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【渋谷】スイミーの海を歩くような展示体験!レオ・レオーニの絵本づくり展@ヒカリエホール

  • 2025.8.10

「レオ・レオーニの絵本づくり展」がヒカリエホール(渋谷ヒカリエ9F)で2025年8月27日(水)まで開催中です。

小学校の教科書でもおなじみの絵本『スイミー』や『アレクサンダとぜんまいねずみ』、色と色が出会う『あおくんときいろちゃん』など、数々の名作を生み出した絵本作家レオ・レオーニ(1910–1999)。彼が絵本づくりを始めたのは、なんと49歳のときでした。

出典:リビング東京Web

原画と映像でたどる、レオーニの絵本づくり

レオーニは、アートディレクターとして活躍する一方、49歳で絵本作家として新たな一歩を踏み出しました。本展は、絵本作家としてのレオ・レオーニに光をあて、その創作の魅力を深く掘り下げる展覧会です。

出典:リビング東京Web

会場入り口

また、絵本原画の展示に加え、レオーニの世界観を映像やインスタレーションなどで体感できる特別コンテンツも本会場限定で展開されています。彼の作品に込められたメッセージ、そして世代を超えて世界中から愛され続けるその魅力を、存分に楽しめる展覧会です。

レオ・レオーニ(1910-1999)

レオ・レオーニはオランダ生まれのグラフィックデザイナー・アートディレクターで、1959年に絵本作家としてデビュー。 『あおくんときいろちゃん』以降、1年に1冊のペースで絵本を制作し、世界中で高く評価されました。日本では『スイミー』『アレクサンダとぜんまいねずみ』が教科書にも採用され、広く親しまれています。

出典:リビング東京Web

「レオ・レオーニの絵本づくり展」展示風景、ヒカリエホール、2025年

会場には、彼の多彩な技法を感じられる原画が展示されています。

出典:リビング東京Web

「レオ・レオーニの絵本づくり展」展示風景、ヒカリエホール、2025年

切って貼り合わせて、こすって混ぜて…

レオ・レオーニの作品には、コラージュやスタンピング、フロッタージュなど、多彩な技法が取り入れられています。

出典:リビング東京Web

「レオ・レオーニの絵本づくり展」展示風景、ヒカリエホール、2025年

素材の風合いや偶然のかたちを活かした表現は、彼の独創的な世界観を生み出す源。 本展では、その制作の裏側や技術にも迫る展示が充実しており、作品の新たな魅力を発見できます。

出典:リビング東京Web

「レオ・レオーニの絵本づくり展」展示風景、ヒカリエホール、2025年

レオレオリウム!レオー二の絵本ワールドにようこそ

第3章では、インタラクティブな作品を手掛けるアートユニットplaplax(プラプラックス)とBunkamuraザ・ミュージアムとのコラボレーションによって誕生した『レオレオリウム!』は、レオーニの絵本づくりにとって重要な意味を持つ「テラリウム*」と「レオ・レオーニ」を掛け合わせた本展独自の造語です。

出典:リビング東京Web

「レオ・レオーニの絵本づくり展」展示風景、ヒカリエホール、2025年

レオーニが幼い頃に夢中になって作っていたという※“テラリウム”―小さな自然を閉じ込めたその世界が、第3章の展示空間で再現されています。 絵本のシーンが映像や立体オブジェで立ち上がり、まるで物語の中を歩いているような感覚に。 五感で楽しめる、レオーニの世界への没入体験です。

※テラリウム レオーニが少年時代から好んで制作していた、ガラス製の容器に動植物を入れて飼育栽培する手法です。

出典:リビング東京Web

「レオ・レオーニの絵本づくり展」展示風景、ヒカリエホール、2025年

こちらは海の中を回遊しているような気分になる空間です。レオーニファンにはおなじみの『スイミー』の世界を体感できる展示もあります。

出典:リビング東京Web

「レオ・レオーニの絵本づくり展」展示風景、ヒカリエホール、2025年

この夏、アートな体験を渋谷で

こちらの展示エリアの一角にはレオーニが絵本制作に取り入れた技法のひとつである「フロッタージュ」を実際に体験できるコーナーがあります。 凹凸のあるものの上に紙を置いて、上からこすると模様が現れるこのフロッタージュと呼ばれる技法は『コーネリアス』のワニの鎖や、『ニコラスどこにいってたの?』の鳥の羽の部分また木の幹の質感を出すために使われているテクニックで、できあがった作品を会場に用意された壁に貼れば、“世界でひとつだけ”の作品の一部になります。もちろん持ち帰って、今年の夏の思い出にするのもOKです!

出典:リビング東京Web

フロッタージュ体験コーナー

レオーニの絵本の世界に触れ、実際にページをめくることができる閲覧スペースやフォトスポットも用意されています。

出典:リビング東京Web

絵本閲覧スペース

オリジナルグッズは文具、雑貨と豊富な種類がそろい、見ているだけでも楽しく、つい手に取りたくなるアイテムばかりです。

出典:リビング東京Web

オリジナルグッズ販売エリア

レオ・レオーニの絵本づくり展は、原画展示や映像、技法「フロッタージュ」体験など、多彩なコンテンツで彼の作品の世界観を存分に味わえます。 閲覧コーナーも充実し、見る・読む・触れる楽しさが詰まった展示内容となっています。

夏休みの思い出づくりにぴったりのこの展覧会。 お子さんと一緒に楽しむのはもちろん、大人だけでゆったりとレオーニの世界に浸るのもおすすめです。

みなさんそれぞれのスタイルで、会場で素敵な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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