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『なぜか会話が弾む人』はやっている…「うんうん」でも「そうなんだ」でもない、“相手がもっと話したくなる聞き方”とは?

  • 2025.11.5
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※Google Geminiにて作成(イメージ)

友達や同僚、初対面の相手と話していて、「なぜかこの人とは話が続くな」と感じた経験はありませんか?そんな“会話が弾む人”には共通して、ただ聞いているだけの「うんうん」や「そうなんだ」とは違う、相手がもっと話したくなる“魔法の聞き方”があるようです。

今回はその秘密に迫りながら、会話を自然に続けるためのポイントを紹介します。

相手の心を開く3つのコツ

話が続かないとき、多くの人はとりあえず「うんうん」「そうなんだ」と相づちを打ってはみるものの、相手が心を開いて深い話をすることは少ないですよね。この原因は「受け身すぎる聞き方」にあると考えられます。

会話が弾む人は、相手の話に対してただ同意するのではなく、積極的に興味を示しながら次の話題や感情に触れる質問やリアクションで返しています。たとえば「それでどう思ったの?」や「もっと詳しく教えてほしいな」といった興味のある姿勢が伝わる声かけは、相手の話す意欲を高めやすいのです。

加えて、言葉だけでなく、表情やうなずき、時には相手の感情に共感するジェスチャーも効果的。心理学やカウンセリングの分野では、相手が共感的な反応(アクティブリスニング)を受けることで“自己開示”が進み、信頼関係が深まりやすいとされています。

具体例でわかる「うんうん」「そうなんだ」を超える聞き方とは?実践しやすいフレーズ集

では実際に、どういう聞き方をすると相手がもっと話したくなるのでしょうか。以下に具体的なフレーズや接し方の例を挙げてみました。ぜひ参考にしてみてください。

  • 「それ、すごく興味深いね。どうやってそう思ったの?」
  • 「もう少し話してくれる?すごく気になるんだ」
  • 「そのとき、どんな気持ちだった?」
  • 「そうなんだ!それって他にはどんな経験がある?」

これらの表現は、単なる相づちと違い、相手の話に意欲的に向き合う姿勢を示す言葉です。丁寧で自然なリアクションが加わることで「話してよかった」と感じてもらいやすくなり、結果的に会話がスムーズに弾む傾向がみられます。

さらに、相手の話すペースや感情に敏感になることも重要。焦ったり話を遮ったりせず、相手の気持ちを尊重した聞き方を意識することで、より深いコミュニケーションにつながるでしょう。

心地よい会話で距離を縮めよう

「うんうん」「そうなんだ」などのシンプルな相づちも悪くはありませんが、そこにちょっとした工夫を加えることで相手の話す意欲を引き出し、会話をもっと楽しく深いものに変えていける可能性があります。積極的な質問や共感を示す反応、そしてペースを尊重する姿勢を少し意識するだけで、話したくなる聞き方が身についていくでしょう。

人との会話は、単なる情報交換ではなく感情のやりとりです。だからこそ、自分の聞き方を見直すことで、相手との距離感を自然と縮めることができるかもしれませんよ。


監修者:あゆ実社労士事務所

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人材育成とキャリア支援の分野で約10年の経験を持ち、社会保険労務士・国家資格キャリアコンサルタントとしても活動。
累計100名以上のキャリア面談を実施し、1on1面談制度の設計やキャリア面談シート作成などを通じて、組織の人材定着と成長を支援してきた。
新入社員向け「ビジネスマナー」「マインドセット」「ロジカルシンキング」研修やキャリア研修では、企画・コンテンツ作成から講師まで一貫して担当。
人間関係構築や部下育成、効果的な伝え方に関する豊富な実務経験を活かし、読者や受講者が一歩踏み出すきっかけとなる関わりを大切にしている。