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『毎月の電気代が高い人』は無意識にやっている…いますぐ見直すべき“3つのポイント”とは?【お金のプロが監修】

  • 2025.8.26
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

毎月届く電気代の請求書に「なんでこんなに高いの?」と驚いてしまうこと、ありませんか?実は、多くの人が知らず知らずのうちに“無意識の習慣”で電気代をかさんでしまっています。日々の生活のなかで何気なく使っている電気が、実は大きな浪費につながっているかもしれません。今回は、電気代が高い人が無意識にやっている“支払い損”となる電気代の原因をわかりやすく解説し、見直すべきポイントをお伝えします。

電気代が高くなる「見えない無駄遣い」の原因を徹底解剖!

まず押さえておきたいのは、電気代が高い人の多くが「電気の使い方そのもの」ではなく、知らず知らずに発生している“支払い損”の電気代に原因があるという点です。代表的な例としては、家電の待機電力、冷蔵庫の設定温度が高すぎる、照明の無駄な点灯などがあります。

特に、テレビやパソコン、充電器などの家電製品は、使っていなくても電源を切らずにプラグをコンセントに挿したままだと微量ながらも電力を消費し続けます。この待機電力は、家庭全体の電気使用量の約5.1%を占めると言われており、長期的に見ると大きな出費になりかねません。

また、冷蔵庫の設定温度が低すぎると、冷却に必要な電力量が増加し、結果的に電気代の負担を増やします。さらに、エアコンや照明を必要以上に使い続けるケースや、古い家電を使い続けることも電気代が高くなる大きな要因です。

日常の工夫で大幅節電!具体的に見直せるポイントを紹介

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

では、具体的にどのような点を見直せば無駄な電気代を減らせるのでしょうか?

まず、使用していない家電のプラグはこまめに抜くこと。スマートプラグや節電タップを利用すると、手間なく使わない時の待機電力をカットできるので便利です。

冷蔵庫は設定温度を適切な範囲(一般には3~5度)に調整すること、食品は詰め込みすぎないことやドアの開閉回数をできる限り少なくすることも効果的です。資源エネルギー庁のサイトによると、冷蔵庫にものを詰め込んだ場合と半分の量にして比較すると、1年間で約1,360円の節電になるとされています。(※)

また、電気を使わずに過ごせるときは必ず消す習慣をつけておくこともポイントです。さらに、電気の使用状況を見える化するモニターを導入すると、どの機器がどれだけ使っているか把握しやすくなり、節電意識が高まります。

古い家電は省エネ性能が低い場合が多いため、買い替えを検討することも賢い選択です。国や自治体の補助金・助成金を利用できるケースもあるので、活用をおすすめします。

知らぬ間に払っている無駄な電気代を賢くカットしよう!

電気代が高くなりがちな原因は、意外にも日常の“無意識”な使い方に潜んでいます。待機電力の削減や家電の適正設定、効率的な使い方など、小さな見直しを積み重ねることで、年間で大きな節約につながるのです。

電気料金の見直しと日常生活の工夫で、無駄な支払いをカットしていきましょう。

※参考:経済産業省 資源エネルギー庁|省エネポータルサイト「無理のない省エネ節約」


監修者:有限会社バード商会 代表取締役 鳥谷 威(https://financialplanertk2021.com/

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得意分野は、家計管理(とくに光熱費)と資産形成。福岡の大学を卒業後、大手ガス会社にて家庭の光熱費削減や新電力の業務に約4年間従事。クレカ請求業務も経験。
現役世代の人の家計が『今より豊かになるように』という想いのもと、約3年かけてCFP(R)資格を取得。
現在は、各種金融メディアでの執筆・監修・日本FP協会の支部相談員としても活動中。
20・30代の人に、早いうちから家計の見直しや資産形成の大切さを伝えたく日々奮闘中。