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『80代でも安心して暮らす人』が守っている…お金が減らない“3つの生活ルール”とは?【FPが解説】

  • 2025.8.25
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

80代を迎え、現役を退いて生活が安定する反面、年金や貯蓄でやりくりする日々に不安を感じる方は少なくありません。でも実は、「80代でも安心して暮らせる人」が実践しているお金が減らない生活ルールが存在します。大切なのは特別な節約術や投資テクニックではなく、シンプルで守りやすいルールを毎日の暮らしに取り入れること。この記事では、どんなに歳を重ねても無理なく続けられ、お金の不安を軽減する“3つの生活ルール”を紹介します。

老後のお金に対する3つの大きな疑問とその答え

年金だけで本当に生活できる?」「大きな出費があったらどうしよう?」「今の貯金で足りるのか不安…」80代の多くの人が抱えるお金の悩みは多岐にわたります。厚生労働省の調査によれば、平均寿命が伸びたことで老後の期間が長くなり、その分、貯蓄を切り崩しながら生活する必要が増えました。ですから、計画的な支出管理は今まで以上に重要になっています。

医療費や介護費用など、思いがけない出費があるからこそ、無駄を省くだけでなく、いざという時に備えた貯蓄や保険の見直しが大切です。言い換えれば、日々の生活でこの3つのポイントを心がけている人は、将来のお金の心配をせず、80代になっても安心して暮らせているのです。

実践者に学ぶ!お金が減らない“3つの生活ルール”

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

では、その具体的な3つのルールとは何でしょうか。それぞれのルールには、誰でも自然に取り入れやすく、続けやすい工夫が盛り込まれています。

1、収支の「見える化」で無駄をカット

家計簿やスマホの家計管理アプリを利用し、自分の収入と支出を把握しています。無意識の支出を減らすことで、毎月の余裕が生まれ、お金が減りにくくなります。実際、総務省統計局の「家計調査」でも、収支を意識的に管理している世帯は貯蓄率が高い傾向にあります。

2、必要なものと欲しいものをしっかり区別する

購入前に「本当に必要か?」をじっくり考えます。服や雑貨など、生活に必須でない物は簡単に買わず、長く使えるものや生活必需品に優先的にお金を使う習慣を持つことで、無駄遣いを防ぎます。この考え方は、ミニマリストの生活哲学にも共通し、節約のみならず心地よい暮らしにもつながっています。

3、健康維持で医療費を抑える

80代でも適度な運動やバランスの良い食事、定期的な健康チェックを習慣化し、健康を維持することで、大きな医療費負担を避けられます。厚生労働省の報告によると、健康寿命を延ばすことは医療費の削減に直結しているため、長期的に見て非常に効果的です。

この3つのルールは、大きな節約術を駆使しているわけではありません。毎日の生活のなかで少し意識するだけで継続できるのがポイントです。無負担を感じることなくお金を守り、安心した生活を送れますよ。

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出典元:石坂貴史

お金の不安を減らし、心地よく生きるために

80代でも、年金や貯蓄をうまく活かしてお金の不安を減らすことは十分可能です。大切なのは「自分の収支を把握すること」「暮らしの中で本当に必要なものを見極めること」「健康管理を怠らないこと」。これら3つの生活ルールは、単にお金を減らさないだけでなく、心穏やかで快適な老後生活を支える土台となります。

まだ若いからと安心せず、ぜひ今日からこの3つのルールを意識した生活を送りましょう。


監修者:石坂貴史

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証券会社IFA、2級FP技能士、AFP、マネーシップス運営代表者。1,000件以上の金融関連の記事制作、校正・監修を手掛けています。金融、経済、不動産、保険、相続分野が専門。お金の運用やライフプランの相談において、ポートフォリオ理論と行動経済学を基盤にサポートいたします。

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