして自身のお色直し、卓を回る挨拶など、タイトなスケジュール。

その合間を縫って、新郎新婦席にももちろんお料理は運ばれてきます。

時間がないのももちろんですが、花嫁が食事する姿を見られることや、衣装が汚れることなどを気にすると、なかなか手をつけられないという気持ちもあるでしょう。

そして、披露宴後、落ち着いた矢先にクレームは起こるのです。

「料理が一口も食べられなかった」

「一口だけ食べようと思ったら、乾燥していて食べられなかった」

「食べる時間なんてない!」

「お金を支払っているのに食べられないなんておかしい!」

プランナーとしての長年の葛藤…

料理のクレームの中で、特に多いと感じるのは「お金を支払っているのに食べられないなんておかしい!」ということ。

確かにそうですよね。

ただ、「食べようと思えば食べられる人もいるし、結婚式とはそういうものだ」と片付けられてきました。

プランナーとしても「仕方がないことだよな」と感じながらも、どこか違和感がずっとあったのです。

そこで私は立ち上がりました!

支配人に「新郎新婦料理は、披露宴後に控室で召し上がっていただくか、事前に、もしくは別日に食べられるようにできないでしょうか?」と進言。

これまで実現されてこなかったのには式場側の裏事情がありました。ゲストの分と一緒なら手間は増えませんが、違う時間に2人だけのコース料理を作るのはひと手間かかり、他のお客様に迷惑をかける可能性があったからです。

たしかに、リアルな話、人件費や食材コストはUPするでしょう。

しかし、それに引けを取らない分の満足度もUPするはずです!と、推しに推して、提案が通ったのです!

新郎新婦料理で結婚式の満足度UP、さらに評判も上々に!

提案は通ったものの、確かにコストはUPし、シェフたちからも少し不満の声がありました。

しかし、ある日、控室で召し上がられた新郎新婦が、シェフをお呼びになり、

「結婚式の料理、今食べたものをゲストみなさんに出してくださったんですよね。本当にありがとうございます。最大のおもてなしができました。最高の料理でした!」と直接お礼を伝えられました。

その後も、アンケートや口コミなどで「料理が本当においしかった」「シェフとの打ち合わせ通りの料理に感動した」など、料理のコメントや感想が大幅に増えたのです。

そしてそのコメントを、普段裏方でお客様の声を直接聞く機会がないシェフや厨房スタッフに届けることで、彼らのモチベーションも格段にアップしました。

そして当初からあったクレームは、ゼロになりました。

この経験から、料理が結婚式の満足度に直結すること、普段お客様の声を直接聞けない部署へ声を届ける大切さ、そしてプランナーだからこそできる改善提案があることを、改めて学びました。


ライター:yukimaru
大学卒業後、フリーターを経てウェディング上場大手の会社に入社。ウエディングプランナーを10年経験し、その後、支配人を5年、エリアマネージャーとして全国の店舗の管理する活動。現在は、Webライターとして活動。ウエディングプランナーから培った「人を想う気持ち」を大切に、コラム記事からSEO記事まで幅広く執筆中。